貿易
「貿易」についてのNews & Topics
EU(欧州連合)の加盟国が2007年に27カ国となり、巨大な経済勢力圏としての景気動向が注目される。2006年は原油価格の高騰が各国の産業および金融市場に影響を与えた。国際経済における注目国はインドで、IT人材のレベルの高さや技術力で世界経済を席巻しつつある。生産業においては、中国が数年来の成長を続ける。その結果、中国株・インド株に投資家が流れ、この2国は金融市場でも影響力を見せている。資源が乏しい日本は機械やIT技術と、漫画やアニメといったコンテンツ産業が海外から評価されている。また、アメリカ産牛肉の輸入差し止めなど、食の安全に関する認識や基準の違いが問題となった。
学問へのアプローチ
広い視野で学ぶのであれば、国内経済に海外市場が影響を及ぼしていることを踏まえて経済学を学ぶと応用範囲が広い。「国際経済」に的を絞った学科で専門知識を得る方法もある。また、経済問題は国の政策として取り組むため、政治学、法学で施策や国際法を学ぶことでもアプローチできる。企業が行う貿易に関心があれば経営学を国際的な視点で学ぶ学科がよい。貿易の実務においては商学で通関業務や国際法を学び、通関士などの資格を取得する形がある。さらに、取引に必要な語学や世界の政治経済に広く目を向ける社会学の一部も関連する。ITも取引では必須となり「情報工学」から関わることもできる。
これからの「貿易」
WTO(世界貿易機関)による自由貿易を推進するいっぽうで、FTAやEPAと呼ばれる、2国間や数国間での自由貿易協定を結ぶケースが増えている。日本では、シンガポール・メキシコ・マレーシアなどと、貿易を中心とした協定を結んだ。貿易を考える際には自国の利益はもちろんとして、国内産業の保護・相手国の産業に及ぼす影響を考える必要がある。そして地球規模の視点で、石油を筆頭とする「限りある資源」を意識しなければならない。国際的な視野と各国の貿易に関する法律・事情に通じた人材が求められる。該当国の言語も習得したい。また円高・円安といった世界的な金融市場の把握も、貿易の現場では必須である。
「貿易」について学ぶならこの学問
![]() | |
| 国際関係学は、外交や開発援助、文化交流など、世界の国や民族の関係を総合的に研究する学問です。先進国と発展途上国、西欧圏とイスラム圏など、立場を異にする人々の粘り強い対話のもとで世界各地の紛争を解決すること、さらに地球規模で進行する環境破壊や貧困の問題に取り組むことが大きなテーマです。 |
![]() | |
| 経済学は、モノやサービスを生産して分配するしくみ=「経済」を、実証的に研究する学問です。私たちの経済社会を支える「生産・流通・消費」というサイクルを基本に、変動する現代経済の大きな波を国境を越えて検証することで、これらの経済現象を動かしている根本的な原理を解明することが最大の目的です。 |
![]() | |
| 文学は、小説や戯曲、詩歌や評論など、主に人間の感情や思想などを表現した「作品」を研究対象とする学問です。また、語学は、表現のために用いる「言葉」や「文字」を、客観的に研究する学問です。文学的な表現に加えて、コミュニケーションを目的とした「言語」も含めて研究対象とする点に特徴があります。 |
「貿易」に関係する職業
海外との輸出入契約取引などに関する、事務的な処理を行う仕事。大企業であれば実際の取引を行うのは貿易担当で、契約書類の作成や法規関連のチェックを行う。
経済協力開発機構(OECD)は、経済社会のさまざまな問題に関する研究、分析、政策提言などを行う国際機関。経済成長、開発途上国援助、自由貿易拡大への貢献を目的とする。
海外に拠点を持つ企業を取引先として行うセールス活動。自身がその国に滞在して海外企業と直接取引をするほか、代理店となる現地企業を日本から管理・バックアップしていくケースもある。
近年の国際化に伴い、有能な通訳へのニーズが高まっている。通訳は国際会議、政府や企業間の交渉、講演会、商談などの場で活躍している。


