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希望の学問分野で学ぼう!家政系統 希望の学問分野で学ぼう!家政系統

児童学の分野

家庭における「育児」に着目し、子どもの成長過程、親子・きょうだいの関係などを総合的に研究する。子どもの個性や感性をどう育むか、安心できる子育て環境の整備などがテーマ

分野の特徴

子どもの「しつけ」の技術を科学的に研究する

 児童学は、家庭における育児と家族関係について総合的に研究する学問分野です。
子育ての基盤である「家庭」という視点から、子どもを成長させるための「しつけ」、親子やきょうだいの人間関係について、科学的に検証します。
 現代生活の中で、子どもは、テレビ・ネット・携帯電話などのいろいろな情報にさらされる一方、社会的なつながりは弱く、家庭や身近な親類以外とのつきあいは少なくなっています。
 子供が健やかに成長していくためには、いろいろな人々と出会って言葉を交わし、共に時間を過ごして分かり合うことが欠かせません。そこで児童学では、さらに学校や地域社会、職場やサークルなど、まわりの組織や社会も含めた育児の環境づくりをめざします。
 また、一人ひとりの子どもの感性や本質を見きわめて、対等な視線で子どもと向き合うこと、子どもが知能を獲得していく発達過程を理解し、個性を伸ばしながらじっくりと成長に導くことも、児童学のテーマです。 

子どもの創造力と感受性を育てる児童文化を研究

 児童学の研究領域は、次の4つに大きく分けることができます。
1. 「保育総論」・・・保育の基本理念、歴史的変遷、また、保育の現場における基本的な実践技法(子どもの団体活動や集団行動の指導など)を扱います。
2. 「児童発達と臨床」・・・子どもがどのように成長していくのかを理論的に検証し、病気や心の問題への対応について研究します。
3. 「児童文化と生活」・・・子供の言葉やしぐさによる表現が発達していく様子を検証し、子どもらしい物の考え方を分析します。また、子どもの遊びやおもちゃ、知育の方法などを研究します。
4. 「児童福祉」・・・子供とともに「家族」を育てる観点から、ハンディのある家庭への公的扶助など、地域の保育環境について研究します。
 特に重視されるのは、子どもの視点や世界観を大切にし、豊かな感受性、子どもの創造力を育む「児童文化」の要素です。

何を学ぶ

身体の発達と心の成長を見守る《保育》の視点を体得

 最初に、児童学の理論的な基礎である「心理学」「社会学」「教育学」「文化学」などの基本知識を学習します。
 児童学の核となるのが教育学を基礎にした《保育総論》の領域です。幼稚園教諭、保育士になるための基本的な理念と目標を学ぶ「幼児教育学」「保育学」という科目があります。理論に加えて、子供の成長段階に応じた知識を与え、健やかな発達を促すための実践的な方法を修得します。また、幼稚園や小学校(低学年)の現場で、子供に教える「音楽」「美術(造形)」「体育」など、教科についての知識と実際の教授方法も、重要な学習項目です。
 さらに「心理学」「人間関係学」などの科目で、子供の心の発達を見極められる洞察力、集団生活を体得させるための包容力、リーダーシップを養います。
 これらの中核知識を土台に、発達と臨床、文化と生活、児童福祉というジャンル別の専門課程に進みます。 

小児医学、遊技等の指導、子育て支援法など多彩に履修

 専門課程では、次の3領域をバランスよく学ぶことが大切になります。
 《児童発達と臨床》の領域では、心理学のほか、栄養学、保健学・衛生学の基礎知識が重要になります。専門科目には、子供の心の発達段階を理解するための「教育心理学」「臨床児童心理学」、身体の発達や病気、栄養について学ぶ「小児医学」「小児保健学」「小児栄養学」などがあります。
 《児童文化と生活》の領域では、遊技、ダンス、レクリエーションなどの「身体表現」や、童話や童謡、図画工作といった「創造表現」の理論と実技を学ぶほか、衣食住の知識や生活習慣、世の中のしくみを子供に伝える実践技法を修得します。
 《児童福祉》の領域では、「社会福祉学」を基本として、「児童福祉論」「障害児福祉論」など子供を対象とした福祉の実践法、「家族心理学」「子育て支援論」など、地域で子育てを支援する方策を学びます。

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体験学習で実践力・協働力を養う!

初等教育学科

子どもの心に寄り添い「教え導く」教育・保育の専門家を目指します。本学科では実践を通して仲間と切磋琢磨しながら励まし合い、ともに伸びようと協力し、高め合うことを教員も学生も大切にしています。高い専門性や現代社会に対応できる広い視野、人間力を養うことはもちろんですが、これからの教育者に求められる「連携・協働する力」が自然と身につきます。
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