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テーマ 文化 児童書

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どんな分野?

 童話や絵本など子どもを対象とした児童書の出版では、童話作家によるオリジナルの物語のほか、伝説や民話を子ども向けに書き直したり、大人向けの書籍の内容を再編集して制作することもある。絵本の世界では、画家出身の絵本作家が活躍しているが、絵と文の分業によって作られる本もある。
 最近はイラストを使った学習書や入門書の企画も増えている。紙の質や形状の工夫によって立体的に見える本、電子技術を利用して光や音を発したり動きを見せる本など、さまざまなアイデアの書籍が出版されている。子どもに質の高いものを買い与えようとする教育熱心な保護者が増えているのも特徴で、家族のニーズに応える作品を企画することがヒットの条件となる。

活躍の舞台

 児童書について学んだ人の進路としてまず挙げられるのが、出版社に勤務して書籍の企画・編集・制作に携わる仕事だ。
 子ども向けの書籍を専門に手掛ける出版社だけでなく、教科書や学習参考書など教育系の出版社なども対象になる。さらに学習教材を制作するプロダクションやメーカーなどもあり、能力次第で活躍の舞台は広がっていく。
 童話を書く小説家や絵本作家など、自分の文学作品で勝負する道もある。険しい道だが、児童文学の新人賞に応募するか、新人作家の応募を受け付けている出版社に作品を持ち込むという方法がある。いずれの場合でも、出版社やプロダクションなどに就職し、書籍制作の経験を積んでおくことがメリットになるだろう。

学問へのアプローチ

 児童書の編集者を目指すには、大学で人文科学系統「文学・語学」を専攻するのが代表的な進路。小説や詩歌、古典文学などの多彩な文学に触れることで文学的な感覚を磨けるだけでなく、編集者に必要な文章力も身につく。
 絵本作家を目指すには芸術系統「美術」という進路も考えられる。絵画やイラストの技法を学びながら、子どもの心に訴える美の感性を高める。
 そのほか、家政系統「児童学」または教育系統「教育学」でも、子どもの書籍を研究できる。「児童学」では、児童文学のほか、子どもの玩具や遊び、さらに絵や音楽などの芸術をテーマにした科目など、児童の文化を幅広く学べる。また「教育学」では、教科書や学習教材を使う立場から、子どもの本を研究する。

このキーワードについて学べる学問分野

美術

絵画、版画、彫刻など、色とカタチによるオリジナリティのある造形によって「美」を表現する分野。いずれも具体化された作品により、人に感動を与えられるセンスや創作表現法を学ぶ

文学・語学

“言語動物”である人間が、文字と言葉によって芸術や作品を生み生活を愉しみながら、考える力・洞察力・観賞力・コミュニケーション力を培養する古くて新しい「教養」ジャンル

教育学

教育の本質を捉え、学校や職場、地域社会において人間の可能性を伸ばすシステムと技法を研究する学問分野。老若男女すべての「学ぶ人」に理想的な教育の環境を提供することが大目標

児童学

家庭における「育児」に着目し、子どもの成長過程、親子・きょうだいの関係などを総合的に研究する。子どもの個性や感性をどう育むか、安心できる子育て環境の整備などがテーマ

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