1. 「逆引き大学辞典」トップ
  2. 新増設 大学・学部・学科特集
  3. 大正大学

新しい学びを知ろう!新増設 大学・学部・学科特集

大正大学

新設学部・学科レポート

「日本文学」「国際教養」の教育を通じて日本の伝統と文化を理解し、これからの日本社会に貢献する人材の育成をめざす

新設予定学部・学科

  • 文学部/日本文学科/日本文学コース

  • 仏教学部/仏教学科/国際教養コース

建学の理念として仏教の精神を掲げ、優秀な人材を多数輩出してきた大正大学。2015年(平成27年)には「文学部に「日本文学科 日本文学コース」を、仏教学部 仏教学科に「国際教養コース」を新設し、日本の将来を担う若き人材の育成に努めます。

新設の背景

日本の伝統文化の継承と、新たな文化の形成に貢献できる優秀な人材を社会に輩出

 東京・豊島区にキャンパスを構える大正大学は、1926年(大正15年)にされた伝統ある4年制大学です。日本人の精神文化や生活の柱となっている仏教の世界を幅広く研究し、学生に指導する高等教育機関として創立。

 そして現在にいたるまで約90年にわたり、仏教のみならず、心理や福祉、文学や歴史など学問の幅を広げ、日本の文化継承と新たな文化形成に貢献できる人材の育成と、人間探究にさまざまなアプローチで研究を重ねてきました。

 現在は文学部(人文学科/歴史学科)、表現学部(表現文化学科)、人間学部(人間科学科/教育人間学科/社会福祉学科/人間環境学科/臨床心理学科)、仏教学部(仏教学科)の4学部9学科体制で、豊かな人間性と創造性を備えた人材を世の中に多数輩出しています。

次世代を見据え「日本文学」「国際人としての教養」を学べる2つのコースを新設

 大正大学では、新しく変わっていく社会のニーズに応えるため、2015年(平成27年)には文学部に「日本文学科 日本文学コース」を、また仏教学部 仏教学科に「国際教養コース」を新設します。

 これまで文学部 人文学科 日本語日本文学コースで日本語と日本文学を専門とする教育を行い、このコースには毎年多くの入学志願者が集まり、また企業などからも、これからの時代に適した人材の育成に大きな期待が寄せられています。こうした要望を受け、より手厚く深く学生を指導できる体制を整えるために文学部を再編。日本語日本文学コースを学科として独立させ、日本文学科 日本文学コースを設置します。

 仏教学部では、仏教を基盤とする日本文化の発展をめざし、文献学や哲学、思想、歴史、芸術など幅広い学問領域で教育・研究を展開してきました。キリスト教、イスラム教と並ぶ世界三大宗教に数えられる仏教は、日本においてさまざまな感性と文化を育み、すでに「日本人のこころ」と一体になっています。そこで、新設する仏教学科国際教養コースでは、こうした日本人の精神性の基盤であり、国際性にも富んだ仏教に改めて注目。国際社会で日本人が活躍するために必要なカギの在処(ありか)を探ります。

学びの内容と特色

「日本語」と「日本文学」の2つの専門領域を合わせて学べる「日本文学コース」

 文学部に新設される日本文学科 日本文学コースは、「言語」と「文学」の2つの分野から日本の文化にアプローチする学科・コースです。日本語と日本文学の学習を通じて、私たち日本人が持つ文化的なスピリットを深く理解することをめざしており、2つにまたがる専門領域の探究を無理なく段階的に進められるよう、カリキュラムを工夫しています。

 「言語」の領域では、古代から現代までの日本語の移り変わりをたどり、日本語の基本構造や語彙(ごい)、文法などの基礎知識を身につけます。さらにパソコンを使った日本語の分析などを学びます。「文学」の領域では、古典から今の時代を映す現代作家の作品まで、あらゆる日本文学を幅広く学びます。

