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バスガイドに向いているのはどのような人?関連する資格

2023.03.03

カテゴリー:
旅のしおりの説明をするバスガイドの女性

高校生の皆さんには、これまでにどんな旅行の思い出があるでしょうか?きっと、学校のみんなと遠足や修学旅行に行ったことがあるでしょう。家族でバスツアーに参加したことがある人もいるかもしれませんね。旅行中には、同じバスに乗って楽しいお話をしてくれたり、観光地を案内したりしてくれたりしたガイドさんが近くにいたはず。案内役のバスガイドの仕事があるからこそ、みんなが旅行を楽しめるのです!この記事では、そんなバスガイドの仕事についてお伝えします。


バスガイドの仕事の内容や想定年収

バスから降りて現地のガイドをするバスガイドの女性

観光業界で活躍しているバスガイドの仕事をチェックしてみましょう。ここではバスガイドの仕事内容ややりがい、想定年収をご紹介します。

バスガイドの仕事の内容

バスガイドは、団体ツアー旅行に参加するお客様を乗せた観光バスに乗り込み、観光地を案内する仕事です。バスツアーでは、目的地までの長い道のりをバスの車内で過ごすことになります。バスガイドが観光地の見どころや歴史などを紹介しながら、和気あいあいとした雰囲気を作ることで、お客様の旅行の時間がより充実したものになるでしょう。また、観光バスが駐車する際の誘導などドライバーのサポートのほか、車内の清掃や忘れ物のチェックなども大切な仕事の一つです!

バスガイドの仕事のやりがい

ツアー旅行でのお客様との出会いは一期一会。旅行中は楽しいこともたくさんありますが、道路渋滞やお客様の体調不良など、思わぬアクシデントが起こるケースも少なくありません。そんな緊張感の中、お客様の旅行が忘れられない思い出になるよう1日じゅう頑張ったからこそ、大きな達成感や喜びを味わえるはず!楽しかった旅行の最後に、お客様から「ガイドさんのお陰で楽しい旅行になりました!」とお礼を言われることも多くあるでしょう。

バスガイドの想定年収

バスガイドの年収は全国平均で518.2万円、月額の求人賃金は全国平均で18.2万円となっています。観光地でお客様を案内するバスガイドの仕事では、身に付けるべき知識が多く、経験者が優遇されます。仕事の経験を積み重ねたり、専門資格を取得したりすることで、より高い報酬が期待できる職種です。

【参考】職業情報提供サイト(日本版O-NET)
URL:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/111


バスガイドに向いている人

観光バス会社に勤めるバス会社の女性たち

バスガイドに向いている人の特徴をご紹介します。こんな特徴がある人は、憧れのバスガイドを目指してみては?

社交的な人

バスガイドが案内する団体ツアー旅行では、同じバスに乗る多数のお客様を接客することになります。なかには海外から日本へやって来る、訪日観光客の方もいるでしょう。どんなお客様にも積極的に話しかけて打ち解けられる人や、大勢の人の前で話すのが得意な人など、社交的なタイプの人に向いている仕事です。

人を楽しませることが好きな人

バスガイドはバスツアーの盛り上げ役!巧みな話術で観光スポットを楽しく案内したり、観光バスの車内ではちょっとしたクイズやゲームを開催したりと、雰囲気を盛り上げるにはさまざまな工夫が必要です。人を楽しませることが好きな人でなければ難しい仕事といえるでしょう。

歴史や地理が好きな人

全国各地にある観光地には、その土地ならではの歴史や有名なエピソードがあります。これらをバスガイドが伝えることで、同じ観光地がより魅力的に見えてくるのです。自分の好きな歴史や地理の知識を活かせば、より楽しい旅行案内ができるようになりますよ。

臨機応変に対応できる人

旅行はお客様にとって非日常であり、車酔いなどの体調不良や、お客様同士の喧嘩などが起こることも珍しくありません。時には、観光バスの車両トラブルや、交通事故が発生する可能性も。バスガイドの仕事では、あらゆる緊急事態へ臨機応変に対応できる力が欠かせません!


