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新しい学びを知ろう!新増設 大学・学部・学科特集

東京家政大学

新設学部・学科レポート

「女性の生き方」を応援し続けて134年。看護と子どもの領域で“生きる”に寄り添う専門職を養成

新設学部・学科

  • 看護学部/看護学科

  • 子ども学部/子ども支援学科

女性の「自主自律」を建学の精神とし、専門性を高める教育により各界で輝く女性を輩出し続ける東京家政大学。医療や保育の分野で新たな時代を切り拓く人材の育成を目指して、「看護学部」と「子ども学部」の2つの学部を新設しました。

新設の背景

「生活」と「教育」に確かな実績をもつ東京家政大学が、女性のための新たな専門職を養成

 1881年(明治14年)の創立以来、130年以上にわたって女性の「自主自律」に力を注いできた東京家政大学。社会の中で自立できる女性の育成を目指すとともに、「愛情・勤勉・聡明」を生活信条として掲げ、明るく堅実な校風を築き上げてきました。これまで東京・板橋キャンパスに家政学部(6学科)と人文学部(3学科)の2学部を設置。開学以来、教育、保育のみならず、時代のニーズに応えながら、栄養、環境、服飾、造形、英語、心理、福祉といった幅広い分野へ優れた人材を輩出し続けています。

 開学当初から女性の専門性を高める教育により、社会の要請に応えられる人材の育成を行ってきた同大学では、2014年度(平成26年度)より埼玉県の狭山キャンパスに「看護学部看護学科」と「子ども学部子ども支援学科」の2学部2学科を新設。これからの医療と保育の現場でますます必要となる、高度な専門知識と技術をもった優秀な職業人の育成に努めるとともに、女性が活躍できる職業の幅をさらに広げていきます。

現代社会の要請に応えた「看護」と支援を必要とする「子ども」の領域で学部を新設

 急速な少子高齢化が進む昨今、医療の現場では看護師不足が問題となり、今後もその傾向は続くといわれています。看護師の育成が急がれるなか、看護師養成課程をもつ4年制大学では、医療の高度化や看護ニーズの多様化に対応できる教育を充実させ、実践力のある質の高い看護師を育てていくことが求められています。

 一方、子どもを取り巻く環境は、アレルギー疾患、発達障がいなど、特別な支援を必要とする子どもたちが増加。社会問題として多くのメディアにも取り上げられており、子どもたちをケアしていくために高い専門知識をもつ人材の育成が求められるようになってきました。

 東京家政大学では、こうした現代社会の要請に応えるべく、新設する2つの学部の学びを通して「生きる」をサポートするスペシャリストを養成。両学部が相互に連携した学習環境により豊かな感性と創造性を養い、いのちの誕生から老いまで、あらゆる年代の一生に寄り添う優秀な人材を育てます。

学びの内容と特色

あらゆる世代における人々の健康の保持増進と生活の質を維持する看護者を育てる「看護学部」

 看護学部看護学科では、人々の健康の保持増進と生活の質を維持する看護の実践力をもつ看護者を育てます。カリキュラムは、教養と豊かな人間性を培う「基礎教養科目」、看護の「専門教育科目」で構成され、人々の多種多様なニーズに対応できる質の高い看護の実践力を養います。また、すべての学習課程において、学生自らが参加する授業形態をとることにより、他者の考えを聞き、自分の考えを表現できる力を身につけます。

 実践的スキルが身につく実習環境も整っています。武蔵野赤十字病院、青梅市立総合病院、25の病院・6つの施設を有する戸田中央医科グループ等と連携体制をとり、学内外から学生の学習(実習)をフォロー。学内で学んだ基礎的知識・技術・態度を実際の看護場面で実践する臨地実習を初年次から行い、着実に専門性を深めます。さらにクラス担任制を採用し、担任を中心に履修相談から実習、就職、学生生活、国家試験対策まで一人ひとりをきめ細かくサポー卜します。

支援を要する子どもを含めた、一人ひとりの可能性を広げられる保育者を育てる「子ども学部」

 子ども学部子ども支援学科では、健常児も支援を要する子どもも、一人ひとりの可能性を広げられる保育者を育てます。カリキュラムには、多様な子どもたちに的確な保育実践ができる保育者養成のため、「健康保育科目群」と「特別支援教育科目群」を設置します。

 健康保育科目群では、乳幼児期の心身の健康をより確実に促進できる能力を身につけ、病気や障がいのある乳幼児などへのきめ細かな専門的対応を学びます。特別支援教育科目群では、知的障がい・肢体不自由・病弱に対応することを中心に、視覚・聴覚・LD(学習障がい)・ADHD(注意欠陥・多動性障がい)などの支援を学習します。

 また、板橋キャンパスの家政学部児童学科などで保育者養成に力を注いできた50年を超える歴史を基盤とし、保健学や医学、特別支援教育や心理学、子ども環境学や子どもの生活・遊びについての関係性などについても学びます。

大学からのメッセージ

多くの学生が「自分の夢」をかなえる伝統校のノウハウが活かされた資格取得支援と就職試験対策

 資格取得や就職の支援体制も充実しています。看護学部では、管理栄養士(2014年合格率99.3%)など国家試験において高い合格率を誇る既存学部・学科で培ったノウハウを活かし、効果的な対策講座で合格を強力にバックアップします。卒業時には看護師国家試験の受験資格が得られるほか、希望者は助産師と保健師の資格取得を目指すことも可能です。

 子ども学部では、公立幼稚園・保育園への就職者を多く輩出してきた既存学部・学科の確かな実績に基づく公務員対策講座などのサポート体制に加え、実習先との連携も万全。卒業時には保育士の国家資格と幼稚園教諭一種免許状を全員が取得。特別支援学校教諭一種免許状の資格取得を目指すこともできます。

 既存学部においても、2014年3月卒業者の就職率は95.0%と高い実績を誇ります。数々のインターンシップや就職支援、進路支援センターが中心となったきめ細やかなサポートなどにより、多くの学生が「自分の夢」をかなえています。

TOPICS

看護・子どもの仕事で必要な力を育む環境が整った、緑豊かな狭山キャンパス

 看護学部と子ども学部が設置される狭山キャンパスは、西武池袋線「稲荷山公園駅」から徒歩3分。池袋から乗り換えなしで行ける便利な場所にあり、緑豊かな立地で環境にも恵まれています。

 新学部の設立は、キャンパスを構える狭山市を含む地元からの要請に応えたものでもあります。看護学部では「災害看護」などの科目に、地域住民の方にも参加いただいてシミュレーションを行うなど、地域連携事業に学生が参加できる体制を整えています。

 また、キャンパス内には地域の子どもたちを受け入れる保育所と、アレルギー疾患・発達障がいの専門クリニックを併設。さらに「子ども未来室事業」を推進する入間市と連携し、子育て支援・保育相談、小・中学校との交流の実施なども計画しています。そのほか学生を支える施設として、宿泊研修をいつでも行える「学内セミナーハウス」や、遠距離通学者のための「学生寮」も新築され、学生が安心して学べる教育環境を築いています。

大学インフォメーション

東京家政大学

■問い合わせ先
〒173-8602
東京都板橋区加賀1-18-1
進路支援センター
TEL.03-3961-5228
■大学のホームページ
http://www.tokyo-kasei.ac.jp/

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