幼保一元化
「幼保一元化」についてのNews & Topics
就学前のこどもを預かる主な施設である、幼稚園と保育所。近年は、少子化によって幼稚園の定員割れが進んでいる反面、働く親の増加に伴い保育所等の待機児童の問題が目立っている。こうした状況の中で、幼稚園と保育所のよいところを活かして、その両方の役割を果たす「幼保一元化」施設「認定こども園」制度が、2006年10月にスタートした。
2007年8月1日までに認定された「認定こども園」の件数は、全国で105件である。幼稚園は文部科学省所管、保育所は厚生労働省所管であるため、両省は幼保の連携をさらに進めようと幼保連携推進室を設置するなど、都道府県や市町村の幼保連携担当部局と協力して取り組んでいる。
学問へのアプローチ
幼稚園、保育所、認定こども園などの施設でこどもを保育・指導する仕事に就くには、国家資格である保育士資格や、幼稚園教諭免許を取得することが必要だ。取得にはいくつかの方法があるが、大学では、「児童学」「教員養成」「教育学」などの分野で学び、資格取得をめざす。
「幼児保育学」や「幼児教育学」の基礎知識のほか、音楽や美術関係の実技指導やコミュニケーション能力も必要とされる。幼保一元化に伴い、一定の在職経験を持つ保育士に幼稚園教諭試験の受験資格が与えられたり、幼稚園教諭が保育士試験を受験する際には試験の一部を免除するなどの優遇措置がとられ、幼稚園教諭と保育士の資格併有の促進がなされている。また、幼保一元化に対応し、両方の資格をとれるようカリキュラムを充実させている大学もある。
これからの「幼保一元化」
幼稚園と保育所では、保護者が働いているかどうかで利用する施設が限定される、こどもが少ない地域で両施設が別々に設置されているとこどもの成長に必要な規模の集団が確保されにくいなど、多くの課題がある。そこで、制度の枠組みを越えた柔軟な対応が求められ認定こども園が誕生した。
認定こども園の内容は、幼稚園教育要領と保育所保育指針の目標が達成されるよう就学前の教育・保育を一体としてとらえ、一貫して提供することである。また、地域における子育て支援を行う機能を持つことも大切な役目として掲げられている。こうした現状をふまえ各人の事情に配慮しつつ、こどもへの教育・保育の全体的な計画を編成し、小学校教育への円滑な接続、子育て支援などに対応しうる人材が求められている。
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| 教育学は、人間に知識や技能を与え、能力および内面的な成長を促す「教育」を、実証的に研究する学問です。教育の理念や原理、教育を司る自治体や政府の役割、各国の教育の実態など、「教育」についてあらゆる角度から検証し、教育とは何かという本質に迫ることが大きなテーマとなります。 |
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| 児童学は、「子育て」や家族関係について実証的に研究する学問です。子供がともに暮らしている親子・きょうだいの関係を中心に、学校、地域社会における育児環境が研究対象となります。身体の発育の過程を見守り、子供がもつ個性を大切にしながら、精神の成長と知能の発達を促していくことが最大の目的です。 |


