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興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

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どんな分野?

 乳離れをして小学校に上がるまでの幼児期は、人間が人格を形成するための基礎を築く大切な時期。こどもが自ら豊かな心と人間性を身につけていくためには、「知識」と「情操」のバランスが大切だ。たとえば絵本の読み聞かせや一緒に唄を歌うなど、さまざまな「文化」に触れさせることが知能と情操の発達に大きな効果があるといわれる。そのほか、人間としての正しい生活習慣を身につけることも重要だ。
 一方、音楽・絵画や英語など特定の分野で幼児が持つ可能性を伸ばす早期教育も、こどもの将来を思う親たちの関心を集めている。次世代の社会を担うこどもは、豊かな文化の中で育てるのが理想。安心して子を生み育てられる社会環境づくりが急がれている。

活躍の舞台

 大学で幼児教育を専攻するには、家政系統の「児童学」が最も適した学問。また、教育系統の「教員養成系」にも、幼稚園教諭の養成課程が設けられている。そのほか、教育の本質を考え正しいあり方を探る「教育学」や、長期の心の発達を研究する「児童心理」でも幼児教育について学ぶことができる。
 幼稚園教諭の養成課程では、幼稚園で教える学習内容、分かりやすく伝える技法、クラス運営、成績(発達段階)評価など、小学校教諭養成に近い内容を扱う。
 幼児教育の特徴として、音楽(唄・楽器)や、美術(絵画・工作)などのウェイトが高くなることがあげられる。また、幼稚園・保育所や地域の託児施設など、子育て支援の場での実習・演習も重要視される。

学問へのアプローチ

 幼稚園教諭や小学校教諭、保育士として働くには、大学の課程を修了後に教員免許状、保育士資格を取得したうえで、学校や幼稚園・保育園の採用試験を受ける必要がある。
 そのほか、さまざまな専門知識を発揮できる教育現場もある。たとえば英語や音楽、コンピュータなど、専門の教育分野を身につけることで、こども向けの英会話教室や音楽教室、パソコン教室の先生として活躍することも可能だ。
 幼児教育では、教える内容そのものよりも、それを通して感動や驚きを伝えたり、新しい発見を促して、さらなる興味へと導くことが大切だ。大勢の人をひきつけて導くリーダーとしての資質とともに、純真なこどもの心を忘れない素直さをもつことも、この分野で働くための条件といえる。

このキーワードについて学べる学問分野

哲学・心理学

人類の根源的な疑問=「人間とは何物か」「何が生きる意味や価値か」という“こころの問題”に思索や論理を通じて迫るのが哲学、科学的なしくみとして解決しようとするのが心理学

教育学

教育の本質を捉え、学校や職場、地域社会において人間の可能性を伸ばすシステムと技法を研究する学問分野。老若男女すべての「学ぶ人」に理想的な教育の環境を提供することが大目標

児童学

家庭における「育児」に着目し、子どもの成長過程、親子・きょうだいの関係などを総合的に研究する。子どもの個性や感性をどう育むか、安心できる子育て環境の整備などがテーマ

社会科学系学際

資源枯渇、環境汚染、人口爆発、食糧不足、安全保障問題など現代的な大テーマに、従来の学問的枠組を超えてアプローチする新分野。「総合的な視点」「多彩なテーマ」がキーワード

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