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ITパスポート通信講座おすすめ11選!メリットや学習のコツを合格者が解説

2025.11.04

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ITの急速な進化、生成AIの登場、ITリテラシーの重要度の増加などの影響で、「ITパスポート」の需要が高まっています。2024年度は受験者数27万人を超え、過去最大となりました。

1からの学習や短期間合格のために、ITパスポートの通信講座の利用を検討する方も多いのではないでしょうか。しかし、なかには「ITパスポートは独学で十分だと言われた」と、受講そのものを迷う方も少なくありません。

ITパスポートの通信講座を受講すれば、短期間かつ確実な合格に近づけるだけでなく、上位資格である基本情報技術者や応用情報技術者へのステップアップも目指せるメリットがあります

そこで当記事では独自の選定基準を設け、その基準を満たした11社の通信講座を厳選しました。以下では、それぞれの通信講座の特徴、通信講座でITパスポートを学習するメリット、ITパスポートの合格者が解説する学習のコツなどを紹介します。

ITパスポート通信講座特徴
スタディングAI機能などのサポートシステムが豊富なWeb完結型の通信講座
アガルート約20時間に凝縮した講義と合格時の全額返金制度が魅力
アイテックIT教育40年以上の専門家のノウハウが詰め込まれた通信講座
ユーキャン初学者向けのカリキュラムやサポート体制で挫折しづらい
フォーサイト受講者平均合格率84.3%
クレアール認知心理学を取り入れた「CROSS STUDY」による学習と無制限の質問サポート
ヒューマンアカデミー「assist」によるサポートや無制限の質問などの充実のフォロー体制
資格の大原タイムパフォーマンス重視の「パススル」によるスキマ時間学習に強み
資格の学校TACITビギナーズパックで上位資格とダブル合格を狙える
LEC東京リーガルマインド45年の実績・過去の試験分析を基に作ったカリキュラムとITストラテジスト歴20年以上の講師による指導
資格スクール大栄新学習法「SkiP」による効率的な学習

目次

ITパスポートの通信講座おすすめ11選

ITパスポートの通信講座は大手・中小問わず数多くの企業からリリースされており、「どの通信講座を選べばよいかわからない」と思う方も少なくありません。

そこで、数多くの通信教育を調査してきた筆者が、ITパスポートを学習するときにおすすめの通信講座を11社選びました。今回選定したのは、下記の基準を満たした通信講座です。

おすすめのITパスポート通信講座の選定基準

  • 基本情報技術者や応用情報技術者など上位資格の通信講座の実績がある
  • わからない点があるときには講師陣へ質問できるなどサポート体制が手厚い
  • 生成AIなど最新のIT技術の情報も取り入れている
  • 合格者へのインタビューなどでよい評判を得ている
  • 紙・デジタルを問わず、教材の質が充実している

※2025年11月時点、各選定基準を満たしている通信講座を掲載しています。
※掲載企業については当サイト独自の基準で評価をしています。

スタディング|合格体験談2,800以上の実績があるWeb完結型の通信講座

スタディングのITパスポート講座

引用元:スタディング

価格スタディングITパスポート試験講座:7,920円
基本情報技術者などとのセット基本情報技術者初心者コース:23,000円
合格数・合格率合格体験談累計2,800以上
サポート体制学習Q&Aチケット5枚(講師への質問5回まで無料)
キャンペーンや合格返金制度定期的な割引キャンペーンあり
合格でアマゾンギフトカードなどのデジタルギフト1,000~2,000円進呈
ITパスポート講座と情報セキュリティマネジメント講座の対象商品で使える20%OFFクーポン
公式サイトhttps://studying.jp/itpassport/

「スタディング」は、KIYOラーニング株式会社が提供するオンライン通信講座です。ITパスポートや基本情報技術者などのIT系資格に加え、士業、簿記、不動産系の通信講座なども開設しています。

Web上での学習に特化しており、スマートフォンがあれば動画視聴、Webテキストの確認、スマート問題集による演習がすべて完結します。1講義30~40分を5~10分程度に区切っているおかげで、ちょっとしたスキマ時間でもインプットを進めることも可能です。

また、間違えた問題やブックマークした問題を受講者の理解度に合わせてピックアップする「AI問題復習機能」によって、効率的に復習ができます。

ほかにもAI分析で得意・苦手分野を把握できる「AI実力スコア」や、AIによるキーワード検索や関連が深いコンテンツ表示を可能にした「AI検索」など、AI技術を用いた学習システムがスタディングの魅力です。

スタディングの通信講座はWeb上で完結させて運営コストを削減することで、7,920円という低価格を実現しています。無料会員登録時にもらえる10%OFFクーポンや、定期的におこなわれる10~20%程度の割引キャンペーンを利用すれば、さらに費用を抑えることが可能です。