  これにより時代の変遷とともに人々の生活や流行、思想などがどのように変化したかを理解することができ、さらに新しい文化を発信する能力も養われます。日本語教師や国語の学校教員になるために必要な専門授業も開講されるので、これらの教職をめざす人に最適です。

日本の伝統文化を理解し、実用レベルの英会話も修得できる「国際教養コース」

 仏教学部 仏教学科に新設される国際教養コースは、日本人の精神性の基礎をなすと同時に世界三大宗教の一つでもある仏教の「国際性」に注目したユニークなコースです。アクティブラーニング(行動を通じた学び)を通して日本の伝統文化を体験的に学べるとともに、実践的な英会話授業によって語学力を高められることが大きな特徴です。

 伝統文化の教育では、日本の着物を着て茶道を体験したり、本格的な華道に挑戦したりするなど、日本ならではの文化に触れられます。さらに、グループワークやプレゼンテーション(発表)など、学生が積極的に参加する授業スタイルで「日本という国の歴史・文化」「日本人の心」について理解を深めていきます。

  英会話教育は、講師1人につき学生3人の少人数制クラスで、ディスカッション(討論)を中心に授業を進めます。毎日のように英語に触れることで教員との距離が縮まり、コミュニケーションを楽しみながら英語の実践能力を養うことができます。

大学からのメッセージ

日本人としての心と態度を養い、世界に羽ばたこう

 国際教養コースでは、「やさしさ」「おもいやり」「おもてなし」といった私たち日本人の心に深く根付いている生き方の指針に従って、「自らを頼りとして生きていく」「こだわらない、かたよらない心を育む」「目標にむけてチームが共に行動できる」といった、新しい仏教教養に基づいた考えや態度を身をもって学びます。これにより、国際社会で通用する新しい日本人の生き方をめざします。

 英語は国際人をめざす人にとって、自分の考えを伝え、また相手の考えを聞くための最も重要なツールです。しかし、国際的な交流の場面で何を話したらよいのかわからないと悩むようでは真の国際人とはいえません。そこで国際教養コースでは、徹底した英会話教育と並行して、日本の伝統文化や芸術、衣食住、暮らしを学べるようにカリキュラムが構成されています。こうして身につけた日本文化についての知識は、観光・旅行業をはじめ、アミューズメント・イベント業界など、さまざまなサービス業の分野で生かすことができます。

TOPICS

プレップゼミナールやプロジェクト実習など、体感型の授業が充実

 国際教養コースでは1・2年次には、1クラス15人の「プレップゼミナール(初年次のゼミ)」を開講します。教員と学生が、より良い仲間となって学びのコミュニティを創造し、人生を考え、日本人を観察するなど、自分たちの学びを自ら構築することで、世界に目を向けて自分を育てていく成長の場となります。

 また、学生同士がチームを作り、プロジェクト(企画)に取り組みながら、課題発見と課題解決の能力を身につけていく「プロジェクト実習」も開講。たとえば「お茶席」をテーマに、京都の寺院に足を運んで花や絵画、書、建築、庭園などの分野の専門家の指導を受け「わび、さび」など日本ならではの感性を養います。そのほか、学内の専用ギャラリーを利用してさまざまなアート作品とアーティストの生き方を紹介する「仏教アートフェスティバル」を開催したり、プロが制作したITコンテンツを教材として、日本の魅力を紹介する動画番組を制作したりするなど、日本文化や国際教養を体験し、体感しながら学ぶことができます。

大学インフォメーション

大正大学

■問い合わせ先
〒170-8470
東京都豊島区西巣鴨3-20-1
アドミッションセンター
TEL.03-3918-7311
■大学のホームページ
http://www.tais.ac.jp/

大学情報を見る

パンフレット請求

教育ビジョンや4年間の学びの流れ、各学部学科コース、キャリアサポート、キャンパスライフなど大正大学を徹底解説。

資料請求リストに追加


画面上部に戻る