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アパレル店員(販売員)とは?仕事内容や年収やキャリアプラン、メリットを解説

2023.03.08

カテゴリー:
接客中のアパレル店員

高校生の皆さんの中には、アパレル店員(販売員)に興味を持つ人も多いかもしれませんね。アパレル店員・アパレル販売員の仕事は服の販売なので、服を買いに行ったときに直接その仕事を見かける機会もあるでしょう。ドラマや漫画にも登場する仕事なので、身近に感じている人もいるかもしれません。
この記事では、アパレル店員の具体的な仕事内容や働き方、年収、将来性などについて解説します。アパレル店員に興味がある人は、是非読んでみてくださいね。

アパレル店員(販売員)とは?仕事内容や年収・将来性を解説

在庫管理をするアパレル店員

アパレル店員(販売員)は服を販売するのがメインの仕事です。ほかにも在庫管理や店内外の清掃など、お客様の見えないところで行う業務があります。

アパレルとファッションの違い

アパレルとよく似ている単語に「ファッション」がありますが、厳密には意味が異なります。

アパレル(apparel)は「衣服・衣装・服装」を指し、一般的に既製品のことをいいます。アパレル産業、アパレルメーカーなどは既製品をつくっている・販売している企業です。アパレル店員は商品について詳しく知り、商品を活かした着こなしを提案できるようになる必要があります。

一方ファッション(Fashion)は服装のことも指しますが、「流行・はやり」特に流行に即した服装や髪型のことをいいます。衣服単体ではなく、ヘアスタイルや小物との組み合わせすべてを指します。創造的な意味合いが強く、「ファッションセンス」という言葉はあっても「アパレルセンス」という言葉はありません。

アパレル店員(販売員)の仕事内容

レジで接客するアパレル店員

アパレル店員の業務内容はお店によっても異なりますが、主に下記の5つです。

1.接客
アパレル店員のメインの仕事は、お客様への服の販売です。

単純に服を売るだけでなく、お客様に対し商品やコーディネートの提案、試着室への案内などを行います。お客様に適切な提案をするためには、在庫や新商品についてきちんと把握しておくこと、お客様へのヒアリング、常連のお客様との関係を築く能力も必要です。

お客様に服を購入してもらうために、お客様の要望を叶える商品を紹介・説明し、且つトレンドに合わせたコーディネートを提案する能力も求められるでしょう。

接客スキルやトーク力のほかにも求められる能力や準備が必要ですが、準備を念入りに行い適切な接客ができれば、リピーターになってもらえる可能性もあります。お店の売上にもお客様の満足度にも貢献できるでしょう。

2.レジ・電話の対応
アパレル店員の仕事には、レジや電話の対応も含まれます。

お客様がレジに持ってくる商品をレジに通すのはもちろん、自分で接客・コーディネートの提案をしたお客様に対しては、さりげなくレジまで商品を持っていくなどの気づかいを持った接客が求められます。

商品梱包は丁寧に行い、梱包した商品はお客様の近くに行って直接手渡しすると喜ばれます。お店の出口まで持って行って、手渡ししてから丁寧にお辞儀をして見送るのが良いでしょう。商品もお客様も丁寧に扱ってもらうと、お客様はうれしい気持ちになります。

電話対応はお店への質問や、ときにはクレームが入ることもあります。

クレームが入ったときは、顔の見えない相手への対応に困るかもしれません。落ち着いて相手の伝えたいことをよく聞くように心がけましょう。

3.商品管理
アパレル店員が適切な接客を行う上で、在庫管理は非常に重要な仕事です。

お客様の欲しい商品が在庫にあるか把握しておくと、即座に適切なコーディネートの提案ができるでしょう。また、お客様が欲しい商品を指定したときのため、すぐに出せるような状態を保っておく必要があります。

そのため、常に在庫は十分にある状態を保ち、どこに何があるかを把握しておく、人気の商品は品出しするときにわかりやすい場所にセッティングする、などの細部に配慮した業務レベルが求められます。

また、発注を任される場合もあります。うっかり発注しすぎて売りさばけないほどの在庫を抱えると、お店にとって好ましくありません。トレンドやお客様の購入傾向を把握し、適切な発注を行うのも、アパレル店員の腕の見せどころです。

