高齢化社会
「高齢化社会」についてのNews & Topics
現在、日本は人口の5人に1人以上が65歳以上の高齢者。スウェーデンと並ぶ、世界有数の高齢国である。人が長く生きられるのはよいことだが、いっぽうで高齢化による問題も発生している。たとえば、年金、介護保険、医療については、現行の制度を維持できるかどうかが危ぶまれている。これらはいずれも、国民が安心して暮らすために欠かせない大切な制度。対応を間違えると国の根幹を揺るがせかねない。日本は今まで、さまざまな分野で欧米先進国のやり方を取り入れながら国を発展させてきた。しかし高齢化については、手本とすべき国がどこにもない。今後、高齢化は多くの国で進行する。高齢化先進国・日本のあり方に、世界中が注目している。
学問へのアプローチ
高齢化は、福祉や社会政策と密接な関係をもつ。このようなテーマについて学びたいなら、社会福祉学がお勧めである。福祉の歴史、いま実施されている制度の中身、他国の取り組みなどについて、総合的に理解することができるだろう。福祉に関する調査、分析などを試みることもできる。いっぽう、国や地方が行う政策の一つとして高齢化の問題を考えたいなら、政治学や法学を学ぶとよい。福祉がどのような思想に基づいて生まれたのか、現在どのような考えに基づいて制度が運営されているかを知ることができる。このほか、福祉の現場で働くことに関心があるなら、医療、保健、看護、リハビリテーションなどを学び、専門技術を身につけるとよいだろう。
これからの「高齢化社会」
高齢者に関係のある仕事は数多い。現場で働きたいなら、社会福祉士として相談・指導、ケースワークなどの業務に携わったり、介護福祉士として実際に介護業務を担当する道がある。理学療法士、作業療法士をはじめとするリハビリテーション関係の資格をとれば、それぞれ専門的な方法で高齢者の福祉に貢献することができる。もちろん、看護師や医師も、高齢者のために活躍できる職業といえる。法や制度を整備することで高齢化の問題に関わりたいなら、地方自治体が実施する福祉系の公務員試験を受けるのが適切な選択である。合格・採用されれば、福祉政策を策定したり、政策運営の第一線で活躍する道が開けるだろう。
「高齢化社会」について学ぶならこの学問
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| 社会学は、企業や家庭、学校といった、社会を構成するさまざまな人間集団(組織)のしくみや働きを解明し、現代社会で起きるさまざま社会現象や社会が抱える問題に対して、その原因を探る学問です。社会の構造や現象をあらゆる角度から実践的に検証することで、私たちの人間社会そのものの姿に迫ります。 |
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| 環境汚染と資源枯渇、人口爆発と食糧不足、貧困や生活環境の悪化など、地球規模で解決すべき社会的なテーマを取り上げ、それらに学際的なアプローチを行なう新しい学問領域です。複雑な問題の根本原因を法学・経済学・経営学・社会学などの手法で解明し、長期的な目標を立てて、政策提言することが究極のテーマとなります。 |
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| 国民の保健と衛生を守るための実践技術、および医療検査の技法や医療現場で使用する機器の管理と設備、リハビリの技法について研究する学問ジャンルです。保健師や衛生士のほか、放射線技師や医療検査技師、理学・作業療法士など、医師、薬剤師、看護師などとともに医療現場を支えるスタッフを養成します。 |
「高齢化社会」に関係する職業
福祉の専門知識と介護技術を身につけた、介護のスペシャリスト。主に高齢者や障害者を対象にした入所・通所施設で、利用者の食事、入浴、移動、排泄などの身体介護を担う。
利用者の自宅を訪問して生活全般をサポートする、在宅介護の中心的な担い手で訪問介護員とも呼ばれる。“身体介護”と“家事援助”の2つの仕事がある。
高齢者の自宅を訪問し、本人や家族のニーズを把握して介護計画(ケアプラン)を作成し、個々の事情に応じた介護・医療サービスを提供する。
医療や福祉の分野で、相談者の窓口となる専門家。福祉サービスの援助を必要としている人やその家族に対して、関係機関と連携して適切なサービスが受けられるように援助する。


