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テーマ エネルギー メンタルトレーニング

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どんな分野?

 人間は心の動物といわれる。緊張や弱気から普段の実力を発揮できない、心の弱さから身体に不調をきたすといった状態は、本人はもちろん、周囲にもあまり良い影響を与えないだろう。
 そこで、日本のスポーツなどで重視されていた「根性」や「努力」という精神論に代わり、心理学の成果を取り入れた「メンタルトレーニング」の手法が注目されている。これは、行動を頭の中で繰り返し考えるイメージトレーニングをはじめ、目標設定や集中力、プラス思考、リラクゼーションなど、各自の能力を最大限まで引き出すためのあらゆるトレーニングを含む。
 スポーツに限らず、教育やビジネスの現場でも目標達成、成績評価、チームワーク強化などあらゆる側面で利用されている。

活躍の舞台

 メンタルトレーニングの学問的な基盤は、「スポーツ心理学」と呼ばれる。スポーツに限らず、ストレスや緊張感の中での心理状態を分析し、どんな状況下でも最大の能力を引き出すための心の鍛錬法を開発する新しい研究領域だ。
 大学では、教育系統の「体育学」、または総合・学際系統の「人間科学」などのスポーツ系の学科で学ぶことができる。また、人間の心の発達過程を理解して、各自の適性に応じた能力を育てる「教育学」「教員養成系」にも、この分野を扱う学科がある。
 そのほか、関連の深いものに「キャリア形成系」がある。さまざまな業務スキルとともに、自分自身の能力を高めるためのメンタルトレーニングの手法を体系的に学ぶことができる。

学問へのアプローチ

 メンタルトレーニングを専攻した人の将来の進路は、スポーツ系、教育系、ビジネス系などさまざまな業界が挙げられる。たとえば学校の教員やスクールカウンセラー、スポーツチームのコーチやインストラクターなど、広い意味で「人を育てる」仕事において活躍の場が広がるだろう。
 また、メンタルトレーニングは、各自のキャリア形成にも非常に有効な手段となる。大学で学んでおくと就職活動、就職後に業務を進めるうえでもメリットがある。
 一般企業では、社員教育、人事や組織管理といった部門で能力を発揮できるだろう。実力次第では企業や組織と契約して、職場での能力開発や組織活性化をサポートする「キャリアアドバイザー」という専門職への道にもつながっていく。

このキーワードについて学べる学問分野

哲学・心理学

人類の根源的な疑問=「人間とは何物か」「何が生きる意味や価値か」という“こころの問題”に思索や論理を通じて迫るのが哲学、科学的なしくみとして解決しようとするのが心理学

社会学

家庭・地域・学校・企業など人間が作っている「組織」のしくみやはたらきを検証し、そこに生起する種々の現象を解析。社会病魔、福祉、環境、メディアといった現代的課題に迫る

文化学

世界の文化の多様性を土台に、古今東西の人や文化を総体的として比較。それぞれの文化特有の尺度や思想を発見・分析するジャンル。現地での「フィールドワーク」の研究手法がキモ

社会科学系学際

資源枯渇、環境汚染、人口爆発、食糧不足、安全保障問題など現代的な大テーマに、従来の学問的枠組を超えてアプローチする新分野。「総合的な視点」「多彩なテーマ」がキーワード

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