ひたすら四肢択一問題を解いていくITパスポートの学習は、タップ・クリックだけで回答できるスマートフォン学習と非常に相性がよいです。「どの通信講座を選べばよいのかわからない」という方は、コストパフォーマンスに優れたスタディングの利用を検討してみてください。

なおスタディングでは、ITパスポートの上位資格である基本情報技術者や応用情報技術者の通信講座のなかに、ITパスポート講座が含まれているものがあります。上位資格を狙いつつITパスポート講座で基礎固めをしたい方は、そちらの通信講座を利用するのもおすすめです。

アガルート|最新の傾向を分析し約20時間に凝縮した講義が魅力

アガルートITパスポート通信講座

引用:アガルート

価格ITパスポート試験講座:14.080円
基本情報技術者などとのセットなし
合格数・合格率ITパスポートについては不明
サポート体制講師・合格者に直接質問できるオンライン質問サービス「KIKERUKUN」
キャンペーンや合格返金制度合格によるカリキュラム全額返金特典あり
最大20%OFFの再受講割引、受験経験者割引、家族割引など各種割引制度
公式サイトhttps://www.agaroot.jp/it_passport/

「アガルート」は、士業、公務員、金融、医療、測量などさまざまなオンライン講義を提供する資格予備校です。

アガルートのITパスポートの通信講座が持つ大きな特徴は、カリキュラム全体で約20.5時間、インプット用の講義に関しては11時間と凝縮されている点です

過去の試験問題の分析と取捨選択を徹底的におこない、本当に必要な情報だけを受講生へ届けてくれます。本試験と同じくテクノロジ系45問、ストラテジ系35問、マネジメント系20問の割合に合うように構成されており、科目ごとに最適な配分での学習が可能です。

また講師への直接質問サポート、9段階の倍速再生、デジタルテキストを収蔵したデジタルライブラリーなど、受講者が安心して学習できる環境を整えているのもアガルートの魅力です。

もし視聴期限内に試験に合格し、合格通知書の提出、合格体験記の提出、インタビュー出演の条件を満たせば、通信講座の税抜き価格分がすべて返金されます。返ってきた分は基本情報技術者などの上位資格に挑戦する際の資金とすれば、さらなるスキルアップを目指せるでしょう。

短期間での合格を目指すなら、アガルートの利用もおすすめです。

アイテック|IT教育40年以上の実務経験を基にした教材

アイテックのITパスポート通信講座

出典元:アイテック

価格ITパスポート スタンダードコース:11,000円~
ITパスポート プラクティスコース:8,800円
基本情報技術者などとのセットなし
合格数・合格率ITパスポートについては不明
サポート体制受講期間中の学習質問あり
キャンペーンや合格返金制度春試験、秋試験に合わせたクーポンの配布あり
公式サイトhttps://www.itec.co.jp/store/

「アイテック」は、情報処理関係の資格・研修サービスをおこなう企業です。IT関係のさまざまな人材教育に関する事業を展開しており、IT教育に関する多くのノウハウと実績を有しています。

アイテックと他社との大きな違いは、アイテックがIT関係の教育に特化したサービスを提供している点です。ITパスポートや基本情報技術者以外にも、システムアーキテクトや情報処理安全確保支援士といった最上位のIPA資格や、そのほか数々のエンジニア系・マネージャー系の講義および教育実績があります。

そのため、講師陣はIT実務・教育に精通しており、IT基礎知識がない方や文系出身の方にでもわかりやすい講義を実施してくれます。資格取得のために必要な情報から、資格取得後に現場で活かせる実務知識も身に付けられるでしょう。

「学習用の書籍はすでに用意している」「以前も勉強したことがある」という方は、アウトプット学習が中心となっているプラクティスコースが向いています。また、とにかく過去問をやり込みたい方は「過去問ドリル」、最新の試験傾向を分析して作成した問題が毎日配信される「宿題メール」など、受講者の知識レベルやニーズに合わせたサービスを選べるのも魅力です。

IT教育40年以上のノウハウを詰め込んだ書籍とeラーニングシステムで、適切なインプット・アウトプット学習を進めたい方は、アイテックの利用がおすすめです。

ユーキャン|初学者向けの各種サービス・サポートが豊富

ユーキャンのITパスポート通信講座

引用元:ユーキャン

価格ITパスポート講座:26,000円
基本情報技術者などとのセットなし
合格数・合格率ITパスポートについては不明
サポート体制1日3回の質問対応
全4回の添削指導
キャンペーンや合格返金制度試験合格と体験談解答で合格お祝い金3,000円分進呈
公式サイトhttps://www.u-can.co.jp/

