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どんな分野?

 もともと「生態学」を意味するエコロジー。それが現在では、「生態学」的な観点での製品開発や環境に優しい生活の追求という考え方に広がってきている。企業は生態系への影響を少なくする燃料を開発したり、排出物の少ない電化製品をつくる。ユーザーはそういった商品を積極的に利用する。そのような行動が「エコロジー的」と認識されている。
 また、ここ数年でよく耳にする「ロハス(LOHAS)」とは、「健康で持続可能な生活様式(Lifestyle Of Healthy And Sustainability )」のこと。エネルギーをひたすら費やす生活ではなく、身体に優しく、しかも生態系の持続を考慮したライフスタイルのことである。

活躍の舞台

 伝統的な「エコロジー=生態学」という意味ではズバリ「生物学」を学ぶことになるだろうが、環境に優しい生活という観点では、その分野は多岐に渡る。
 個人のライフスタイルというアプローチで学ぶのであれば「家政学」「生活科学」「住居学」があるし、企業からのアプローチなら「経営学」「商学」などがある。また、国や自治体による政策的な視点では「政治学」が挙げられるだろう。理科系・工学系では、先にあげた「生物学」のほか「農学」「食品化学」「応用工学」分野を学ぶことでエコロジカルな商品やサービスの研究開発を目指したり、自然とより近い生活を「建築学」「都市工学」で提案することもできる。

学問へのアプローチ

 「エコロジー」「エコ」という言葉は、目や耳にしない日はないくらい我々の日常に定着しているが、意外にも大学の学問分野で専門化されているところはわずか。言い換えれば、どの分野でもエコロジーへのアプローチは可能であるということだ。
 「ロハス」の流行を取り上げるまでもなく、これからの社会では限りあるエネルギー消費を少しでも減らし、同時に人間を含む生物への負担を軽減する生活を目指していかなければならない。
 それは、大量生産と大量消費によって作り上げられた社会の枠組みをも変えていくことであり、長い時間と労力がかかる。だが、そこに待っているのは、社会の変革に貢献していることを実感できるドラマチックな人生に違いない。

このキーワードについて学べる学問分野

工学系学際

新しい工学の視点から、人類が抱える重要課題や将来に大きな発展が期待される先端技術に挑むフロンティア領域。「資源工学」「地球環境工学」「先端工学」はその代表的な学際ジャンル

社会科学系学際

資源枯渇、環境汚染、人口爆発、食糧不足、安全保障問題など現代的な大テーマに、従来の学問的枠組を超えてアプローチする新分野。「総合的な視点」「多彩なテーマ」がキーワード

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