4.ディスプレイの設置
アパレル店員は、お店の顔となるマネキンのコーディネートやディスプレイの設置を任されることがあります。

ディスプレイに設置する商品の陳列は、お客様に興味を持ってもらえるかどうかを左右する重要なポイントです。目を引くレイアウトやトレンドをしっかりと学ぶ必要があるでしょう。

ほかにも、店内の商品の並びを整える仕事があります。お客様が帰った後、広げられた服をたたみ直してきれいな陳列状態に戻すのも、アパレル店員の大事な仕事です。

5.店内・店外清掃
お店によって異なりますが、多くの場合アパレル店員は開店前と閉店後に店内外の清掃を行います。

百貨店など複合施設では店内の清掃だけで済む場合がほとんどですが、お客様の目につく商品や棚はもちろん、床やディスプレイ周りなどにゴミやほこりが残らないように注意しましょう。

服を購入するお客様は普段から身なりにも気を使っている人が多いと考えられるので、お店に清潔感があるかどうかをよく見ています。営業中でも気になる汚れやゴミを見つけたら掃除するなど、常に店内を清潔に保つことを意識しましょう。

アパレル店員(販売員)のやりがい

アパレル店員(販売員)は、自分の接し方でお客様の買い物をサポートできたとき、お客様が希望通りもしくは要望以上の服を買えたときに喜ばれる仕事です。

ネットショップと異なり、アパレル店員は直接店頭でお客様と交流するので、お客様の喜びをダイレクトに知ることができます。ネットショップだけでは知ることができなかったお客様の細かい要望を知り、適切な服の販売を提案していくことは、店頭販売の醍醐味といえるでしょう。

アパレル店員(販売員)の仕事の流れ

働くアパレル店員

アパレル店員(販売員)の勤務形態は、お店の営業時間が長いことが多いので、主にシフト制です。商業施設や百貨店のテナントと個人で経営する路面店では営業時間が異なるので働き方も異なりますが、ここでは商業施設のテナントの場合のスケジュール一例をご紹介します。

商業施設のテナントの場合、営業時間は施設に合わせることになります。そのためシフトはフルタイムのこともあれば、早番と遅番を分けることもあります。スケジュールを並べて見ると、交互に補完しあって業務にあたっていることがわかります。

時間早番遅番
9:40  出勤・開店準備 ・レジ金を金庫から出し、レジに移す ・前日の遅番スタッフからの引継ぎ   
10:30店内清掃 ・店内の床掃除、ディスプレイの服の乱れのチェック   
10:50朝礼 ・挨拶の声出し ・売上目標など共有事項の伝達   
11:00商業施設の時間に合わせて開店 接客業務開始 
13:00遅番スタッフに対し午前業務の共有事項を伝える出勤・ミーティング ・午前業務の引継ぎ
13:30昼休憩 ・休憩は13時から15時くらいの間で、スタッフ同士で交互にとることが多い。接客業務開始
14:00 開店から時間が経っているので、接客業務の合間に売り場の乱れをチェック
14:15後半業務 ・接客業務、合間に店内のチェック 
15:00 小休憩
17:00小休憩    
19:00 休憩
19:30勤務終了・引継ぎ ※忙しいときは残業することもある早番スタッフから引継ぎ    
20:00    閉店 ・レジ締めなどのクローズ作業
20:30 閉店後作業 ・商品整理・補充 ・事務作業 ・引継ぎ作業
22:30 勤務終了・退勤

アパレル店員(販売員)の年収

20代前半のアパレル店員の平均年収は、2021年時点で211万円程度です。

年齢平均年収(万円)
20~24歳211.3
25~29歳248.2
30~34歳274.3
35~39歳304.3
40~44歳327.4
45~49歳348.4
50~54歳377.3
55~59歳369.7
60~64歳281.3
65~69歳234.6
70歳~228.9

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査(第5表 産業、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率)」

ただし雇用形態や勤める店舗によって異なり、20代前半はアルバイトや契約社員も含まれているので、正社員だけだともう少し上がるかもしれません。50代前半がピークで377万円程度になりますが、それ以降は下がっていく傾向にあります。

エリアマネージャーや店長クラスになると年収500万円程度になる可能性もあり、お店によってはインセンティブや売上に応じたボーナスがもらえる場合もあります。それがモチベーションアップにつながっているというアパレル店員もいます。

