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起業家になるためのステップは?向いている人やおすすめの学部

2023.03.06

カテゴリー:
商談をする学生起業家の男性

会社設立サービスが登場したことで、誰でも簡単に会社を立ち上げられる時代になりました。YouTubeなどで学生起業家が動画を投稿していて、その影響から「自分も事業を立ち上げてみたい!」と思う人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、起業家(別名:アントレプレナー)になるためのステップや向いている人の特徴、おすすめの学部をご紹介します!著名な起業家の出身大学や、その調べ方についても解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。


「起業家」とはどのような人を指す?

自身で作ったサービスについて説明する学生起業家の女性

ここでは、起業家の定義や特徴をおさらいします!起業家になるメリットにも触れますので、ぜひ参考にしてくださいね。

起業家とは

起業家とは、新しく事業を起こす人のこと。創業者と呼ぶこともありますね。自身で事業を立ち上げ、それによって利益を得る人は一般に起業家といいます!飲食系やIT系、アパレル系をはじめとしたさまざまな業界で、起業家たちによってこれまでにない新たなビジネスが生まれています。

単に事業を立ち上げるだけが、起業家の仕事ではありません!従業員にお給料を払い、事業を通じて社会貢献できるよう、起こした会社を経営しなければなりません。やる気さえあれば、誰でも起業家にはなれるもの。しかし、会社経営を成功させるのは、簡単なことではないのです。

起業家になるメリット

自分で仕事を作れることや、事業の成功によって多くの収入を得られる可能性があることが、起業家を目指すメリットです。社会に出てからやりたいこと、将来の夢はみんな違うもの。人によっては、会社勤めでは達成できない夢もあるでしょう。やりたいことができる会社がなければ、自分で作ってしまうのも手。著名な起業家の多くは、「自分のチカラでより良い社会にしたい」「アイディアで社会の問題を解決したい」という信念や情熱により、会社を起こしたケースがほとんどなんです!


起業家に向いている人

事業計画を考える学生起業家の女性

リーダーとして人を率いる以上、起業家は向き不向きがハッキリしている職業だといえます。ここでは、起業家に向いている人の特徴をご紹介しますね!

考えるよりも行動することが好き

起業家にもっとも求められる力は、行動力にほかなりません!著名な起業家たちも、多くの失敗を経験しながらも恐れずに行動したことで成功を収めているもの。「周りが何といおうと自分はやり遂げる」「自分でやらなければ気が済まない」という人は、起業家の適性が高いといえるでしょう!

課題に立ち向かうことが好き

起業するには、何かしらのきっかけがあるもの。起業家の中には、直面した課題を解決したいという強い思いが動機となって、事業を起こすケースも多く見られます。課題に立ち向かい、解決するために取り組むことが好きな人には、起業家になるチャンスがあるかも!

忍耐力がある

起業は決して簡単ではなく、安定的な収益や社会的地位を得たりするまでは、諦めない心と忍耐力が必要でしょう。特に出資者やクライアント、従業員の確保には相応の時間と労力がかかります。根気強く物事に取り組める人でなければ、難しいといえます。

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起業家になるためのステップ

起業家になる方法を調べている大学生の男性

ここでは、起業家になるための5つのステップをご紹介します。「何から始めたらいいのかな?」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

起業する目的を明確にする

最初にやるべきことは、「そもそもなぜ起業したいのか?」を頭の中で整理すること!すでに起業家として活躍している先輩達も、何かしらの目的があって行動に移したことでしょう。たとえば、一口に「社会問題を解決したい」といっても、どのような社会問題をどう解決したいのか、明確にするべきです。このようにハッキリとした目標がなければ、起業家になるのは難しいでしょう。

人によって起業の動機は違うもの。仕事を続けるためのモチベーションにもつながるので、起業前に目標を明確にしておくことが大切です。

事業の内容のアイディア出しをする

どんな事業も、初めは小さな問題意識から生まれるもの。たとえば、日本の企業家・実業家である山田進太郎さんは、世界中を旅した経験から「スマホで人々をつなげれば限りある資源を大切に使えるのでは」と考え、フリマアプリの「メルカリ」のアイディアが生まれたそうです。このように、事業内容のアイディアは問題意識から閃くことがほとんど。思いついたことを実現するためにはどのような方法があるのか、とにかく実行してみましょう!