「ユーキャン」は、IT系を始め法律・ビジネス系、医療・保育、介護・福祉、美容・ライフスタイルなど、さまざまな分野の資格・実務の教育を提供する大手スクールです。

初心者目線でとにかくわかりやすく作成されたユーキャンの通信講座は、もともとIT系の知識がない方でも問題なく利用できます

ITパスポートの広い試験範囲をメインテキスト1冊に収めているおかげで、教材を持ち歩いての学習もやりやすいです。難しい専門用語の解説、豊富なイラスト・図解などのおかげで、IT初学者の方でもスムーズに学習を進められるでしょう。また、受講中は講師による1日3問の質問対応、全4回の添削などのサポートを受けられます。

Web教材のほうも充実しており、解説動画、過去問、用語集などをスマートフォンで利用できます。1講義あたり3~5分とコンパクトなので、スキマ時間の学習に最適です。

「IT関係を初めて学習する」という方は、ユーキャンの利用を検討してみてください。

フォーサイト|合格率84.3%という高い合格率

フォーサイトのITパスポート通信講座

出典元:フォーサイト

価格ITパスポート通信講座:16,800円
基本情報技術者などとのセットなし
合格数・合格率合格率84.3%で全国平均の1.72倍
サポート体制合格者スタッフによるる質問受付
専任スタッフによる個別カウンセリング
キャンペーンや合格返金制度無料学習体験によって通常価格から1,000円割引あり
合格時は最大1,500円のAmazonギフトカード進呈
そのほか定期的な割引キャンペーンあり
公式サイトhttps://www.foresight.jp/it/

「フォーサイト」のITパスポート通信講座は、累計受講者数1万人を突破した人気のコースです。受講者の84.3%・全国平均の1.72倍という高い実績を持ちます。

フォーサイトの教材テキストは、記憶に残りやすいフルカラーで作成されています。フォーサイト講師陣の経験だけには頼らない、システム的な過去問分析によって作られた「合格点主義」のテキストです。

ITパスポートの問題には多くの専門用語やIT機器用語が登場するため、身近にIT環境がない方にとって具体的なイメージが付きづらいのが難点です。その点、フォーサイトのテキストなら、わかりやすいイラスト・図解や現場実務に基づいた解説のおかげで理解を深めやすくなります。

フォーサイトは、動画講義のわかりやすさにもこだわっています。講師の口癖・咳などのノイズ除去、専用スタジオでの空調・雑音のシャットアウトなど、内容だけではなく聞きやすさに徹底的に注力しているのもフォーサイトの強みです。

また、動画講義を配信するeラーニングシステム「ManaBun(マナブン)」は、フォーサイトが特許を持つ完全オリジナルです。紙テキストとまったく同じデジタルテキストや、基本知識の確認テストなども利用できます。

質の高いテキストやeラーニングシステムでの学習を希望する場合は、フォーサイトの利用がおすすめです。

クレアール|認知心理学を取り入れたカリキュラムや手厚いサポート体制に強み

クレアールのITパスポート通信講座

出典元:クレアール

価格ITパスポート試験合格コース:11,000円
基本情報技術者などとのセットなし
合格数・合格率ITパスポートについては不明
サポート体制専任スタッフへ毎日電話で質問できる
応募フォームからの質問を24時間受け付けている
キャンペーンや合格返金制度定期的な割引キャンペーンあり
公式サイトhttps://www.crear-ac.co.jp/it/course/itpassport_course/

「クレアール」は、資格指導歴55年以上の歴史ある資格予備校です。情報処理講座の受講生満足度は94.1%と、多くの方から支持されています。

クレアールでは、認知心理学を取り込んだWeb学習ツール「CROSS STUDY」を採用しています。

「文章と図解の適切な組み合わせ」「復習問題の定期的なレコメンド」「気になる問題への重要度設定・自分の言葉でのタグ付け」「複数単元からのランダム出題」などで、論理だけではなく知覚や感情などの認知にアプローチすることで、より効率的な学習を可能としています

また、クレアールの通信講座を利用するメリットは、サポート体制の手厚さです。講師への質問について回数制限を設けているところも多いなか、クレアールは基本的に無制限となっています。

実際にサポートの手厚さについては、HDI-Japanが主催する「HDI格付けベンチマーク」の通信教育講座にて、問い合わせ窓口格付け最高ランク、Webサポート格付け最高ランクを獲得しました。