アパレル店員(販売員)のメリット3つ

おしゃれを楽しむ休日のアパレル店員

アパレル店員のメリットの一例として、以下の3つを紹介します。

  • おしゃれを楽しみながら働ける
  • ファッションセンスが身につく
  • 社員割引で好きな服を安く手に入れられる

それぞれ詳しく解説します。

おしゃれを楽しみながら働ける

アパレル店員(販売員)は、おしゃれを楽しみながら働けるのがメリットのひとつです。

多くの職場では、制服着用が義務であったり、髪色やネイルに制限があったりするのが一般的です。しかし、アパレル店員の場合は、お店の顔として、おしゃれであることが求められる職種です。

服装や髪色に縛られず、自由なスタイルで働きたい人には合っているでしょう。

ファッションセンスが身につく

アパレル店員(販売員)として働くと、自然とファッションセンスが身につくでしょう。

仕事柄、常にファッションに関するアンテナを立てているため、トレンドに敏感になるためです。お客さまへの提案やお店のディスプレイを考えることを通して、さらにセンスが磨かれるでしょう。

社員割引で好きな服を安く手に入れられる

アパレル店員(販売員)のメリットのひとつに、社員割引でお店の服を購入できることが挙げられます。

多くの店舗で社員割引制度があるため、ふつうに購入するよりお得に服を購入できるのはうれしいですよね。わざわざ休みの日に服を買いに出かけなくて済むのもメリットと言えます。

アパレル店員(販売員)のデメリット3つ

アパレル店員(販売員)のデメリットとして、以下の2つを紹介します。

  • 体力が必要
  • 繁忙期が多く周りと休みが合わない
  • ノルマが精神的な負担になる

それぞれ解説します。

体力が必要

アパレル店員(販売員)の仕事は基本的に立ちっぱなしなので、座り仕事と比べると体力が必要です。

とくに足腰に負担がかかるので、むくみや痛みが起こることもあります。

休憩時間にマッサージやストレッチを行う、着圧ソックスを履くなど、対策法も多くあります。また、徐々に慣れてくるものなので、それほど心配はいらないでしょう。

繁忙期が多く周りと休みが合わない

アパレル店員(販売員)の仕事は、セール時期や季節の変わり目、年末年始など繁忙期が多いです。繁忙期は、接客や商品管理に1日中忙しいうえ、早朝出勤や残業があることも。

また、土日や年末年始も勤務になるので、周りと休みが合いにくいです。しかし、休日を一人でゆっくり過ごしたい人や、お店が空いている平日に買い物をしたい人にとっては、平日休みはメリットと言えるでしょう。

ノルマが精神的な負担になる

アパレル店員(販売員)の仕事は、ノルマが課されることが多く精神的に負担になることがあるようです。

個人ノルマを設けるケースは減っているようですが、ほとんどのお店で店舗ノルマが設定されています。販売ノルマがあることは考えようによってはメリットにもなります。接客スキルが身につくほか、キャリアアップやインセンティブに結びつくこともあるからです。

アパレル店員(販売員)になるために必要な資質と能力

アパレル店員に向いている人の特徴は、主に下記の4つです。

● 服装やコーディネートに興味がある
● 他人と話すのが苦ではない
● 体力に自信がある
● 常識やマナーを心得ている

アパレル店員として働く上で辛いことがあったとしても、「衣服やオシャレに興味がある」「他人と話すのが苦ではない」の2つがあれば乗り越えられるでしょう。アパレル店員の業務は体力仕事でもあるので、「体力に自信がある」人は難なくこなせるはずです。

接客は単純に人と話すのが好きなだけでは限度がありますが、「常識やマナーを心得ている」人なら丁寧で店にも店員自身にもリピーターのつく接客ができるでしょう。

年齢については、10~30代が多く活躍しています。10代でアルバイトから正社員へ登用され、店長クラスにキャリアアップするケースも少なくありません。客層に合った店員を採用することが多いので、高級なハイブランドの店であれば40~50代の店員が活躍していることもあります。

