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新しい学びを知ろう!新増設 大学・学部・学科特集

学習院大学

新設学部・学科レポート

2016年、52年ぶりに新学部「国際社会科学部」を開設
経済・ビジネスの世界で国際社会に貢献できる人材を育成する

新設予定学部・学科

  • 国際社会科学部/国際社会科学科

1877年(明治10年)開設の「学習院」を母体にもち、早くから国際社会に目を向けた教育を進めてきた学習院大学では、新たな社会のニーズに応え「国際社会科学部」を新設します。英語によるコミュニケーション能力と高度な課題解決力を養成し、国際社会で通用する人材を育成します。

新設の背景

伝統の上にさらなる国際化に目を向けた学部を新設する「学習院」の新たな挑戦

 学習院は、黒船の到来によって近代化の必要性に気づいた幕末の指導者が、子弟の教育のために京都に学習所を置いたところに始まっています。つまり、早い時期から「国際社会」に目を向けた教育を行ってきたといえます。4学部16学科を擁する総合大学として、学生の国際体験を促すために、あらゆる方向からカリキュラムを工夫してきました。

 世界でもまれに見る高度成長を遂げた戦後の日本経済。今や日本の製品やブランドは世界中に広がっています。その意味で、日本の「モノの国際化」は大いに進みました。経済拡大の時代が終わりを告げた今、日本の企業ではこれまで培った生産方法やサービスのあり方を世界的に展開しようとしています。そこで求められるのが、世界各地を舞台に、現地の人と交渉し仕事を進められる人材の育成、すなわち「人の国際化」です。学習院大学ではこうした背景を踏まえ、グローバル人材の育成に正面から取り組む学部として新しく「国際社会科学部」を開設します。

英語能力を高め、国際化する時代を社会科学の視点でとらえる「国際社会科学部」

 国際社会科学部では、「人の国際化」をキーワードに、コミュニケーションのツールである英語能力の養成、国際社会のしくみに関する理解という2つの視点から実践的な教育を行います。

 大きな特徴は、国際的な観点のうちでも、とりわけ経済やビジネス面に重心を置いている点です。たとえば、経済・経営・地域研究・法律など、私たちの社会をさまざまな側面から切り取り、国際社会を動かしているしくみに迫ります。国際社会、そして国際化する日本において生じる大きな課題を理解し、どのように解決していったらよいのかを考えます。こうした学びによって身につく課題解決力は、複雑な国際社会に出て行ったとき、必ず役に立つ基盤となります。

 それとともに、国際ビジネスや国際社会の諸問題に取り組むために必要なスキルや専門知識を養います。最低でも1カ月以上は海外での生活を体験し、国際社会に対する感覚を肌で感じ、対応する能力を身につけることをめざします。

学びの内容と特色

CLILの手法で英語を実際に使いながら、実践的なコミュニケーション能力を修得

 いくらよいアイデアがあっても、それを相手に伝えることができなければ役に立ちません。これが社会人の基礎力ともいわれる「コミュニケーション能力」です。国際社会科学部では、特に国際的な舞台で不可欠となる英語でのコミュニケーション能力を、4年間をかけて段階的にマスターできるようカリキュラムを構成しています。

 CLIL(Content and Language Integrated Learning)という手法を活用し、1年次では英語の4技能を集中的に養い、さまざまなシチュエーションで実際に使いながら学んでいきます。2年次からの英語の授業では、国際社会に関係した実践的な教材を多く利用します。また、社会科学の専門科目においても、学年が進むに従って英語を使用する授業を増やしていく予定です。こうして、言語学習と内容学習の相乗効果による英語能力向上を狙った授業により、英語を学ぶことに加えて「英語を使って学ぶ」機会を充実させることで、卒業までに社会で活用できる実践的な英語能力を修得することをめざします。

国際社会を動かす原理やしくみを理解し、複雑な課題を解決できる実践能力を養う

 国際社会科学部のカリキュラムの特色は、日本の高校を卒業した普通の学生が4年間を通して、グローバル人材へと成長していけるよう構成されている点です。

 国際社会で活躍するためには、国際社会にある様々な問題の解決へ貢献することが必要です。そのためには複雑な問題を解きほぐし、私たちの社会がどのような原理で動いているかを理解する力が求められます。そこで国際社会科学部では、英語とともに経済・経営・地域研究・法律といった社会科学に関する科目を重視しています。

 1、2年次には基礎的な社会科学の講義科目を学びます。こうした科目で得られた知識を基盤として、3年次以降の演習では、国際社会の様々な課題について教員と学生が一緒になって解決法を考えていきます。国際社会には独特なしくみがあり、多くの課題やチャレンジできるフィールドがあります。それらを学び考えることで国際社会に対する広い視野を養い、国際社会でビジネスパーソンとして活躍できるグローバル人材の育成をめざします。

大学からのメッセージ

ワンキャンパスに全学生が集う「知のコミュニティ」。就職活動では卒業生も全力で応援

 学習院大学は、東京都心にありながら緑豊かな豊島区目白に立地しています。すべての学部・大学院が同じキャンパスの中にあるため、自分の所属する学部学科の講義のほか、他の学部や学科の講義を選択して受講することも容易です。また、JR目白駅から徒歩30秒と交通の便がよいこともあり、多くの学生がキャンパスに集まって「目白の杜(もり)の知のコミュニティ」を形作っています。この知のコミュニティには、各学部や大学院が展開する教育プログラムをはじめ、留学や海外研修(長期・短期)、インターンシップやボランティア活動など、学生がそれぞれの目的に応じて利用できる、多彩な学びのプログラムが用意されています。

 学習院大学は、キャリア支援にも力を入れています。とりわけ、卒業生の応援を受けて行う「面接対策セミナー」では、実際に企業で働く先輩方から履歴書の書き方や面接の仕方を指導してもらえます。卒業生を含めた共同体の意識が強いことも学習院大学のよいところの一つです。

TOPICS

広報大使「さくまサン」も活躍! 大学情報サイト「SakuLIFE」は必見!

 学習院大学では、高校生のためのオープンキャンパス情報サイト「SakuLIFE」を、インターネット上に公開しています。

 学習院大学に関する基礎的な情報はもちろん、学部や教員の紹介、部活動・サークル案内、現役学生からのメッセージなど充実した内容で、学習院大学の特徴と魅力をもれなく、詳しく解説しています。「SakuLIFE」では動画のコンテンツも充実しており、実際にオープンキャンパスで行った各学部の教員による模擬講義のビデオを見られるほか、学内を回るキャンパスツアーもインターネットで疑似体験できます。

 このサイトでは、学習院大学の広報大使として「さくまサン」というキャラクターが活躍しています。「さくまサン」は「学習院大学に住み着いている天真爛漫な熊さんで、日本語が流暢」というキュートな個性の持ち主。SakuLIFEでは、「さくまサン」も登場するマンガによる楽しい大学紹介もありますので、ぜひ見てみてください。

「SakuLIFE」アドレス http://sakulife.com/

大学インフォメーション

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■問い合わせ先
〒171-8588
東京都豊島区目白1-5-1
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