質の高い教材や講師陣のサポートを求めるなら、クレアールの利用を検討してみてください。

ヒューマンアカデミー|「assist」によるサポートや無制限の質問

ヒューマンアカデミーのITパスポート通信講座

引用元:ヒューマンアカデミー

価格ITパスポート試験対策講座:23,100円
基本情報技術者などとのセットなし
合格数・合格率ITパスポートについては不明
サポート体制在籍期間中の質問が無制限
無料オンラインセミナーへの参加権
キャンペーンや合格返金制度LINE友達追加で受講料5%OFFのクーポン配布あり
公式サイトhttps://haec.athuman.com/shop/g/g1223T001/

「ヒューマンアカデミー」は、大手人材教育会社のヒューマンアカデミー株式会社が提供する教育サービスです。スマートフォン1つでインプット用の動画講義から問題演習、模擬試験まで完結できる、eラーニング型の講座となっています。

ヒューマンアカデミーの通信講座の特徴は、学習をサポートする環境が整備されている点です。学習サポートプラットフォーム「assist」による、学習スケジュール作成機能や一問一答形式の練習問題出題などを利用できます

また講師陣への質問に回数制限はなく、自分が納得いくまでアドバイスを求められます。質問はassist上に搭載されているシステムを用いて、スマートフォンやパソコンから気軽におこなうことが可能です。

講義動画は1日1教程を受講すれば約2週間で終わるため、忙しい社会人、主婦、学生の方でもスケジュールが組みやすいでしょう。

また、ヒューマンアカデミーのITパスポート講座には、生成AIやAIの基礎を学べる講義があるのもポイントです。今後の出題傾向や合格後のキャリア形成で重要性が上がると予想されるAI分野を、ITパスポートを学びながら身につけられます。

資格の大原|スキマ時間を有効利用できるシステムが特徴

資格の大原のITパスポート通信講座

引用元:資格の大原

価格パススル ITパスポート Web通信:21,000円
基本情報技術者などとのセットなし
合格数・合格率ITパスポートについては不明
サポート体制パススルの質問フォームやZoom、電話を使った講師への質問
受講生サイト「Mobile-O-hara」で学習の進捗度や講師との面談・相談予約が可能
キャンペーンや合格返金制度過去に大原に申し込んだことがある方は3%OFF
公式サイトhttps://www.o-hara.jp/course/itpassport

「資格の大原」は、テレビCMなどでおなじみの有名資格予備校です。教室に通って学習するイメージがある方も多いと思われますが、さまざまな資格や研修の通信教育も提供しています。

ITパスポートの講義は、タイムパフォーマンス重視の新感覚Web通信「パススル」を用います

パススルとは、スマートフォン学習に特化したシステムです。「反復学習に強いWeb問題集」「自分の弱点などをチェックできる個人カルテ」「自動スケジュール設定」などの機能を利用できます。

また、1動画あたり平均5分と、通勤・通学などのスキマ時間での学習を意識して作られているのもパススルの強みです。トータルの講義時間は12時間と凝縮されており、スキマ時間を有効に活用できればまとまった時間を取らなくても一通りのインプットを完了できます。

動画講義・デジタルテキストも、実績豊富な大原の講師陣の分析力・開発力を活かした質の高いものが揃っています。本番と同様のCBT方式での模試を3回受けられる点も、ITパスポートの試験本番に備えたい方にとって嬉しいポイントです。

「スキマ時間を有効活用して学習したい」という方は、資格の大原の利用を検討してみてください。

資格の学校TAC|ITビギナーズパックで上位資格とダブル合格を狙える

資格の学校TACのITパスポート通信講座

出典元:資格の学校TAC

価格ITパスポート対策のスタンダードコース:27,000円(Webテストなし25,000円)
ITパスポート対策のスタンダードコースDVD通信講座:30,500円(Webテストなし28,500円)
基本情報技術者などとのセット情報セキュリティマネジメントととのダブル合格を目指すITビギナーズパック
合格数・合格率ITパスポートについては不明
サポート体制講義の欠席や予習・復習に活用できる「Webフォロー」
50回までメールの質問対応
キャンペーンや合格返金制度過去のTACの情報処理講座の通信講座などを利用していたときは、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者、応用情報技術者のコースを申し込む際に最大30%OFF
公式サイトhttps://www.tac-school.co.jp/kouza_joho/joho_crs_ap_ip_hon.html

「資格のTAC」は、40年以上の運営・有料受講者数延べ51万人以上などの実績を持つ、大手資格予備校です。有名な簿記講座のほかにも、士業、不動産、金融などの数多くの講座を開講しています。

TACのITパスポート講座は、インプット14回、アウトプット1回の全15回で構成されています。初めてITパスポートを学習する方や基礎固めをしたい方でも、挫折なく学習を進められるフローです。紙教材とデジタル教材を組み合わせた、ハイブリッド型となっています。

