自然生態系
「自然生態系」についてのNews & Topics
自然生態系は、「ホメオステーシス」という自動制御機能を持つシステムであり、一定の地域における動物や植物の数は食物連鎖などによって自動的に調整されている。しかし、近年は「地域」の定義づけが難しくなり、生物の連鎖もより複雑化している。たとえば、山奥の森林と海に住む魚とでは一見何の関係もないように見えるが、木が作り出す栄養素が川に流れ込み、それが海の養分を豊かにすることで魚が成長するという関連性も指摘されている。
また、発展途上国の農林水産物を先進国が大量消費するという、経済を仲介にした生態系への影響という問題も存在する。生態系の研究は、より多角的に、しかもグローバルな視点へと動きはじめているのである。
学問への自然生態系
生態系に生きる動物や魚からのアプローチであれば「生物学」「動物学」「化学」「水産学」などの分野が考えられる。一方、里山保護や森林開発という視点からアプローチするのであれば「農業経済学」「農業工学」「森林科学」などの分野に進むとよい。ちょっと変わったところでは「獣医学」がある。これは、病気を治療するというだけではなく、動物たちの健康や食生活を研究しながらのアプローチである。
これら自然科学系の学部に対し、社会科学系では「経済学」において生態系保護に関する税制度、「法学」において生態系を守るべき法制度の整備、そして「政治学」で国際間の枠組みでの生態系の持続性について勉強するチャンスがあるだろう。
これからの「エコロジー」
人間の豊かな生活が自然生態系を破壊してきた歴史を省みて、その保護に積極的に関わらなければならないという認識は、ここ数年で急速に社会の合意を得るようになった。個人レベルではNPOやボランティア活動を通して、また企業は社会貢献活動(CSR)として、そういった活動に資金を提供することも評価の対象になっている。
国際的な枠組みでの生態系保護運動も活発で、たとえば水鳥の生息地として国際的に保護すべき湿地帯を定めた「ラムサール条約」では世界の1500以上の湿地帯が登録され、うち33ヵ所は釧路湿原など日本の湿原である。自然生態系に関わる活動は、あらゆるレベル、あらゆる地域で今後ますます高まっていくに違いない。
「エコロジー」について学ぶならこの学問
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| 環境汚染と資源枯渇、人口爆発と食糧不足、貧困や生活環境の悪化など、地球規模で解決すべき社会的なテーマを取り上げ、それらに学際的なアプローチを行なう新しい学問領域です。複雑な問題の根本原因を法学・経済学・経営学・社会学などの手法で解明し、長期的な目標を立てて、政策提言することが究極のテーマとなります。 |
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| 生物学は、自然界で生きる多様な「生物」を研究する学問です。生物の身体の構造、生物の身体内部の働き(=生理)および運動や行動のメカニズム(=生態)、さらに発生や成長といった生命現象、遺伝や進化にいたるまで、幅広い領域を研究対象とし、生物がもつ多様性と、共通性を導き出すことが最大の目的です。 |
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| 森林科学は、山林で収穫される「林産物」を中心とした森林資源および山林の環境について、総合的に研究する学問です。森林に生息する樹木や動物の生存環境、水源としての山林の環境を守りながら、木材や茸類、木の実などの有効な森林資源を利用していくことが、最大のテーマとなります。 |
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ネイチャーガイドとは山や海などのアウトドアフィールドでガイドをする仕事。トレッキングやカヌー体験、秘境ツアーなどを通して、自然の素晴らしさを伝える。
環境省の出先機関である自然保護事務所に所属する国家公務員であり、開発行為の許認可、野生動物の保護、国立公園内のパトロール、美化清掃などに関わる。
農業は野菜・花・植木といった植物を栽培して市場に出す仕事。農業のうち、乳牛・肉牛・豚・鶏の飼育と生産を畜産という。漁に出たり沿岸で養殖したりして海産物を得る仕事は、水産業と呼ばれる。