アパレル店員(販売員)に必要な能力

アパレル店員として働くために必要な能力は、主に下記の4つです。

1.接客力・販売力
アパレル店員の仕事のメインは商品を売ること、そのための接客です。お客様の要望をくみ取り要望に合わせた提案をする接客力と、購入へと導く販売力が必要となります。

お客様の多くは、選んだ服が着たいと思っているシーンやなりたい自分のイメージに合うかどうかを気にします。その気持ちに寄り添い、お客様にとって適切な買い物ができるようにしっかりサポートしましょう。

2.洞察力・観察力
アパレルショップに行って、店員に話しかけられて困った経験はあるでしょうか。

お客様によっては、店員に話しかけられるのを嫌がる人もいます。一方で、服の購入に踏み切るために店員のサポートが欲しいと感じるお客様もいます。

アパレル店員には、その微妙な空気を読み取る力も必要です。実務の中で意識して磨いていくといいでしょう。

3.自己プロデュース力
アパレル店員には、「この人から買いたい」と思わせる自己プロデュース力もあると良いでしょう。

ネットで商品を選ぶときとは異なり、店頭ではアパレル店員の接客の質がお客様の買う気持ちを左右することもあります。自分が店頭に立ったときにお客様に「この人から買いたい」と思わせられるよう、身なりや仕草に気を使えていて、そのブランドにふさわしいイメージで自分をプロデュースできていると、購入に悩むお客様の背中を押せるでしょう。

4.服の知識やトレンドについて学び続ける能力
アパレル店員として働く上で、服の知識やトレンドについて学び続ける能力は重要です。

どの仕事においても学び続けることは大切ですが、アパレル店員としてお店の服を売っていく場合は、服の知識やトレンドへの理解も必要になります。

特にオシャレが好きな人であれば、新しい知識や最新のトレンドをキャッチしやすいでしょう。

アパレル店員(販売員)になるための方法とは?

アパレル店員のなり方を調べる女性

アパレル店員(販売員)は未経験でも就ける仕事であり、大抵は資格がなくてもアパレル店員として働けます。しかしアパレル店員としてより活躍するためには、ファッション・服飾系の学科や経営学科への進学が有利になることもあります。

アパレル店員の就業形態は、正社員雇用のほかアルバイトや契約社員など非正規雇用の人も多いので、アルバイトからそのまま正社員に登用するキャリアアップのパターンもあります。今からアパレル店員を目指したい人はアルバイトからスタートしてみるのもいいでしょう。

ただアルバイトや契約社員から正社員になることは珍しくありませんが、お店によって正社員登用するかどうかは変わってきます。

また、新卒でもアルバイト・契約社員からスタートできますが、正社員、その先のバイヤーや商品管理、マネジメントなどさらに上を目指すのであれば時間がかかるかもしれません。

アパレル店員(販売員)の世界の現状

服は生活の必需品なので、アパレル店員という仕事自体がなくなることはないでしょう。

服を購入できるネットショップが増え、店員に話しかけられるのが苦手という理由でネットショップを利用する人も多く、一時はお店で接客するアパレル店員の仕事が減るのでは、と懸念されていました。しかしアパレル店員の丁寧な接客やアドバイスが得られる店頭販売を好む人もいるので、アパレル店員は今後も重宝される仕事です。

