高度医療の要となる医療機器の適切な運用管理には、医学と工学の知識が欠かせません。本学科では臨床工学技士・医師などの国家資格をもつ教員と医用工学を専門とする教員が、「なぜそうなるか」を理解することに重点を置き、真の医療に貢献する技術者を育成します。
医師と共に医療チームの一員として高度な医療現場を支える臨床工学技士を育成する学科です。臨床工学技士は、人工心肺装置や人工透析装置など患者の生命維持機構(呼吸・循環・代謝)を管理する装置をはじめ、各種の高度医療機器を操作・運用する専門技術者であり、医療の高度化やチーム医療の普及によって医療現場で活躍する場面が増えています。
カリキュラムは、臨床工学技士として必要な臨床医学と基礎工学を並行して学び、また、臨床工学の専門的な治療技術を身につけます。そのうえで、医学部付属病院での臨床実習などにより、実践的な技術を修得します。実験・実習は少人数教育で、すべての学生がきめ細かな指導を受けられる環境を整えています。また、ME技術実力検定試験に合格するための試験対策プログラムが充実しており、在学中に受験し合格認定を受けることも可能です。
学生に対し教員の人数が多いことも特徴で、少人数教育によって確実に知識や技術の修得を行うことができます。また、医学部付属病院スタッフの指導による、現場に即した講義・実習が盛り込まれており、工学的センスと医学の知識を兼ね備えた医療人を育成する環境が整っています。
また、カナダで語学学習とともに、病院などの医療施設の視察などを行う海外研修があり、先端技術と異文化について理解を深めます。
60人
1,988,370円
臨床工学技士
衛生管理者(第1種)
ME技術実力検定試験(第1種・第2種)