収益を出すための計画を立てる

事業内容を決めたら、お金を生み出すためのさまざまな仕組みを考えましょう。これらは「ビジネスモデル」と呼ばれます。ビジネスモデルを考えるときは、「誰に売るのか」「どうやって売るのか」「どんなコストがかかるのか」などを具体的に決めます。その上で、必要なお金やスケジュールなどの計画を立てていくのです。計画段階では、色々な視点から立ち上げ予定の事業を見つめ、どこかに問題はないか、改善できるポイントはないか考えてみましょう。

資金調達を行う

事業を立ち上げるには、お金がかかるもの。起業に必要なお金を集めることを「資金調達」といい、一般的には銀行からお金を借りる方法や、国の補助金・助成金制度でお金のサポートを受ける方法などがあります。しかし、起業家にできる資金調達の方法はこれだけではありません。

たとえば、「クラウドファンディング」という言葉を聞いたことはありませんか?クラウドファンディングとは、インターネットを通じてたくさんの人からお金を支援してもらう方法のこと。最近はクラウドファンディングが活発で、プロジェクトや事業内容が評価されれば、誰でも資金調達できるようになりました。起業に必要な資金を事前に計算した上で、ベストな調達方法を選ぶことが大切です!

事業を起こす

すべての準備が整ったら、本格的に事業を起こすのみ!事業を立ち上げる方法には、個人で事業を営む方法(=個人事業主)と、会社などの組織で事業を営む方法(=法人)があります。法人は「株式会社」や「合同会社」などがわかりやすい例ですね。まずは個人で事業を立ち上げてから、事業が成功して規模が大きくなってから会社を設立する起業家もいます。


起業家になるためおすすめの学部と著名人の出身大学

起業家を目指してビジネスに関連する講義を受ける女性

起業家を目指す上で有利になる学部や著名人の出身大学をご紹介します。有名起業家の学歴は、あなたの進路選びの参考になるはず!

おすすめの学部

起業家を志す人におすすめの学部は経営学部や経済学部です。経営学部では、会社経営に必要な専門知識を体系的に学ぶことができますよ。経済学部・政治経済学部では、社会の仕組みの理解に役立つ経済学を学べます。大学によっては、授業の一環で有名起業家が講演に来てくれることも。先輩の貴重なお話を聞けるのも、経営学部や経済学部を選ぶメリットといえますね。

経営学部や政治経済学部と同様におすすめなのが、法学部です。経営者は「商法」と呼ばれる商業行為に関する法律の知識を正しく理解していなければいけません。法学部で学ぶ知識は、起業から会社設立後まで、幅広い場面で役立つでしょう。

著名な起業家の出身大学

日本には著名な起業家が多くいらっしゃいますが、特に有名なのは株式会社ファーストリテイリングの代表取締役である柳井正さんでしょう。柳井さんは早稲田大学政治経済学部を卒業後、35歳の頃にカジュアル衣料ブランド「UNIQLO」の1号店を広島県内に出店しているんです。人と違う新しいことに挑戦する生き方は、大学時代の学びから影響を受けたといいます。その後、続々と店舗数を増やし、海外にも店舗を構えるようになったUNIQLO。柳井さんは、世界的に成功している日本人起業家といえますね!

次に、近年勢いのあるゲームの分野も見てみましょう。「パズル&ドラゴンズ」などの人気スマホゲームで知られるガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社ですが、代表取締役は東京大学経済学部出身の孫泰蔵さんです。彼は大学在学中にYahoo!の創業者と出会い、Yahoo! JAPANの立ち上げに携わったエピソードでも有名ですね。有名な起業家を輩出する大学の学部では、将来の仕事に役立つ学びができるだけでなく、同じ志を持つ起業家仲間との刺激的な出会いもあるかもしれません!


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起業家を目指す上で、特定の資格や学歴は必要ありません!しかし、著名な起業家の多くは、大学で経営学や法律の知識、ITスキルなどを学んでいます。大学で学んだ専門知識や、たくさんの刺激的な仲間との出会いを活かし、自分の会社を立ち上げる人が多いのです。著名な起業家の出身大学をもっと知りたいなら、「JOB-BIKI」を活用してみましょう!使い方は簡単で、検索画面の人物検索で「起業家」と入力するか、有名な起業家の名前を入れるだけ。憧れの起業家の出身大学をチェックしてみては?

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