合格体験レポート AO入試
将来の夢を実現するため、経済学部のAO入試を受験。部活動を通して成長した自分をアピールして見事合格
千葉経済大学 経済学部 2年/2014年度
上野 知風さん
AO入試で準備したこと
ウェディング業界やテレビ制作関係の仕事に興味がある上野さん。受験ではいくつかの大学を訪問し、恵まれた環境と学びやすい雰囲気が気に入って千葉経済大学を選択。面接の場で、自分の長所をアピールしてAO入試の合格をつかみました。将来の進路を最終的に決めるまで、大学4年間でいろいろと経験を積みたいという上野さんに、AO入試成功の秘訣を聞きました。
オープンキャンパスで先生・先輩の温かい雰囲気に触れたことが決め手
高校の頃に、ウェディング関係の仕事に就職したいと思いはじめ、最初は専門学校を中心に進路を考えていました。両親や周囲の人たちの助言もあって大学進学を決めたのは、高校3年生の夏休み直前とかなり遅いタイミングでした。
パンフレットを見て興味を持った千葉経済大学のオープンキャンパスに参加し、その上京の際にいくつか他の大学も訪ねて雰囲気や環境を比較しました。決め手は少人数制で、先生や先輩方もフレンドリーで居心地がよかったです。引っ込み思案な私でもみんなの中で積極的に行動できそうだと思いました。また、大学のある千葉市周辺は、都会でありながら広々としていて緑が多く、環境面でも気に入りました。2度目のオープンキャンパスで訪問したときに、この大学に入りたいとあらためて実感。高校3年の8月末には願書を提出しました。
インターネットで情報を集めて質問の傾向を分析し、面接対策に生かしました
「AO入試」の出願の際には、志望理由と将来の目標、自己アピールを記述した書類のほか、「新聞は世の中に必要か」をテーマにしたレポートが課されました。少し戸惑ったのは自己アピールでした。周りの人に相談して、努力を惜しまないという自分の長所に気づいたのでそれをアピールするようにしました。
また、課題レポートについては、知り合いの人に頼んでニュースや解説記事の中から「新聞の購読者の減少」「社会的な役割の変化」に関する資料を集め、論点をまとめながら自分の意見を述べました。
面接対策では、インターネット上で過去に千葉経済大学の面接を受けた人からの情報を集めました。実際にあった質問項目の中から30項目以上ピックアップしてノートに書き出し、自分なりの回答を記述。このノートをもとに、先生たちに何度もお願いして集中的に模擬面接を繰り返しました。
自分の長所を自覚し、印象づけるためのアピール力を磨きました
AO入試は、人から評価をもらって推薦されるのではなく、いわば「自分の能力を示し、自分で推薦する」入試制度ですから、まずは自分自身の長所と短所をよく知ることが第一。そしてこの大学で勉強したいという熱意とか、高校でがんばってきたことについて、どれだけ大学側に印象づけられるかが重要だと思います。私の場合は、高校時代から始めた吹奏楽部での努力について話しました。初心者だったけど少しでも他のメンバーに近づくためにあきらめずに練習し続けた経験を、具体的なエピソードを交えて自分の言葉で伝えたこと。それが合格につながったと思います。
入学してからは、ウェディング関係のほかテレビ制作にも興味が出てきました。ウェディングとかテレビ制作などと一口にいっても職種はいろいろあるので、大学の勉強や4年間の経験を通して、じっくりと決めていこうと思っています。
ADVICE
入試担当の先生に聞きました!
入試広報センター 魚野力さん
AO入試では、特にコミュニケーション能力を重視しており、面接の場でいかに上手に会話のキャッチボールができるかが評価のポイントとなります。また出願時には「事前課題」として、約600字の事前課題を課しています。これは面接では測れない文章表現力や漢字の知識など、基礎学力を把握することを目的としています。また、入試と推薦入試の入学手続者を対象として、入学前教育を開き、レポート作成についてフォローアップをしました。
AO入試は大学と学生が相互に理解し合うことが最も大切です。パンフレットを見て大学に興味を持ったら、オープンキャンパスなどの機会を利用して実際に大学に足を運びましょう。また、その際に個別相談や模擬授業にも参加して、大学の特徴をよく理解したうえで志願することをおすすめします。