専門分野を学ぶ2コースとグローバルリーダーを育成するプログラムを設置
法学部は、教育目標として、第1に、法律学・国際関係論の基礎知識及び思考方法を確実に習得させること、第2に、幅広い教養を系統的な視点から習得し、人間性豊かで学際的知識を身に付けた教養人を養成することを掲げています。法学部のカリキュラムでは、学部導入科目・学部基礎科目・学部発展科目という段階が設定されています。これは、厳格な学年配当制ではなく、学生が自主的・計画的に履修していくことを奨励しています。開設科目は、憲法、民法、刑法といった伝統的な科目を精選して提供していることはもちろん、知的財産法や金融商品取引法などの現代的科目、「文化交流とネットワーク」といった特徴的な切り口の科目もあります。
一橋大学の法学部は、法律学科の中に法学と国際関係分野を併せ持っていることが特徴です。弁護士などの法曹を志す学生は、学部2年次に法曹コースへの登録を申請することが可能です。このコースは、一橋大学法科大学院と連携し、人権・国際・ビジネスに強い法曹養成のための一貫教育を行うものです。法曹コースに登録し、一定の成績要件を充足した学生については、法律科目の論述式試験が免除された一橋大学法科大学院の特別選抜試験を受験することや、早期卒業制度により法学部を3年間で卒業し、最短5年で法科大学院まで修了することが可能となります(ただし、コース選択は3年間での法学部卒業および法科大学院への入学を確約するものではありません)。
法曹コースを選択しない学生は、3年に進学する際に、本人の希望により法学コースまたは国際関係コースに属して、いずれかの分野に重点を置いて科目履修します。法学コースは、法的な素養を身に付けて官公庁や企業内で活躍しようとする人、法律専門職を目指す人などを対象として想定しています。国際関係コースは、外交官や国際的活動をする機関・企業などを進路として考えている人に向いています。また、2017年4月から「法学部グローバル・リーダーズ・プログラム(GLP)」を開始しました。これは、グローバルに活躍する高い専門性を持ちつつ、ジェネラリストとして活躍するリーダーを育成することを目的としたプログラムであり、1年次修了時に選抜された学生は、GLP指定科目(使用言語は英語)の単位修得、8ヶ月以上の留学等の修了要件を満たすと、卒業時に修了証書が授与されます。
170名
924,960円
中学校教諭1種免許状(社会)
高等学校教諭1種免許状(地理歴史・公民)