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テーマ 福祉 博物館・美術館

どんな分野?

 博物館とは、特定の分野に対して価値のある学術資料や物などを来訪者に向けて展示している施設のこと。文学・歴史・科学・技術など扱う分野は多岐にわたり、美術作品を中心とする博物館の一部が美術館と呼ばれる。
 来訪者側からすると、貴重な資料を見学できる展示施設という側面ばかりに目が行きがちだが、博物館・美術館の主な役割は、その他にも資料の収集・整理保管・調査研究などがあり、知的財産を守り続けるという大きな使命がある。
 日本の博物館・美術館は増加傾向にあり、それにともない関係職員の数も緩やかに増えている。その一方、インターネットの発展にともない、海外の美術館の展示物を日本に居ながらネット上で見学できるなど、新たな取り組みも始まっている。

活躍の舞台

 博物館・美術館には、国・自治体が運営する公立、民間企業が事業の一環として行っている私立があるが、両者に大きな違いはない。博物館・美術館で活躍する職種としては学芸員が有名だ。キュレーターとも呼ばれ、資料の収集・保存・研究、さらに展示の企画を行うなど博物館・美術館の基本となる仕事をこなす。
 学芸員以外では、イベント会社や大手企業の文化・展博系の事業部に所属することで、美術展などの企画・運営に携わることが可能。美術・芸術系のディスプレイ会社では、複数の博物館・美術館で内装デザインや展示物製作を手がけている。また、特別な技術を用いて美術品を修復する美術修復家という職種もある。

学問へのアプローチ

 博物館・美術館に携わる仕事を目指すなら、総合的に芸術を学ぶ芸術系統「芸術系学際」を選ぶ道が考えられる。芸術活動の支援や、芸術文化を普及させることを目的とする研究領域で、芸術を総合的にコーディネートする方法を身につける。また、幅広い教養人を養成する教育系統「総合科学」にも芸術を扱う学科があり、どちらの分野も学芸員の資格取得を目指すことができる。
 博物館・美術館を外部から支えるディスプレイ会社での仕事を志望するなら、芸術系統「工芸・デザイン」も選択肢になる。施設の内装やイベント空間など、デザインについて幅広く学べる学問領域だ。さらに「美術」には、文化財の修復・保存に貢献することを考える科目を用意している大学もある。

このキーワードについて学べる学問分野

美術

絵画、版画、彫刻など、色とカタチによるオリジナリティのある造形によって「美」を表現する分野。いずれも具体化された作品により、人に感動を与えられるセンスや創作表現法を学ぶ

工芸・デザイン

製品の形や映像・絵・文字などを使った、人間の視覚に訴える表現芸術。美術の応用領域として、社会ニーズにそった「美」を創りだす分野。「機能性」「快適性」を希求するのが特質

総合科学

教育が持つ“総合性”に着目し、教員以外の人材育成のために登場した新領域。人文・社会・自然科学を統合して、現代の社会的テーマの解決にチャレンジ。高い教養と学識の修得が目標

芸術系学際

美術、デザイン、音楽という3つの芸術ジャンルの枠を超えた研究領域。「枠を超えた」というよりは総合した要素も。芸術への深い造詣をもとに、新しい芸術文化の創造や普及に貢献する

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