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興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

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どんな分野?

 光学機器とは、カメラやレンズにより光を集めて“仕事”をする器具や装置のこと。この光には、主に照明に用いられる可視光だけでなく、熱やエネルギーとして利用されるレーザーや赤外線なども含まれる。光線がもつ“物質を透過する”、“物を温める(焼く)”といった性質を巧みに制御することにより、たとえばデータを記録する、熱を照射する、物質の内部を調べる、物を切断するなど、さまざまな目的に応用されている。
 光学機器メーカーは、顕微鏡や内視鏡などの観察装置、計測や検査に用いられる機械や、その主要部品であるレンズ、プリズムなどを開発・製造する精密機械メーカーだ。最近では、高度な画像処理やデータ処理などのソフトウェア技術を開発し、情報通信産業にも進出している。

活躍の舞台

 電磁波の一種である光の性質とその応用技術について研究する「光学(光工学)」は、「電気通信工学」の1ジャンルをなしている。光が人間の視覚と脳神経に作用して生じる“画像”の研究も、この分野と関連が深い。最近は、「光学」からファイバー通信、画像データ処理などを体系的に学べる「光・画像工学」という分野に発展しつつある。
 「光工学」関連では、レンズやLEDをはじめさまざまな発光体による光の発生や制御に関する“光を作る”技術、光ファイバーによる情報通信技術といったテーマがある。また「画像工学」では、デジタル技術による画像の生成やディスプレイの表示方式、精緻なグラフィックをつくるための画像処理、光ディスクの記録方式に関する研究テーマがある。

学問へのアプローチ

 光学機器メーカーは最近、光ディスク(DVD/ブルーレイディスク)レコーダー、レーザープリンター、そのほか3D画像化装置やレーザー治療装置など、レーザー光を利用したきわめて高度な精密機械を開発し、情報通信や医療、産業など幅広い分野でめざましい発展を遂げている。
 青色発光ダイオード(LED)の発明が世界で注目され、現在もあらゆる産業領域で応用技術が広がっている事例に見るとおり、要素技術の開発スピードがきわめて速く、しかもそれが新しい製品を生み出すケースも少なくない。
 この分野を専攻した人は、光学メーカーだけでなく電機メーカーや情報技術(ICT)関連の幅広い企業に活躍の道がある。光を作り出す技術から画像伝送や処理の技法まで、ハードウェア・ソフトウェアの両方の専門技術を備えていることが、大きなアドバンテージとなるだろう。

このキーワードについて学べる学問分野

工学系学際

新しい工学の視点から、人類が抱える重要課題や将来に大きな発展が期待される先端技術に挑むフロンティア領域。「資源工学」「地球環境工学」「先端工学」はその代表的な学際ジャンル

電気通信工学

電気や磁気の性質を応用し、生活や社会を快適にする、電気のエネルギー利用技術や情報通信などのエレクトロニクス技術を生み出す学問分野。機械としての表現されることも重要課題

数学

論理的思考によって、数・形・集合などの抽象的な概念の構造と原理(性質)を解明する理系の「哲学」。近代科学の土台となる基本的概念や定義、論理、推論の方法を研究する

機械工学

ものづくりを軸としてきた工学の核となる<機械>を研究する分野。その原理と創意工夫を土台に新しい「機械」を設計・開発する。技術やパーツを組み立てる「機械システム」が中心に

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