デジタル教材だと、調べたいワードをすぐに検索できる「検索機能」、しおりやマーカー、メモ書き、図形書き込みができる「アノテーション機能」が非常に便利です。アプリ版を利用して一度スマートフォンなどに教材をダウンロードすれば、オフラインの状態でも閲覧できます。

また、ITビギナーズパックに申し込めば、情報セキュリティマネジメントとのダブル合格を目標にした通信講座を受けられます。情報セキュリティマネジメントはIPA試験において基本情報技術者と同等のレベル2であり、さらなる上位資格の試験範囲にも入る情報セキュリティ分野についてより深く学べる資格です。

ITパスポートよりも上位資格を将来的に狙いたい方は、TACの利用を検討するのもおすすめです。

LEC東京リーガルマインド|45年の実績と専門家講師による質の高い講義

引用元:LEC東京リーガルマインド

価格ITパスポート試験パーフェクト合格講座・通信Web・音声DL可・スマホ視聴可 一括:24,800円(教材発送なし14,800円)
基本情報技術者などとのセットなし
合格数・合格率ITパスポートについては不明
サポート体制24時間メール感覚で質問できる「教えてチューター」
キャンペーンや合格返金制度おためしWeb講義の受講で早得+5,000円割引クーポン進呈
公式サイトhttps://www.lec-jp.com/it/kouza/

「LEC東京リーガルマインド」は、IT・情報・パソコン系、法律系、簿記・会計系、金融・保険系、労務・キャリア系、不動産系などさまざまな通信・通学学習サービスを提供する資格予備校です。

45年の実績・信頼や過去の試験分析を基に作成したカリキュラムについて、ITストラテジスト経験20年以上の専門家が登壇して講義してくれます

学習時間は約40時間とボリュームがあり、短期合格を目指すというより基礎固めからじっくり進めたい方向けの内容です。

オリジナルテキストはすべてPDFでダウンロードできるため、スマートフォンやパソコンのみで受講可能です。ダウンロードすれば、オフライン環境でも閲覧できます。

教材発送なしの講座なら、10,000円安く購入できます。スマートフォンやパソコンを使って学習する方は、教材発送なしで申し込むのがおすすめです。

ITの専門家による解説や信頼性あるカリキュラムで学びたい方は、LEC東京リーガルマインドの利用もぜひ検討してみてください。

資格スクール大栄|新学習法「SkiP」による効率的な学習

資格スクール大栄のITパスポート通信講座

出典元:資格スクール大栄

価格ITパスポートSkiP講座:63,789円
基本情報技術者などとのセットなし
合格数・合格率ITパスポートについては不明
サポート体制専門講師や他の受講生との質疑応答専任のキャリアナビゲーターへの相談
キャンペーンや合格返金制度問い合わせの必要あり
公式サイトhttps://www.link-academy.co.jp/neva-giva/itpassport/

「資格スクール大栄」は、パソコンスキル、資格取得、語学学習をワンストップで提案し個人のキャリアアップを支援する株式会社リンクアカデミーが運営するサービスです。

採用している新学習法「SkiP」は、「全体把握のHOP」「要点深堀りのSTEP」「難問理解のJUMP」の3ステップで学習を進めるカリキュラムです。チャプターごとのアウトプット確認問題、1回約5分のピンポイント学習、応用力を鍛える問題演習で、効率よく学習できます。

合格ポイントや学習の進め方がわからない方向けに、セミナーも開催しています。不安点や学習スケジュールは随時スタッフが対応してくれるため、1人での学習が不安な方も安心です。

ITパスポートの通信講座の比較一覧!選ぶときに見るべきポイントは?

ITパスポートの通信講座を選ぶときに見るべきポイントとして、「教材の質と費用が釣り合っているか」「講師陣からのサポートはどれくらい手厚いか」「信頼できるサービスなのか」などが挙げられます

