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臨床検査技師になるには?仕事内容と年収、やりがいや大学の学部学科の選び方まで紹介

2023.04.05

カテゴリー:
検体検査をしている臨床検査技師の女性

皆さんも学校の健康診断で、尿検査や心電図などの検査を受けたことがあるでしょう。そこでは、検査の専門家である臨床検査技師が皆さんの体をさまざまな方法で調べて、その結果をお医者さんに伝えています。こうした検査がなければ、体の状態を詳しく知ったり、早期に異常を見つけたりすることはできません。臨床検査技師は、人々の健康を陰から支える職業です。だからこそ、具体的な仕事内容は知らないかもしれませんね。そこで今回は、臨床検査技師の仕事の特徴や魅力、目指すために必要な学校の選び方をご紹介します!


臨床検査技師の仕事の内容や想定年収

ここでは、臨床検査技師の仕事内容ややりがい、想定年収をご紹介します。職業について詳しく知ることで、就職後の自分がどのように働くのか、イメージしやすくなるもの!ぜひ職業選びの参考にしてくださいね。

臨床検査技師の仕事の内容

臨床検査技師は、医師の指示を受けて検査を行う医療専門職です。病院やクリニックなどの医療機関では、検査結果をもとに医師が治療方針を決めることもあります。検査を通じて医療を支えるスペシャリストといえますね!臨床検査技師が行う検査は、採取した検体を調べる「検体検査」と、人の体を調べる「生体検査」に分けられます。検体検査で調べるのは、細胞や血液、尿などです。生体検査では、心電図や超音波などの医療機器を使って、体の内側を調べます。病気の原因を特定したり、通院する人の健康状態を調べたりする重要な仕事です。

臨床検査技師の仕事のやりがい

臨床検査技師は、医療現場を支える縁の下の力持ちのような存在。医師や看護師に比べると、患者さんと直接関わる時間は少ないかもしれませんね。しかし、臨床検査技師がいるからこそ、患者さんの体の異常を発見して、治療に貢献できるんです!検査のデータは、医師が病気を見つけたり、適切な治療の方針を決めたりする際の大切な判断材料になります。裏方のイメージがあるかもしれませんが、その責任感は大きく、やりがいのある仕事といえますね!

臨床検査技師の想定年収

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、臨床検査技師の想定年収は496.5万円です!医療系の職種は専門的な知識や技術が求められる難しい仕事であり、また需要も多いことから条件の良い求人が多いのが特徴。臨床検査技師もそんな医療系の職種であることから、報酬は高い傾向にあります。

【参考】職業情報提供サイト(日本版O-NET)
URL:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/161


臨床検査技師に向いている人

検体検査を行う臨床検査技師の手元

臨床検査技師に向いている人を4つのポイントからご紹介します!臨床検査技師の仕事が気になる人は、ぜひチェックしてみましょう!

器用な人

臨床検査技師の仕事では精密な医療機器を扱います。病理標本や血液標本の作製など、緻密な作業も臨床検査技師の大切な仕事です。そのため、手先が器用な人が向いています!

コミュニケーション能力が高い人

臨床検査技師は、医師や看護師と連携して働きます。人の命を預かる医療現場では、速やかで正確に仕事をするためにチームワークが重要!最近では、コミュニケーション能力の高い臨床検査技師が求められている背景から、医療系の大学でもコミュニケーション能力の育成に力が入れられているのです!

観察力がある人

臨床検査技師は、検査を通じて病気を発見するのが仕事です。そのため、些細な変化や異常を捉える観察力が不可欠。自身の判断が人の命に関わるため、観察力はとても重要な能力だといえるでしょう。

科学・医療分野の勉強に熱心な人

現代医療は日に日に進化するもの!今後も、新しい検査方法や検査機器が登場して仕事に導入される可能性があります。科学や医療分野に興味があり、勉強熱心で新しい知識を取り入れるのが好きな人は、臨床検査技師に向いているでしょう。


臨床検査技師になる方法と働く場所

顕微鏡を使い検査する臨床検査技師の男性

臨床検査技師は医療機関のほかに、医療機器メーカーや製薬会社でも活躍しているんです!ここでは、臨床検査技師になる方法と働く場所をご紹介します。

臨床検査技師になる方法

臨床検査技師になるには、国家資格である「臨床検査技師免許」の取得が必須!国家試験に合格し、免許が発行されてはじめて臨床検査技師を名乗ることができます。そんな臨床検査技師の国家試験で受験資格を得るには、複数のルートがあります。

