幼児教育
「幼児教育」についてのNews & Topics
1947年の制定以来59年ぶりとなる改正教育基本法案が可決された。社会の情勢変化や、こどもたちの周辺環境の変化に対応した、新しい方針が盛り込まれたとして、教育界のみならず、各方面から注目を集めた。そのいっぽう、財政制度審議会において議論が行われていた「幼児教育の無償化」は見送られた。現在私立幼稚園運営費の半分以上が公的補助となってはいるものの、この公的補助額と出生率の間に関連性が乏しいとのことで、「少子化対策として無償化を行うには効果に疑問」とされた。幼児教育を少子化の対策のみとして扱うのではなく、総合的な視点からとらえ、よりよい環境を整備していくために多方面から議論されることがのぞまれる。
学問へのアプローチ
こどもたちが育つためにふさわしい、豊かな環境や社会条件についての研究が進められている。「幼児教育学」や「幼児発達学」「幼児保育学」において、幼児の健やかな発達に相応しい環境の研究がさらに進められている。また幼児教育の基礎になる家庭にスポットをあてた「家庭論」「環境論」「親子学」といった分野からの学問的アプローチが積極的に行われ、幼児教育を多面的にとらえる動きも活発だ。さらにこどもをめぐる地域文化や環境、児童福祉環境、芸術的環境、社会インフラ的環境等の総合的な視点から、幼児の教育について検討し、子育て環境の充実やこども文化の創造を実践的に行っていく取り組みも成果をあげている。
これからの「幼児教育」
幼児教育をめぐる新しい動きが始まった。各自治体の子育てボランティア制度の広がり、「高齢者デイサービスと幼児の保育を共有化した施設」で双方によい影響があると認められたりしている。こうした保育園や幼稚園の枠にとどまらない、幼児教育面でのさまざまな取り組みが効果をあげているようだ。厚生労働省と文科省との連携により保育園と幼稚園の相互協力、いわゆる「幼保一元化」の取り組みも進んできており、保護者や幼児が利用しにくかったこれまでの規制やあり方を考え直すという動きが生まれている。こうして幼児教育が総合的に整っていくことで、こども達が健やかに発育する環境がよりよいものとなる、と期待も大きくなっている。
「幼児教育」について学ぶならこの学問
![]() | |
| 児童学は、「子育て」や家族関係について実証的に研究する学問です。子供がともに暮らしている親子・きょうだいの関係を中心に、学校、地域社会における育児環境が研究対象となります。身体の発育の過程を見守り、子供がもつ個性を大切にしながら、精神の成長と知能の発達を促していくことが最大の目的です。 |
![]() | |
| 教育学は、人間に知識や技能を与え、能力および内面的な成長を促す「教育」を、実証的に研究する学問です。教育の理念や原理、教育を司る自治体や政府の役割、各国の教育の実態など、「教育」についてあらゆる角度から検証し、教育とは何かという本質に迫ることが大きなテーマとなります。 |
![]() | |
| 学校教員として必要な技能や学識を研究する分野です。小学校・幼稚園など教える対象に応じた実践技能を体得することが最大のテーマとなります。教科ごとの内容分析や検証に加え、理解度別の教育指導方法、学力評価のための問題作成や採点の方法など、学校現場における実践的なテクニックが重要になります。 |
「幼児教育」に関係する職業
学校や病院など、集団施設での給食調理から、旅客機や船舶内での食事、街の食堂やレストラン、高級料亭、各国料理店まで、調理師の活躍の場は幅広い。
人間形成の基礎となる時期の子どもを指導する重要な役割を担う。国公立・私立幼稚園で子ども達を指導する幼稚園教諭は、子ども達と接することが好きな人には強い人気がある職業。
幼児保育のプロフェッショナルを「ナニー」といい、欧米では普及している職種である。在宅もしくは訪問で保護者に代わって幼児を預かり、育児を助ける仕事。
教師は小・中・高等学校や盲学校などの教員、塾講師は学習塾や予備校の教員を指す。教師になるには教育職員免許状の取得が求められるが、塾講師には特に資格制度はない。