以下では、当記事で紹介した11社の通信講座を比較しやすいよう、一覧表でまとめました。自分に合う通信講座を選ぶときの参考にしてください。

ITパスポート通信講座費用サポート体制合格率・合格者キャンペーン
スタディングスタディングITパスポート試験講座:7,920円基本情報技術者初心者コース:23,000円学習Q&Aチケット5枚(講師への質問5回まで無料)合格体験談累計2,800以上定期的な割引キャンペーンあり
合格でアマゾンギフトカードなどのデジタルギフト1,000~2,000円進呈
ITパスポート講座と情報セキュリティマネジメント講座の対象商品で使える20%OFFクーポン
アガルートITパスポート試験講座:14.080円講師・合格者に直接質問できるオンライン質問サービス「KIKERUKUN」ITパスポートについては不明定期的な割引キャンペーンあり
合格でアマゾンギフトカードなどのデジタルギフト1,000~2,000円進呈
アイテックITパスポート スタンダードコース:11,000円~
ITパスポート プラクティスコース:8,800円
受講期間中の学習質問ありITパスポートについては不明春試験、秋試験に合わせたクーポンの配布あり
ユーキャンITパスポート講座:26,000円1日3回の質問対応
全4回の添削指導
ITパスポートについては不明試験合格と体験談解答で合格お祝い金3,000円分進呈
フォーサイトITパスポート通信講座:16,800円合格者スタッフによるる質問受付
専任スタッフによる個別カウンセリング
合格率84.3%で全国平均の1.72倍無料学習体験によって通常価格から1,000円割引あり
合格時は最大1,500円のAmazonギフトカード進呈
そのほか定期的な割引キャンペーンあり
クレアールITパスポート試験合格コース:11,000円専任スタッフへ毎日電話で質問できる
応募フォームからの質問を24時間受け付けている
ITパスポートについては不明定期的な割引キャンペーンあり
ヒューマンアカデミーITパスポート試験対策講座:23,100円在籍期間中の質問が無制限
無料オンラインセミナーへの参加権
ITパスポートについては不明LINE友達追加で受講料5%OFFのクーポン配布あり
資格の大原パススル ITパスポート Web通信:21,000円パススルの質問フォームやZoom、電話を使った講師への質問
受講生サイト「Mobile-O-hara」で学習の進捗度や講師との面談・相談予約が可能
ITパスポートについては不明過去に大原に申し込んだことがある方は3%OFF
資格の学校TACITパスポート対策のスタンダードコース:27,000円(Webテストなし25,000円)
ITパスポート対策のスタンダードコースDVD通信講座:30,500円(Webテストなし28,500円)
講義の欠席や予習・復習に活用できる「Webフォロー」
50回までメールの質問対応
ITパスポートについては不明過去のTACの情報処理講座の通信講座などを利用していたときは、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者、応用情報技術者のコースを申し込む際に最大30%OFF
LEC東京リーガルマインドITパスポート試験パーフェクト合格講座・通信Web・音声DL可・スマホ視聴可 一括:24,800円(教材発送なし14,800円)24時間メール感覚で質問できる「教えてチューター」ITパスポートについては不明おためしWeb講義の受講で早得+5,000円割引クーポン進呈
資格スクール大栄ITパスポートSkiP講座:63,789円専門講師や他の受講生との質疑応答専任のキャリアナビゲーターへの相談ITパスポートについては不明問い合わせの必要あり

通信講座の費用は、スタディングやアイテックのプラクティスコースが1万円を切っています。ただしどちらもデジタルテキストしかないため、紙テキストがほしいときはほかの通信講座がおすすめです。

サポート体制は、いずれの通信講座でも講師陣に質問できます。なかでもクレアールとヒューマンアカデミーは質問が無制限です。

合格率を公表しているところは少ないですが、フォーサイトが8割超えと非常に高い数値を記録しています

キャンペーンについては、季節性のものや会員登録時に使えるものなど通信講座によって変わります。気になる通信講座がキャンペーン対象期間だったときは、申し込みを検討してみるのもよいでしょう。

【独学で十分は本当?】ITパスポートの通信講座のメリット

「ITパスポートは独学で十分と聞いて、通信講座を使おうか迷っている」とお悩みの方もいると思います。

前提として、ITパスポートは独学でも合格を十分に目指せます。しかしITパスポートで通信講座を利用することには、以下のメリットがあります。

ITパスポートを通信講座で学習するメリット

  • 基本・応用情報技術者などの上位資格の講座との連動で使いやすい
  • 最新の法令や出題範囲を網羅したカリキュラムを受けられる
  • 学習時間を短縮できる
  • スキマ時間に学習できる

費用を支払っても利用したいという受験者が多いからこそ、数多くの企業がITパスポートの通信講座をリリースしていると考えられます。

ここからは、ITパスポートの通信講座を利用するメリットを、実際に通信講座を利用して合格した筆者の実体験を交えて解説します。

基本・応用情報技術者などの上位資格の講座との連動で使いやすい

通信講座でITパスポートを学習すれば、基本情報技術者や応用情報技術者などの上位資格の講座を受けたいときに連動で使いやすいのがメリットです。

ITパスポートは、情報処理推進機構IPAが実施する情報処理技術者試験におけるレベル1に該当します。情報処理技術者試験は1~4レベルに分かれており、ITパスポートの知識は上位資格学習時の基礎固めになります。