バスガイドに関連する資格とおすすめの学部

バスガイドを目指す大学生の女性

バスガイドになるには、どんな資格や知識が必要なのでしょうか?関連する資格や、大学進学でおすすめの学部をご紹介します。

バスガイドに関連する資格

バスガイドとして働く際に必須の資格はありませんが、旅行の案内役を務めるバスガイドは、業務の知識をしっかりと身に付けておくことが大切です。お客様を適切に誘導し、旅行中に発生したトラブルへ速やかに対処することが、バスツアーを利用する方の安心につながります。そんなバスガイドの仕事に関連する資格として挙げられるのは、「旅程管理主任者」です。こちらは添乗員(ツアーコンダクター)の職種に必須の資格で、取得することで旅行の添乗業務(=旅行の工程を管理する仕事)の専門知識を身に付けられます。旅行に関する法律や、旅行中のトラブルを避けるためのルールなどの知識は、バスガイドの仕事にも役立てられるでしょう!

バスガイドになるためにおすすめの学部

大学に進学すると、バスガイドの仕事に活かせる専門知識や、国内外のお客様とのコミュニケーションを円滑にする幅広い教養などを身に付けられます。特におすすめの学部は、観光学部です。観光ビジネスや観光地の経済といった専門分野を学び、観光業界で活躍する力を伸ばせます。ほかにも、観光地の歴史を学べる文学部の史学科、国際交流やコミュニケーションの経験を積める人間学部や異文化コミュニケーション学部といった進学先も、バスガイドの仕事で役に立つでしょう。日本は海外のお客様から旅行先として人気があります。大学在学中に多様な背景を持つ友人と交流した経験も、お客様と接する観光業界の仕事でも活かせるはず!


バスガイドになるための就職先とキャリアプラン

観光バス会社の駐車場に並ぶ観光バス

社会のなかでバスガイドが活躍している場所や、将来のキャリアプランを解説します。バスガイドとしての働き方をイメージしてみましょう。

バスガイドになるための就職先

多くのバスガイドは、観光バス会社に就職します。観光バス会社では、貸し切りの観光バスを運転するドライバーと連携しながら、社員旅行や遠足などのバスツアーに参加する団体のお客様を案内します。このように観光バス会社で正社員として働く以外に、パートタイマーとして働くバスガイドや、派遣会社に登録して働くバスガイドもいますよ。さらに、仕事で一定の経験を積んだバスガイドがフリーランス(=個人で契約して仕事をする人のこと)として働くことも!

バスガイドのキャリアプラン

観光バス会社などに就職して新人バスガイドになったら、まずは業務に必要な知識を身に付けて多くの経験を積み、一人前のバスガイドとして仕事をこなせる状態を目指しましょう。その後は、観光案内に役立つスキルに磨きをかけることで、幅広いバスツアーを担当できるようになります。たとえば、英語や中国語などの外国語でコミュニケーションが取れるようになると、外国人観光客向けのバスツアーでも広く活躍できるでしょう。こうしてバスガイドとしてのスキルを高めたら、独立して観光バス会社やお客様から個人で仕事の依頼を受ける道もありますよ。


バスガイドになりたいあなたは「JOB-BIKI」で進路検索!

観光業界で活躍するバスガイドの仕事についてお伝えしました。大学の観光学部では、バスガイドの仕事に役立つ観光分野の専門知識を身に付けられます。また、日本史の基礎などの観光案内に役立つ教養を学んだり、コミュニケーション能力に磨きをかけたりできるのも、大学に進学するメリットです。進路を考え始めたら、ぜひ「JOB-BIKI」を使って観光業界で働く先輩たちの進路を調べてみましょう!検索画面の就職先検索で「観光バス」と入力すると、バスガイドの主な就職先である観光バス会社の進路情報がわかりますよ。

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