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どんな分野?

 現在も貧困や戦乱に苦しむ地域が数多く存在する発展途上国。憲法で戦争の放棄を明記している平和国家の日本では、軍事以外のあらゆる方面でこうした国々への支援の輪を広げている。
 日本政府は、ODA(政府開発援助)の形で世界各国への直接支援を行っているほか、国連のさまざまな機関への資金拠出し、他の国々と協力による多国間援助を行っている。
 JICA(国際協力機構)をはじめ開発協力を担う機関では、国土の基盤となる道路、電気、水道、通信などインフラづくり、学校教育や職業訓練、農業指導など国の発展に貢献する活動を行っている。また、才能ある若者が海外で働く「青年海外協力隊」や、災害発生時に現地で活躍する「国際緊急援助隊」の派遣もJICAの仕事だ。

活躍の舞台

 国際協力について大学で研究する場合、いくつかの方向性がある。経済学系では市場経済の問題をグローバルな立場から考える「国際経済学」、途上国の開発を経済的な視点で捉える「開発経済学」というジャンルがある。政治学系の「国際政治学」では国家どうしの紛争を解明し、協力体制づくりについて考える。また、多国間に横たわる問題の解決には「国際法学」のアプローチも有効だ。
 さらに政治経済や歴史・文化の側面から、人類の課題をトータルに研究するのが総合・学際系統の「国際関係学」だ。この学問からのアプローチでは、それぞれの地域や国の実情を分析する「地域研究」を通して、国ごとに適した支援のあり方を考えていく。

学問へのアプローチ

 国際協力にかかわる就職先としては、JICAや国際連合の各機関、またはJICA職員や現地スタッフと協力して働くさまざまなNGO(非政府組織)などがある。いずれも日本の代表として現地の人々と交わり、現地政府と交渉しながら、さまざまな問題を解決に導く刺激的で創造的な仕事といえる。
 仕事の交渉ができるだけの実践的な英語力は必須であり、できれば国連公用語(フランス・中国・ロシア・スペイン・アラビア)のうちから1つの国語はマスターしておきたい。
 文化や習慣、価値観の異なる人たちとの仕事なので、データや状況を正確に把握できる分析力、困難な状況に打ち勝てる粘り強さや決断力などを含め、総合的な人間力も求められる。

このキーワードについて学べる学問分野

栄養学

人間の健康と食物の関係を科学的に研究。とくに食物の栄養成分の研究をテーマとし、食事の「量」と「質」をコントロール。健康管理の実践手法を工夫する管理栄養士も養成する

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“言語動物”である人間が、文字と言葉によって芸術や作品を生み生活を愉しみながら、考える力・洞察力・観賞力・コミュニケーション力を培養する古くて新しい「教養」ジャンル

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世界の国々の実情をとらえ、地域が抱える問題について研究する学問。民族固有の文化を理解しつつ、「世界の政府」「世界の市民」、「国連」による安定した国際社会づくりが一大テーマ

文化学

世界の文化の多様性を土台に、古今東西の人や文化を総体的として比較。それぞれの文化特有の尺度や思想を発見・分析するジャンル。現地での「フィールドワーク」の研究手法がキモ

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