ITパスポートは情報処理技術者試験におけるレベル1

引用元: IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

通信講座でITパスポートを学習した場合、学習したことを同じサービスの上位資格の通信講座で活かしやすいです

たとえばスタディングやTACのように、上位資格の基礎固めとして、ITパスポートのコースがセットになっている場合があります。

また、ITパスポート合格後に上位資格の割引、ITパスポートと上位資格のダブルライセンスを目指す場合の割引などを提供しているところもあります。

最新の法令や出題範囲を網羅したカリキュラムを受けられる

通信講座は毎年新しいバージョンがリリースされており、常に最新の法令や出題範囲を網羅したカリキュラムを受けられます

ITパスポートを学習する場合、常に最新情報を基に学習できるメリットが非常に大きいです。IT業界の変遷は目覚ましく、毎年のように新しい技術や法改正がおこなわれるからです。たとえば最近では、機械学習や生成AIが試験範囲に組み込まれました。

学習時間を短縮できる

通信講座を利用すると、独学よりも学習時間を短縮しやすくなります。

ITパスポートの試験範囲は意外と広く、合格圏を目指せる範囲まで学習を進めるのに時間がかかります。「難しいから覚えられない」というより、「物理的に覚える量が多いから時間がかかる」というイメージです。

とくにIT初学者の場合、見慣れない専門用語や仕組みがなかなか覚えられないという最初の大きな壁があります。筆者はもともと製造業出身で本格的なIT技術に触れたことがなかったため、理解するまで大変苦労しました。

しかし通信講座なら、講師の噛み砕いた解説やイラスト・図解のおかげで、独学よりもスムーズにITパスポートの知識を詰め込みやすくなります

スキマ時間に学習できる

Web上での学習に対応している通信講座なら、通勤・通学や家事などのスキマ時間を利用して学習できます。

たとえば5分程度で区切られている講義なら、ちょっとした空き時間さえあれば進められます。また、ITパスポートの通信講座のWeb問題演習は四肢択一または一問一答形式であるため、スマートフォンで選択肢を選んでタップするだけでどんどん問題を回せます。

このように、ITパスポートの通信講座は「スキマ時間を使ってスマートフォンで勉強する」という学習方法と、相性が非常によいです。スキマ時間を活用すれば、短期間での合格も目指しやすくなるでしょう。

ITパスポートの難易度・合格率

ITパスポートの合格率は、毎年50%前後とそこまで低くありません。難問・奇問が出題されるケースもそこまで多くなく、計算問題も確率問題など、学校の数学でしっかり勉強すれば十分に合格を目指せます。

ただし、IT初学者が一夜漬けで合格できる難易度ではないので注意しましょう

以下では、過去5年間の受験者数・合格率をまとめました。

年度受験者数合格率
2020年度131,788人58.8%
2021年度211,145人52.7%
2022年度231,526人51.6%
2023年度265,040人50.3%
2024年度273,905人49.1%

参考:【ITパスポート試験】統計情報

ITパスポートの勉強時間は独学だと100~150時間

ITパスポートは試験範囲が広く、暗記量も多いです。そのため、IT初学者が独学で学習すると、勉強時間が100~150時間ほどかかります。1日1時間の学習だと、3か月以上かかる計算です

しかし、時間と労力をかけて学習しておけば、基本情報技術者や応用情報技術者などの上位資格に挑戦するときの勉強時間を短縮できます。ITパスポートと上位資格は「簿記2級と3級」のような関係であり、学習内容が重複しているからです。

たとえば基本情報技術者を1から勉強する場合、勉強時間は200時間以上必要です。一方でITパスポート取得者なら、50~100時間程度で合格レベルを目指せます。

上位資格を目指すなら、ITパスポートの勉強時間が長くなっても時間を無駄にすることなく活かせます。

通信講座を利用して学習するコツを合格者が紹介

ここからは、通信講座を利用してITパスポートに合格した方や取得者である筆者の経験を基に、通信講座を利用して学習するコツを紹介します。

実施したアンケートについて
・アンケート方法:インターネットアンケート
・集計期間:2025年7月1日〜2025年10月31日
・アンケート回答人数:500人

ITパスポートは過去問が非常に有効なので繰り返し活用する

ITパスポートの学習には、過去問を使った学習が非常に有効です。ITパスポートの試験は、過去問からの類似出題が非常に多いからです

合格者の方へのアンケート結果を見ても、「過去問を5年分3回ずつ解いた」「問題演習に力を入れていてよかった」との回答が多く見られます。筆者がITパスポートの試験を受けたときも、過去問や模擬試験と同一論点の問題がいくつも出題されていました。

