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興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

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どんな分野?

 「フィットネス」の本来の意味は、身体の状態が良好(健康)なこと。スポーツの世界でフィットネスとは、記録や勝負を競うのではなく、体力の維持や健康の増進を目指して行う無理のない程度の運動を指す。
 現代人は交通の発達で歩く距離が短くなり、また仕事でもデスクワーク中心の人が多い。そこで、生活の中に運動を取り入れ、日常的に適度なトレーニングを心がけることが大切だと言われており、仕事帰りに手軽に立ち寄れるフィットネスクラブが人気を呼んでいる。
 また、慢性的な運動不足の状態は、生活習慣病の原因としても懸念される。フィットネスには、病気を未然に防いだり、病後のリハビリの効果もあるため、病院や福祉施設などでも取り入れられている。

活躍の舞台

 この分野の職種は、スポーツインストラクターが中心となる。民間のフィットネスジム、スポーツクラブなどで一般市民向けにフィットネスの指導や、計画的な体力づくりのためのトレーニングメニューをつくるといった業務を担当する。スポーツショップに勤務して、顧客にフィットネス用品に関する説明をしたり、フィットネスに関するアドバイスを行ったりする仕事もある。
 また、スポーツ用品メーカーという就職先も考えらえるだろう。たとえばフィットネスのための器具、衣料品、アクセサリーの商品を企画・制作する仕事や、フィットネスのイベントや大会で自社の商品をアピールする、使い方を指導するという仕事がある。

学問へのアプローチ

 フィットネスに関わる仕事を目指すには、教育系統「体育学」を選ぶのが代表的な進路となる。大学では、自分が専攻するスポーツの実技能力を向上させることが中心となるが、人体の構造と運動機能について理解し、効果的な指導法や応急処置の方法などを学ぶことも大切だ。
 また、教育系統の「総合科学」の「生涯スポーツ学」、総合・学際系統「人間科学」の「健康科学」という研究領域(科目)では、市民のためのスポーツ、健康増進と体力づくりについて学べる。
 また、スポーツに関するビジネスを研究するには「経営学」を選択する道もある。ビジネスの視点でフィットネスクラブの運営を捉え、経営管理の方法を実践的に学ぶことができる。

このキーワードについて学べる学問分野

体育学

運動能力の増強やスポーツ競技の技術向上のために、「運動」を総合的に研究する分野。各種のスポーツで運動理論と実技力を培い、健康で頑健な身体づくりのノウハウや技法を探求する

総合科学

教育が持つ“総合性”に着目し、教員以外の人材育成のために登場した新領域。人文・社会・自然科学を統合して、現代の社会的テーマの解決にチャレンジ。高い教養と学識の修得が目標

人間科学

人間の心と身体のメカニズムをトータルに捉え、多面的な側面や要素をを備えた人間そのものに深く切り込む学問。人間だけが獲得した、動物とは一線を画した能力や要素の秘密を探る

経営学

人、モノ、カネ、情報を活用した「企業」活動の管理法と運営法を研究するジャンル。即戦力として実践的な知識と運用能力を養成するために、インターンシップ教育が盛んなのが特徴

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