HOME > 保護者のための大学進学ガイド > 保護者のための大学進学早わかりガイド > 志望校をたぐり寄せる方法とポイント
保護者のための大学進学早わかりガイド

News&Topics

志望校をたぐり寄せる方法とポイント


$Alt
 少子化による大学間の競争も激しくなっていますので、大学の魅力を広くアピールして「よい学生を集めたい」というのが大学側のホンネ。どの大学もこぞって大学案内や進学相談といった伝統的な手段に加え、ホームページによる情報の発信やオープンキャンパスを活発に展開しています。せっかく発信されている大学の情報ですから、活用しない手はありません。ここでは情報収集のためのノウハウを紹介します。

志望校の詳細が知りたいけど、どんな方法があるの?


◎受身の姿勢では必要な情報は得られない
 同程度の学力を持った受験生が二人いるとすれば、明暗を分けるのは「志望校をどれだけ研究しているか」です。少子化の今、大学は求める学生を獲得するために、パンフレットをはじめHP(ホームページ)、進学相談会やオープンキャンパス、受験情報誌などを通じて受験生にさまざまなアピールをしています。それを活用しない手はありません。大学の入試課にメール等で問い合わせれば、丁寧な回答が得られる時代です。必要な情報を押さえれば、入試に臨むそのときまでに何をすればよいかが見えてくるはずです。

◎受験情報の収集は5月から本格化。夏休みは役立つイベントが盛りだくさん。
 部活動をしているお子さんに多く見られるのが、夏の大会を終えてようやく受験生の自覚がめばえるという問題です。しかし、それではスタートで出遅れたようなもの。各大学では4月〜5月の上旬には大学案内パンフレットを配布し始め、進学相談会も各地で開催されます。ライバルのお子さんたちは、夏休みにオープンキャンパスに参加し、「この大学を受験するんだ」という気持ちを高めているのが普通です。5月になってもお子さんがノンビリしているようでしたら早く気持ちを切り替えるよう促すことが必要です。

大学選びの際、ポイントとなるのは何?


◎教授の陣容、カリキュラムや授業の編成、etc.…  意外に重要なのが、「大学の歴史」
 難易度や偏差値は、大学を知る指標の1つに過ぎません。大学を理解する上で重要になるのは、どんな研究に取り組む教授がいるのか、カリキュラムや授業の編成にいかなる特徴があるのか、伝統的に社会のどんな方面に人材を送りだしているのか、といったところです。例えば、文学部で「心理学」を学ぶにしても、実験を中心とした心理学の基礎部分に取り組む教授が多い大学なのか、それとももっと応用的な臨床心理学に強い教授が多い大学なのかによって、だいぶ中身が異なってくるのです。
 いずれ留学を、と考えているお子さんなら、どういった国々に海外提携校を持つ大学なのかあらかじめ知っておくことが大切でしょう。
 意外に重要なのは、その大学がどのような歴史を持っているのか−です。過去の話なのでこれから大学で学ぶお子さんには関係がない、ということはありません。現在はどの大学も例外なく、他大学との競争に勝ち抜くために個性を強調してアイデンティティを確立することが重要と考えています。自らの歴史を振り返り、未来の大学作りを模索しているところです。大学の歴史を知ることは、社会がその大学についてどのような見方や評価を持っているのかを知ることにもつながるのです。

大学選びに役立つインターネットの効果的な活用法は?


◎大学が発信する情報を入念にチェック
 今は、どの大学も、HPを使った情報発信に積極的に取り組んでいます。紙製のパンフレットには掲載されていない過去の入試問題を見ることができたり、オープンキャンパスの実施に関する速報性の高い情報が入手できるなど、インターネットでしか得られないサービスが少なくありません。大学に入試担当の職員がいる時間は限られていますが、昼夜を問わず大学に質問できたり、ワンクリックで大学案内や願書が請求できるのも、インターネット利用の大きなポイントです。
 インターネットに接続できる携帯電話を持つ受験生がここ数年でかなり増えてきましたが、最近の傾向として携帯電話用のHPを解説する大学が目立って増えています。

◎複数の大学の情報を比較して賢く絞り込み
 大学のHPから得られるのは、一つの大学の情報に過ぎません。複数の大学を比較して検討することも、重要な作業となります。その際に役立つのが、学びたいことから志望大学が探せる「インターネット版 逆引き大学辞典」です(http://www.gyakubiki.net/パソコン・携帯電話共通)。インターネットならではの検索機能、最新情報が充実しており、自分の興味や関心に合った学科や大学を検索したり、職業・進学適性診断や大学パンフレット申込みも簡単にできます。また、大学や進路・入試に関するニュースは、最新のものと併せて過去のものも閲覧可能。いつでも調べることができます。ぜひパソコンのお気に入りに登録することをお勧めします

【文章 大学教育研究所】
情報収集のいろいろ

大学案内(パンフレット)
 最も一般的な情報源。私立大学の場合、@大学に電話で問い合わせするA大学のHPから請求するB進学相談会に参加して入手するC進学情報サイトから請求する――などの方法があります。例年受験生に大学の魅力をアピールしようと力の入った内容になっており、建学の精神、大学の歴史から、学部学科、キャンパスライフ、就職、入試概要までと、大学について一冊ですべてがわかるようになっています。
 例年遅くとも7月ぐらいまでには各大学で大学案内が出そろいます。

シラバス(授業計画書)・履修要項
 インターネットでシラバス・履修要項を公開している大学がたくさんあります。高い学費を支払うわけですから、具体的な授業内容(授業内容、教材、テストの仕組み等)を事前に知ることが重要です。同じ名称の授業科目でも、受験生の興味・関心に合っているかを複数の大学で比較しながら検討するとこが重要です。入手方法は大学案内とセットになっていたり、高校の進路指導室に送られているケースもあります。

オープンキャンパス
 大学選びのシーンでも「百聞は一見に如(し)かず」。大学の雰囲気というものは実際に訪れてみないとわかりません。大学生活を実際に体験できるこのイベントは一般に高校の夏休み期間を中心に各大学で開催され、模擬授業、学食メニューの試食、進学相談、キャンパスツアーなどが体験できます。こちらも進学相談会同様、事前に申し込みが必要な場合があります。最近では、オープンキャンパス以外でも個別の大学見学(要予約)に応じる大学も見られます。

進学相談会
 受験生に入試情報を提供するイベントのことで、複数の大学による合同開催の場合もあります。5月ごろから全国の主要都市や各大学で開催されます。入試に関する疑問など、大学のスタッフに直接質問する絶好のチャンスです。
 大学案内や入試の過去問題集、その他の入試に役立つ資料も用意されており、積極的に活用することをお勧めします。開催情報はインターネットや受験情報誌、大学案内で告知しています。なお、事前に申し込みが必要な場合があるので注意が必要です。

大学見学会
 キャンパスツアーは大学が年に数回、あらかじめ日にちを設定して開催するものですが、受験生個人や高校単位のリクエストに大学が応えて実施されるのが大学見学会です。大学によって呼び名も中身もさまざまですが、キャンパスツアーに比べると規模が小さく、現役の大学生や大学の職員が大学を案内するパターンが多いようです。高校単位で実施される場合は、大学の教授の研究室が見学できたり、模擬講義が開かれることも少なくありません。