アパレル店員(販売員)になるための勉強ができる大学・学部

アパレル店員は、資格不要で未経験からでもなれる仕事なので、学歴も高卒であれば問題ない、としているところがほとんどです。

しかし専門学校で服飾系の知識を学んだり、大学で経済学やマーケティングを学んだりしておけば、仕事に活かせるだけでなくその先の自身のキャリアにも大きく影響します。

アパレル店員(販売員)を目指せる大学・学部の一覧

アパレル店員の仕事で役立つ学科・コースがある大学や短大の一部を一覧にしました。

大学名アパレル店員に役立つ学科・コース、内容
埼玉女子短期大学商学科
・ファッション・トレンドコース ・ビューティーホスピタリティコース ・経営・マーケティングコース 【学べる内容】 経済学、経営学、商学、コミュニケーション学、服飾・被服学、社会学、心理学、情報学
昭和学院短期大学人間生活学科 ・生活クリエイション専攻・キャリア創造専攻 【学べる内容】 観光学、情報学、コミュニケーション学、語学、 デザイン、栄養・食物学、服飾・被服学、住居学、生活科学、教育学
京都経済短期大学経営情報学科 【学べる内容】 教養学、総合政策学、経済学、経営学、商学、社会学、コミュニケーション学、国際関係学、語学、保健・衛生学
文化学園大学服装学部 ・ファッション社会学科 【学べる内容】 経営学、社会学、マスコミ学、メディア学、服飾・被服学、生活科学
流通科学大学商学部 ・ブランド戦略コース ・経営戦略コース 人間社会学部 ・社会文化コース 【学べる内容】 経済学、経営学、商学、コミュニケーション学、政治・政策学、総合政策学、観光学、マスコミ学、メディア学
京都光華女子大学短期大学部ライフデザイン学科 【学べる内容】 経営学、情報学、デザイン、服飾・被服学
大阪学院大学短期大学部経営実務科 【学べる内容】 総合政策学、経済学、経営学、商学、社会学、観光学、情報学、コミュニケーション学、語学、人間科学
滋賀短期大学デジタルライフビジネス学科 【学べる内容】 経営学、情報学、デザイン、服飾・被服学
香蘭女子短期大学ファッション総合学科 【学べる内容】 服飾・被服学
新潟青陵大学短期大学部人間総合コース 【学べる内容】 経済学、観光学、語学、栄養・食物学、服飾・被服学、生活科学
和洋女子大学服飾造形学科 【学べる内容】 服飾・被服学
日本経済大学芸創プロデュース学科 【学べる内容】 経済学、経営学、メディア学、服飾・被服学
羽衣国際大学人間生活学部 ・ファッションデザインコース 【学べる内容】 経営学、国際文化学、語学、デザイン、服飾・被服学、住居学、生活科学、心理学、教育学
聖徳大学短期大学部総合文化学科 【学べる内容】 観光学、情報学、図書館情報学、栄養・食物学、服飾・被服学
大手前短期大学ライフデザイン総合学科 ・ファッションビジネスコース 【学べる内容】 服飾・被服学
高千穂大学人間科学部 ・人間科学専攻 社会・ライフデザインコース ・人間科学専攻 心理・コミュニケーションコース 【学べる内容】 文化人類学、社会学、コミュニケーション学、哲学・宗教学、心理学、人間科学、教育学、保育・児童学
大阪成蹊短期大学生活デザイン学科 【学べる内容】 服飾・被服学、住居学
名古屋文化短期大学服飾美容専攻(生活文化学科第1部) ・ファッションビジネスコース   【学べる内容】 服飾・被服学
湘北短期大学生活プロデュース学科 【学べる内容】 デザイン、栄養・食物学、服飾・被服学、住居学、生活科学、福祉学、建築学
國學院大學栃木短期大学人間教育学科 【学べる内容】 栄養・食物学、服飾・被服学、住居学、生活科学、人間科学、教育学、保育・児童学、健康科学、看護学、保健・衛生学
秋草学園短期大学文化表現学科 【学べる内容】 観光学、情報学、図書館情報学、コミュニケーション学、文芸学、服飾・被服学
中国短期大学総合生活学科 【学べる内容】 栄養・食物学、服飾・被服学、住居学、生活科学、福祉学
神戸松蔭女子学院大学人間科学部 【学べる内容】 社会学、栄養・食物学、服飾・被服学、住居学、生活科学、心理学、人間科学、教育学、保育・児童学、健康科学

アパレル店員(販売員)に必要な資格や受験すべき試験

アパレル店員は未経験でもなれますが、以下の2つの資格があると就職に有利です。

1.リテールマーケティング(販売士)検定
衣料品にかかわらず、商品を販売する人全般が持っていると有利な資格です。リテールマーケティング検定の試験は、日本商工会議所が主催しています。

複数科目の筆記試験からなり、等級は1~3級の3種類のみです。

1級にはマーチャンダイジング(商品をお客様に届ける戦略)やマーケティングの科目が含まれ、受かればアパレル店長クラスの知識があるとみなされます。

合格するまでの過程でもかなり勉強になるので、受験しておくといいでしょう。

2.ファッション販売能力検定
ファッション販売能力検定は、アパレル店員が得る資格の中でも最もスタンダードな資格です。ファッション販売能力検定は日本ファッション教育振興協会が主催しています。