通信講座なら、教材に過去問や模擬試験が付いていることが多いです。カリキュラムも最新の出題傾向を分析して作成しているため、過去問学習も効率よく進められます。

試験範囲が広いので無理して満点を目指さない

ITパスポートの試験範囲は、「技術要素やコンピュータ要素などのテクノロジ」「システム戦略や経営などのストラテジ」「プロジェクトマネジメント・システム監査などのマネジメント」など幅が広く、出題数も100問と数が多いです。

ITパスポート通信講座は情報処理技術者試験におけうレベル1

引用元:【ITパスポート試験】試験内容・出題範囲

出題範囲をすべて理解して合格しようと学習しようとすると、際限がなくなり効率が悪くなります。

ITパスポートの合格ラインは、総合点数60%かつテクノロジ・ストラテジ・マネジメントの各科目が30%を上回ることです。そのため、ITパスポート試験の合格を目指すなら過去問の頻出問題や重要論点に範囲を絞り、70~80%を取る学習にしたほうが短期間合格を目指しやすくなります

とくに、過去問や模擬試験のなかには、時間をかけて学習しても解けないような難題も数問入っています。その数問の捨て問に対応するために数時間かけるよりも、他の重要論点を数時間勉強して基礎を固めたほうが合格点を確保しやすいはずです。

合格者へのアンケートのなかにも、「勉強期間が1か月だったので思い切って計算問題を捨てたら、ギリギリ6割取れて受かった」「重要論点を押さえれば安定して8割は取れる」といった意見が見られました

筆者もITパスポートを受けたときも、過去問や問題演習でも一度も見かけたことがなかった問題が数問混じっていました。いくら勉強しても太刀打ちできない問題はITパスポートにも存在するため、個人的にはとにかく重要論点を中心に力を入れることをおすすめします。

通信講座ならIT分野の専門家や人材教育のプロが重要論点を分析してくれているので、「的外れのところを勉強していた」といった学習ミスを防ぎやすいです。

はじめに力を入れるのは計算問題以外がよい

「ITパスポートに合格するなら計算問題は捨てる」との意見を、インターネット上ではよく見かけます。筆者の意見としては、捨てるまでは行かなくとも、先に力を入れるのは計算問題以外のほうがよいと感じました

計算問題を後回しにしたほうがよいと考えた理由は、次の通りです。

計算問題の学習を後回しにしたほうがよい理由

  • 過去の傾向を見ても出題割合が全体の1割にも満たないから
  • 解答時間がかかるので、学習効率が少し悪くなるから
  • 計算のためのメモ書きやペンなどが必要になるので、出先だと取り組みづらいから

ITパスポート合格が最終目標なら、計算問題を完全に捨ててしまうのも確かに1つの手です。しかし、基本情報技術者や応用情報技術者などの上位資格合格や、IT系の現場で使える知識習得を目指しているときは、この時点で計算問題にも対応できるようにしておくと後が楽になります。

計算問題は公式の暗記が効果的になる

ITパスポートレベルの計算問題なら、公式さえ暗記して何度も問題演習を繰り返せば、大体は対応できます

暗記部分が一通り終わって学習に余裕が出てきたら、計算問題にも取り組んでみてください。全問正解とは言わずとも、半分以上取れるようになれば合格率はより高くなります。

なお通信講座なら、動画講義やイラスト・図解のおかげで計算問題も取り組みやすくなっています。講師独自の解法や覚え方も解説してくれるので、独学よりも理解が深まりやすいはずです。

ITパスポート試験の日程・受験料・試験時間まとめ

ITパスポートの日程・受験料などの受験要領を以下でまとめました。

ITパスポート試験要領概要
試験実施日全国の会場でCBT形式にて随時実施→試験会場などはこちらのリンク先から
出題形式四肢択一
試験時間120分
受験料7,500円
合格基準総合評価点が1,000点中600点以上かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上
たとえば総合評価点が700点でストラテジ系が250点なら不合格
出題数100問(うち8問は今後の問題の評価に使用)ストラテジ系35問程度マネジメント系20問程度テクノロジ系40問程度
受験資格とくになし
その他注意事項試験問題は非公開なので、漏洩すると損害賠償請求などの措置が取られる可能性あり
受験申し込みをするには公式サイトにて利用者IDを作成する必要があり→詳細はこちらのリンク先から

まとめ

ITパスポートの学習に通信講座を利用するのは、「基本情報技術者や応用情報技術者などの講座と連動して使いやすい」「学習時間を短縮できる」など、独学にはないさまざまなメリットがあります。

ITパスポートの通信講座を選ぶときは、教材や講師陣の質はもちろんのこと、費用、サポート内容、合格実績などを比較検討し、自分にあったものを見つけることが大切です

当記事では選定基準を設けたうえで、その基準を満たした通信講座のみを紹介しています。ITパスポートの通信講座を探すときは、ぜひ参考にしてください。

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