メタボリック・シンドローム
「メタボリック・シンドローム」についてのNews & Topics
いままで「肥満」「中年体型」「ビール腹」といったあいまいな表現に慣れた私たちに、メタボリック症候群という医療的な言葉は衝撃を与えた。2005年にメタボリックシンドローム診断基準検討委員会によって、日本人向けの数値として具体的な診断基準が発表されたことも大きな反響を呼んだ理由である。これによれば、腹部周囲が男性で85センチ、女性で90センチ以上でかつ @高トリグリセリド血症、低HDコレステロール血症の値 A収縮血圧、拡張血圧の値 B空腹時の血糖値が、基準値を超える場合にメタボリックシンドロームと診断される。こうした基準の明快さが反響を呼び、メディアのニュースや情報番組でこの言葉がすっかり定着したのも、現在の人々がそれだけ食や健康にまつわることに敏感になっている証明といえそうだ。
学問へのアプローチ
メタボリック症候群への対応には、栄養管理を行った日々の食事や適切な運動が欠かせない。こうした指導や監修を担当する、食物学専攻や管理栄養士取得を目指すコースの注目度は近年ますます高まっている。また福祉栄養学や栄養マネジメントといった視点からの研究や、食とメンタルな部分の関係を学ぶ分野でも新しい研究が進んでいる。また医療・薬学分野との連携も密接になっており、こうした多面的な取り組みが、メタボリックシンドロームの予防や症状を抑えるための効果を生んでいるようだ。またこうした取り組みをより発展させ、臨床栄養管理や介護栄養管理に活かしていこうとの動きも活発になっている。
これからの「メタボリック・シンドローム」
生活習慣病とよばれる主な疾患「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」は個々の原因で発症するのではなく、内臓に脂肪が蓄積した肥満によるものと考えられている。この症状によりさまざまな病気が引き起こされた状態を「メタボリックシンドローム」と呼んでいる。この症状は、日常の食生活や運動習慣のアンバランスだけでなく、職場や生活環境からひき起こるストレスも原因になっているといわれ、加齢に比例して増えていくとされるが、まず何をおいても食習慣を見直すことが大切だとされている。状況の改善を医療や投薬のみで解決しようとするのではなく、個々人の日常での取り組みが重要であり、結果的に効用も大きくなると言われている。
「メタボリック・シンドローム」について学ぶならこの学問
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| 栄養学は、人間の身体とエネルギーをつくる「栄養」について、総合的に研究する学問です。食物に含まれる栄養成分の分析を基礎に、人間の食事に伴う生理作用、消化吸収のしくみを検証するとともに、人間の身体をつくり、健康を維持していくための効率的な栄養の採り方を研究します。 |
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| 食物学は、家庭の中での「食」について総合的に研究する学問です。調理の理論と技術をはじめ、食物に含まれる栄養を利用した健康づくり、食品の加工・保存法などが研究テーマとなります。食品の成分分析など化学的な視点が中心となりますが、世界の食生活の多様性、食文化などの文化面も重要な研究テーマです。 |
「メタボリック・シンドローム」に関係する職業
栄養士とは、栄養関係の専門知識を持ち、学校、病院など一度に多くの食事を供給する施設でメニュー作りや栄養管理を行う仕事。管理栄養士は、栄養士や調理師を指導する。
学校や病院など、集団施設での給食調理から、旅客機や船舶内での食事、街の食堂やレストラン、高級料亭、各国料理店まで、調理師の活躍の場は幅広い。
テレビや雑誌、広告などで紹介される料理の準備や、テーブルセッティングを行うのがフードコーディネーターの仕事である。しかし、実際の活躍の場は、さらに多岐にわたる。
料理の専門家として、料理法の開発、料理のアドバイス、料理専門誌や書籍への執筆、テレビ番組への出演、専門学校の講師などの仕事を担う。