等級は同じく1~3級で、ファッションに特化した内容の筆記試験が行われます。

最も難しい1級の内容は服飾専門過程を2年修了し、3年ほど実務経験を積んだレベルになっています。

アパレル店員(販売員)になるために目指すべき就職先

アパレル店員は服を販売する仕事ですが、その就業先は多岐にわたります。

全国規模の商業施設に入っている大手チェーン店もあれば、ハイブランド(高級なブランド品)を扱うショップ、個人が経営する路面店の場合もあります。

大手チェーン店とハイブランドを扱うショップでは客層も接客のレベルも変わってきます。10〜20代向けの商品を扱うお店なら、アルバイトや新卒でも即戦力として活躍できるでしょう。一方ハイブランドを扱うショップは客層がそれなりの収入を持つ年齢になる可能性が高いので、より丁寧で質の高い接客が求められます。

就業先を選ぶときは、自分の得意とする客層や接客スタイルをイメージした上で決めるといいでしょう。

アパレル店員(販売員)になった後のキャリアプラン

ファッションアドバイザーの

アパレル店員(販売員)は接客の質を上げればインセンティブや特別ボーナスがもらえる場合もありますが、先のキャリアプランもしっかりと見据えて仕事のスキルを磨く必要があるでしょう。アパレル店員からキャリアアップした先の仕事について解説します。

バイヤー

アパレル店員は、その経験を活かしてバイヤー・商品企画の仕事に就ける可能性があります。

バイヤーはその名のとおり「買う人」で、自身のお店で売れそうな商品を買い付ける役割です。

バイヤーには流行やトレンドをつかんでおくことや、お店の売上傾向、お客様の購買傾向などを知っておくことが求められるため、ショップの店員として働いた経験が重視されます。

アパレル店員として日々業務に向き合っていれば、何がどのくらい売れるのかという実感をバイヤー業務にも活かせるようになるでしょう。売れる商品を買い付ける必要があるので売れなかったときの責任もありますが、やりがいのある仕事です。

店長・エリアマネージャー

アパレル店員の経験を通じて、店長からエリアマネージャーと、多くの人材の教育や管理を行うマネジメント職として昇進していく道があるでしょう。

店長やエリアマネージャーに昇進するには正社員として入社するのが早いですが、実績次第でアルバイトから挑戦することも可能です。

ハイブランドの店員

ハイブランドを扱うショップは高級なブランドアイテムを扱うため、購入する客層は高齢になることも多く、接客の質もブランドに見合ったレベルが求められます。

長年接客を経験し、商品知識を充分に持っていれば、ハイブランドの店員として活躍することもできるでしょう。

ファッションアドバイザー

ファッションアドバイザーは、その人の容姿や目的に合わせた服を総合的にアドバイスするファッションのスペシャリストです。

アパレル店員の中でも特に専門的に着こなしやコーディネートのアドバイスをする仕事で、特別な資格は不要です。しかし服を販売するだけでなく商品の販売の動向を研究するなどマーケティングの知識も求められるので、アパレル店員として現場でお客様と交流したり服を販売したりする経験を存分に活かすことができるでしょう。

アパレル店員(販売員)を「JOB-BIKI」で検索しよう

アパレル店員は、単に服を売るだけでなくお客様の要望に合わせた商品やコーディネートを提供する仕事です。

お客様との親密なコミュニケーションは必須で、お客様が欲しいものを欲しいときに買えるように在庫管理を徹底し、お店の隅々まできれいに清掃するなど、体力仕事も多いです。

しかし自分の接客がお客様の喜びにつながったときやお店の売上に貢献できたときにやりがいを感じられ、服が好きな人にはぴったりの仕事です。服は生活必需品なので将来的に残りやすい仕事であり、努力次第でキャリアアップも見込めます。

アパレル店員になるための勉強ができる進学先は「JOB-BIKI」で検索できます。就職先検索で業種を「小売・卸売」→「ファッション・洋服」と検索すると、アパレルなど衣服を売る企業に就職した先輩たちがどんな大学を出たのかがわかりますよ。アパレル店員の仕事が気になっている人は、調べてみてくださいね。

「JOB-BIKI」就職先検索で「ファッション・洋服」と検索する

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