Step2 入試直前の過ごし方 入試で自分の力を存分に出し切るには、直前の過ごし方がとても大切。体調を万全にととのえ、入試本番で頭がフル回転するような体制にもっていくために、今からスタンバイしておこう!
  • scene1 朝型に切り替える

    人間の脳は、起床後3時間ほどたたないと、十分に活動しないといわれている。
    試験の開始時間に合わせて、早寝早起きの生活に切り替え、身体を慣らしておこう。

  • scene2 うがい・手洗い・マスクの習慣を

    体調がイマイチだと、実力は十分に発揮できない。
    緊張や疲労の重なる時期だからこそ、外出時はマスク、帰宅したら必ずうがい・手洗いをしてカゼ予防につとめよう。

  • scene3 規則正しい生活をする

    追い込みの時期は、つい夜遅くまで勉強しがちだが、疲労はカゼのもと。
    「12時まで」と時間を決め、切り上げて寝る勇気も必要だ。バランスのよい食事も心がけて。

  • scene4 試験会場の下見に行く

    電車の乗り換え、駅からの道順などで迷わないために、下見をしよう。
    電車やバスの混み具合がわかり、予行演習にもなるので、当日と同じ時間に行くのがおすすめ。

  • scene5 入試スケジュールの再確認をする

    試験日、合格発表日、入学手続日などの日程を、もう一度確認しておこう。
    とくに受験校が多い場合などは、混乱して間違えないよう、カレンダーを作っておくと便利だ。

  • scene6 今までの復習をしっかり

    「やったはずなのに思い出せない」のが一番くやしい。直前期は不安から、あれもこれもと手を出しがちだが、今まで積み上げた知識を確実にするほうが大切だ。

Tips 〜入学後に役に立つ情報や豆知識〜

サークル活動

大学には、体育会系・文化系さまざまなクラブ・サークルがある。大学の公認・非公認団体合わせて1000以上というところも。ジャンルは、政治や歴史などの学術系から、芸術、スポーツ、旅行やゲーム、グルメといった趣味系、ボランティアなど、実に多岐に渡る。高校と比べて活動内容が幅広く、自由な雰囲気があって、学部や学科、さらには大学の枠も超えて、いろいろな人と交流できるのが大きな魅力だ。
サークル選びは、主に4月に行われる“新歓”(新入生歓迎)の行事やガイダンスで。キャンパス内にブースが設けられ、ビラが配られたり、イベントが行われたりと、先輩たちの熱烈な勧誘活動が行われるので、情報を集めながら気に入ったところを見つけよう。

寮生活

大学の寮、都道府県の育英会や財団法人の運営する寮など、いろいろな種類の寮がある。いずれも料金が安いのが大きなメリットだ。寮監などがいるので防犯上も安心だし、食事つきのところも多い。お花見や寮祭など寮主催の行事もあり、学生同士の友情が深まったり、先輩から情報やアドバイスをもらえたりと、密度の濃い学生生活が期待できる。ただし、風呂場など共用する部分が多く、相部屋の寮もあるので、プライバシー重視の人は、一般のアパートや学生会館などの学生専用物件も視野に入れておこう。大学や都道府県の寮は、1〜3月にかけて募集するところが多いが、早めに募集時期や応募資格を確認し、資料を取り寄せるなどリサーチしておきたい。

留学

留学には、1ヵ月程度の短期研修から、1学期、あるいは1年以上の中・長期留学まで、さまざまプログラムがある。長期の場合は、交換留学、認定留学などのほか、大学を休学して留学する方法もある。交換留学は、大学の協定校で語学研修や専門科目を履修し、その単位が一定範囲で認定される。留学先の授業料が免除されるなど特典のあるところも多い。認定留学は、協定校の枠にとらわれずに、大学の承認を得て留学し、取得した単位を日本の大学に移行する制度。どちらも単位取得などの条件を満たせば、休学せずに規定年数で卒業できる。短期留学は、夏休みなどを利用して、語学や文化、社会事情などを学ぶプログラムが一般的。単位として認定されるケースもある。

大学生活での出費

充実した大学生活を送るにはお金の管理もできるようにならなければいけない。収入と支出を把握できないと、いざ大学生活を始めてみたら「生活費が足りない!」というような事態になりかねない。ではどういう場面でお金が必要になるのだろうか。学費はもちろんだが、サークル活動費や遊興費、資格を取得するためのスクール代、就職活動など、それぞれにお金がかかってくる。一人暮らしをする学生は生活費も必要だ。
仕送りやアルバイトで貯めたお金は貴重な生活資金だ。学業に集中するためには、収支のバランスをきちんと考えて、安定した日々を送りたい。また、お金の管理ができることは、社会人として自立するときに大変役に立つ。学生の内から計画的な管理を心がけよう。

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