  • 臨床検査技師養成学校(大学・短大・専門学校など)で学ぶ
  • 大学で医学や歯学の正規課程を修了する
  • 大学で薬学や獣医学などの正規課程と所定科目を修了する

このうち大学・短大・専門学校などの臨床検査技師養成学校で学ぶのは、もっとも一般的な方法です。大学の医療系学部のなかでも、受験資格を得られる進学先として「臨床検査学科」「検査技術学科」「臨床検査学コース」などが挙げられるので、これらの進路をチェックしてみましょう!上記以外の医療系の大学でも、所定の科目を修めることで臨床検査技師国家試験の受験資格を得られるようになっていますよ。

また、試験のスケジュールについてもチェックしておきましょう!臨床検査技師国家資格は例年2月ごろ、全国の試験場で実施されます。試験科目は、医用工学概論・公衆衛生学・臨床検査医学総論など。12月から1月上旬にかけて願書を提出し、2月に受験。3月に合格発表が行われる流れです。

気になる臨床検査技師国家資格の合格率ですが、70~80%が目安となります。厚生労働省によると、2022年2月に実施された「第68回臨床検査技師国家試験」の合格率は75.4%。このうち新卒者の合格率は86.4%でした!大学をはじめとした養成学校でしっかりと勉強をして、試験の合格を目指しましょう。

出典:厚生労働省「第68回臨床検査技師国家試験の合格発表について」
https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2022/siken07/about.html

臨床検査技師が働く場所

臨床検査技師は、以下の施設に就職して働くことが多くなります。

  • 病院やクリニックなどの医療機関
  • 臨床検査センター
  • 保健所
  • 検診センター
  • 医療機器メーカー
  • 製薬会社
  • 大学の研究室

もっとも一般的なのは、病院やクリニックの臨床検査室で働くことでしょう!医療機関で働く臨床検査技師の役割は、患者さんの健康状態を検査して、その結果を医師や医療スタッフに伝えること。患者さんや一緒に働く人たちとコミュニケーションを取る場面が多くあります。一方で、臨床検査センターや大学の研究室のように、患者さんと接する機会がほとんどない勤務先も。臨床検査技師の仕事内容は、就職先によって変わります。


臨床検査技師になるための学校の選び方

臨床検査技師を目指す大学生の男性

臨床検査技師の受験資格を得るには、大学をはじめとした養成学校の卒業が必須!そこで、臨床検査技師になりたい人に向けた学校選びのポイントを解説します!

臨床検査技師になるための学校は、4年制大学・短大・専門学校から選ぶことになります!4年制大学に通うメリットは、臨床検査技師国家試験の受験資格が得られると同時に、充実した環境で時間をかけて学べることです。たとえば帝京大学医療技術学部の臨床検査学科では、1人の学生に1台の顕微鏡が用意されているなど、本格的な設備を使った勉強ができます。順天堂大学医療科学部の臨床検査学科では、実際に医療現場でも使われている検査機器が充実しています。埼玉医科大学保健医療学部の臨床検査学科では、4年次に病院で行われる臨地実習で臨床検査技師による指導を受けられます。医療現場の安全を守るために欠かせないリスク管理なども徹底して指導してもらえるので、現場に出てからも大学で学んだ知識が役立つはず!


臨床検査技師になりたいあなたは「JOB-BIKI」で進路検索!

臨床検査技師になりたいなら、まずは大学をはじめとした養成学校に通って国家試験の受験資格を得ましょう!おすすめは、受験資格を得られて、学ぶ環境も充実している4年制大学。時間をかけて専門知識をしっかりと身に付けられたり、医療現場に近い本格的な機器が用意されていたり、大学に通うメリットはたくさんありますよ。そんな臨床検査技師を目指せる大学は、「JOB-BIKI」で探しましょう。就職先検索の「病院・福祉・介護」から「病院」または「医院・診療所」を選択すると、医療業界の企業へ就職した先輩たちの進路を調べられます!

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