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子どもの受験が見えてくる入試の仕組みとスケジュール 総合型選抜と学校推薦型選抜

受験期のお子さんをうまくサポートするためにも、入試の基本的な知識は必要です。受験生の保護者を対象にしたアンケートでも関心事の第2位に入試制度がランクインしました。「大学入学共通テスト利用入試」や「指定校推薦入試」など大学受験を経験した先輩保護者の5割以上が内容を「よく知っている」と答えた重要ワードを中心に、多様化する入試制度の要点とおおまかな入試のスケジュールをここで押さえておきましょう。

総合型選抜と学校推薦型選抜

9割以上の大学が実施する学校推薦型選抜

国公立大学も含めて今や全大学の9割以上が実施し、中には定員数の半分を募集する大学もあるなど、ポピュラーな入学ルートとなった学校推薦型選抜。右の表のように、いくつかの種類がありますが、基本的には高校の推薦を受けて出願し、学科試験以外の方法で合否が決まる制度です。指定校推薦は私立大学だけで行われ、高校が大学の指定校になっていなければ応募できません。一方、公募制推薦は出願条件が穏やかなうえ、条件をクリアしていれば誰でも応募できますが、高倍率になることもあります。

推薦入試の種類

指定校推薦入試 大学が高校を指定して募集。人数制限があり、高校が校内選考を行います。これを突破さえすれば、合格率はほぼ100%。ただし、併願はもちろん合格後の辞退は原則できません。
公募制推薦入試 学校長の推薦は必要ですが、国公立大学を除いては応募条件が比較的穏やかで、基本的に誰でも出願できます。国公立大学は基本的にこのタイプ。書類審査のほか、小論文や面接が課されます。

大学が求める人材を大学独自の方式で選抜する総合型選抜

総合型選抜は近年、実施大学が急拡大している注目の入試方式。大学独自の方法で大学が求める人材像(アドミッション・ポリシー)にふさわしい学生をじっくり選抜する入試です。書類審査や論文が求められるほか、面接や面談を重ねて合否を判定します。ほかにもプレゼンテーションや大学の講義を受けてレポートが課されるなど大学によって選抜方法はさまざま。受験生の個性や研究活動などへの意欲が判断基準となります。選考期間が長いことが多いので、選考の方法を調べ事前に十分な対策を立てる必要があるでしょう。

総合型選抜の代表的な選抜方法の例

入試スケジュール

※このスケジュールは一例です。大学によってはこのスケジュールと異なることもありますので、詳細は大学ごとにご確認ください。

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