トリマーの特徴

　ペット専門美容師であるトリマーは、主に犬や猫などの家庭用ペットの毛や皮膚、爪の手入れを行う。具体的には毛のブラッシングから手足の爪切り、耳の掃除、シャンプー、リンス、毛のカッティングを行う。衰えることのないペットブームで、さまざまな動物病院、ペットショップ、ペット美容室、ブリーダーショップといったペット関連市場はますます広がっていくと予想される。動物に関係する仕事で手に職を、という人には比較的、実現可能な仕事であることから人気が高い。トリミング技術だけでなく、小さな愛玩用ペットから大型犬まで扱うので体力が要求されるほか、ペット以外の動物一般における生態知識も必要だ。また、ペットの飼い主とのコミュニケーション能力も要求される。

トリマーに関連する資格

　グルーミングショップやペット美容室、ペットショップ、動物病院、ブリーダー関係が活躍の場だ。
　ペットブームでトリマーの活躍の場は増え、待遇もかなりよくなっているようだ。また、技術を磨いて信頼を高めていけば、フリーとして独立開業も可能。民間資格であるジャパン・ケンネル・クラブ（JKC）指定の養成機関・学校での認定試験を受ける人が多い。資格取得者の多くを女性が占め、獣医師や訓練士といった他の動物関連資格と比べると取得しやすい。動物好き、動物に関する仕事がしたいという人には合った仕事だ。独立には、動物・ペットに関する基礎知識とともに、経営や経済、ショップ運営に役立つビジネススキルを磨き上げることも必要だ。

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