生涯スポーツ
「生涯スポーツ」についてのNews & Topics
生涯スポーツとは、一生涯にわたりスポーツ活動をすること。プロあるいは競技者としてではなく、一般人が健康と体力を維持するためにするスポーツを指す。2002年制定の「健康増進法」では、健康のためのスポーツを国民に奨励している。
日本のこどもの多くは学校の体育や部活動でスポーツを始めるが、卒業とともに「引退」する。人間の身体能力は20歳を前にピークに達し、その後は下降の一途をたどる。忙しい社会人にとってスポーツを続けることは簡単ではないため、スポーツクラブや公共施設などスポーツをもっと身近にするための環境づくりが求められる。また、子供からお年寄りまで、幅広い年齢層の人にスポーツの楽しさを伝える人材の重要性が高まっているといえるだろう。
学問へのアプローチ
スポーツ競技を専攻する「体育学」のほか、総合・学際系統の「人間科学」、教育系統の「総合科学」にもこの領域を学べる学科が設置されている。
「体育学」では、人間の運動能力と身体機能についての理論、体力づくりと各競技の実技によって自己のスポーツ技能を高めるとともに、競技の戦術やトレーニング方法、スポーツによる健康づくり法など人にスポーツを指導するための技法を学ぶ。さまざまな年齢や職業の人に適した教え方を追究するには、「心理学」「教育学」「児童学」の手法も導入する。
ケガからの回復やリハビリについて学ぶ「医療技術学」、ケガや病気の原因と治療法、食事の栄養について研究する「医学」「栄養学」の知識も重要な項目だ。
これからの「生涯スポーツ」
生涯スポーツを学んだ人の進路としては、学校の体育教員、企業スポーツの指導員のほか、地域のスポーツ施設やスクールに勤務するインストラクターといった職種がある。
今、生涯スポーツの現場では、参加する人の目的が「健康回復や体力維持のため」のほか、「自己を鍛えて限界に挑戦するため」「身近な人たちの交流や楽しみのため」など多様化していることが指摘されている。スポーツ人口の増加に伴い種目も多彩になり、新しいスポーツも次々に紹介されている。
こうした現状を踏まえ、生涯スポーツや地域スポーツの場面では、施設の拡充や時間的に効率のよい施設の運用、有能な指導者の育成など、環境を総合的に整備していくことが求められている。
「生涯スポーツ」について学ぶならこの学問
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| 体育学は、発達期にある子供の体力養成を中心に、スポーツ競技の技術向上や健康な身体づくりをめざし、「運動」を幅広く研究する学問です。人間の運動能力の理論的な検証をはじめ、スポーツ競技の実践とその指導法、スポーツ行事の運営などを研究し、主に、学校の保健体育の教員を養成します。 |
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| 人間科学は、人間の心と身体のしくみを解明するとともに、人間が生きている社会や環境を研究し、《人間はなにか》という根源的なテーマに迫る学問です。動物としての「ヒト」、文明を作りあげてきた「人類」、社会や組織の中で活動する「人間」など、人間がもつさまざまな側面を統一的に理解することめざします。 |
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| 教育学は、人間に知識や技能を与え、能力および内面的な成長を促す「教育」を、実証的に研究する学問です。教育の理念や原理、教育を司る自治体や政府の役割、各国の教育の実態など、「教育」についてあらゆる角度から検証し、教育とは何かという本質に迫ることが大きなテーマとなります。 |
「生涯スポーツ」に関係する職業
プロ野球・ゴルフ・ボクシング・サッカー・バレーボールなど、スポーツを通じて生計を立てる仕事。プロチームに所属して専念する、または企業などのスポンサーを得て競技生活を続けるケースがある。
野球・相撲・サッカー・バレーボールなどの人気競技から、フィギュアスケートやヨット・ウエイトリフティングといった特殊なスポーツまで、それぞれの競技の審判を行う仕事。
スポーツジムや運動施設などで、スポーツを行う人を指導する仕事。健康の増進やストレス解消・ダイエットなどを目的にスポーツ人口は拡大しており、スポーツインストラクターへの期待は高い。


