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ウエディングプランナーの仕事は?取得しておきたい資格や必要な能力

2022.10.24

カテゴリー:
ブーケを持った花嫁とウェディングプランナー

愛し合う二人が結婚を誓い、親しい人たちに囲まれながら、一生に一度のお祝いをする結婚式。そんな幸せなイベントの裏側では、式の計画を立てたり、必要なものを手配したりするウエディングプランナー(ブライダルプランナー)が活躍しています。

ウエディングプランナーは、新郎新婦の夢を叶えるお手伝いができる、ブライダル業界を代表する仕事です。この記事では、そんなウエディングプランナーの仕事内容や、生かせる資格、必要な能力についてご紹介します。

ウエディングプランナーとは

挙式を見守る男女のウエディングプランナー

ウエディングプランナーは、具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。まずは、仕事内容を詳しくチェックしてみましょう。

●ウエディングプランナーの仕事内容
ウエディングプランナーには、結婚式の開催を全面的にサポートする役割があります。式の準備はもちろん、当日もセレモニーが滞りなく進むように、あらゆる手助けを行います。

結婚式の準備では、新郎新婦との打ち合わせを重ねながら、式の計画を立てるのが主な仕事内容です。結婚式場選びに始まり、花嫁さんのウエディングドレスやヘアメイク、ゲストに振る舞う料理、会場の装花や演出まで、新郎新婦の理想を詰め込んだ結婚式を形にしなければなりません。時にはプロの視点から提案やアドバイスを行いながらも、お二人が思い描いた結婚式を形にしていきます。また、契約の手続きや業者の手配などの事務も、大切な仕事の一つです。

当日には、式の進行をチェックしたり、トラブルに対応したりする仕事を担います。大きなイベントでは、当日までにきちんと準備をしていても、思わぬハプニングが発生することが少なくありません。そんなときは、プロとして冷静に対処する必要があります。また、緊張する新郎新婦に寄り添って安心させたり、出席するゲストに接客を行ったりするのも、ウエディングプランナーの重要な仕事なんですよ。

●ウエディングプランナーの仕事の流れ
・結婚式前
結婚式前には、結婚式の全体的な企画を行います。複数回の打ち合わせを重ねながら、新郎新婦の要望をヒアリングして、式の計画を立てていくのが主な仕事の流れです。式の日程が決まったら、当日までに準備が完了するよう逆算した上で、スケジュールを管理します。また、新郎新婦との契約手続きのほか、式の運営に携わる演出スタッフや撮影スタッフ、司会者などの手配も行います。

・結婚式当日
結婚式当日には、開催前の早い時間帯から会場へ足を運び、会場の装飾やスタッフの配置などの最終チェックを行います。その後は、計画通りに式が進んでいることを常に確認しながら、なにか問題がないか周囲に気を配りつつ、進行を見届けるのが主な仕事の流れです。結婚式を終えたら、新郎新婦の見送りを行い、最後に会場の片付けに入ります。

●ウエディングプランナーのやりがい
ウエディングプランナーの仕事では、結婚式の全体的な責任者として活躍の機会が多くあります。なんといっても、挙式が成功するたびに大きな達成感を得られるのが魅力! 自分がプロデュースした式で、幸せいっぱいの新郎新婦やゲストを見たら、やりがいを感じられそうですね。さらに成長意欲が高い人は、プランニングの経験を積んで独立を目指すなど、仕事を通じた成長も実感できるはず!

●男性ウエディングプランナーの存在
ウエディングプランナーは一般的に女性のイメージが強いのですが、近年の ブライダル業界では男性も活躍しています。一般的に女性の比率が高い傾向にあるものの、打ち合わせで新郎側から相談されるなど、男性だからこそ頼られる場面もあるようです。女性のプランナーが多い職場でも、自分の強みを生かした働き方ができそうですね。ブライダル業界の仕事に興味のある男子高校生の方も、たくさんの活躍のチャンスがありそうです!

●ウエディングプランナーの平均年収
ウエディングプランナーの平均年収は、全国平均で464.4万円となっています。ハローワーク求人統計データによると、求人賃金は月額22.2万円です。ただし、平均年収はウエディングプランナーの勤務先や、勤務体系などの条件によっても異なります。希望の就職先があれば、ぜひ早いうちから待遇を調べて、将来働いている自分の姿を具体的にイメージしてみてくださいね。

【参考】厚生労働省「職業情報提供サイトjobtag(日本版O-NET)」
URL:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/125

●ウエディングプランナーと関係が深い職業
ウエディングプランナーはブライダル関連の職種です。ブライダル業界では、ウエディングプランナーの他にもさまざまな職業の人が働いています。例えば、結婚式で花嫁のドレスアップを担当するのは「ドレスコーディネーター」「ヘアメイクアーティスト」「メイクアップアーティスト」などです。また、会場の装花を担当する「フラワーデザイナー」や、演出を担当する「音響スタッフ」「照明スタッフ」なども関係が深い職業だといえます。

ウエディングプランナーに向いている人や生かせる資格

立ち居振る舞いがきれいなウエディングプランナー

自分が憧れのウエディングプランナーに向いているのか、適性が気になるもの。ここでは、向いている人の特徴や、仕事に生かせる資格をご紹介します。

●ウエディングプランナーに向いている人
ウエディングプランナーの仕事は、顧客や業者など多くの人と関わります。そのため、基本的には人とコミュニケーションを取るのが好きな人に向いている仕事といえるでしょう。また、一生に一度の結婚式という場面ですから、非常に高いレベルの接客スキルが求められます。フォーマルな場にふさわしいマナーや立ち振る舞いができる人であることも重要ですね。また、人を喜ばせるのが好きだという精神や、ホスピタリティ(おもてなし)と提案力もウエディングプランナーとして重要なのは言うまでもありません。

●ウエディングプランナーの仕事に生かせる資格
ウエディングプランナーとして就職する際に必須の資格はありません。ただし、ブライダル業界で働く上で役立つ専門知識を得るために、資格取得を考える人もいます。以下の例のような民間資格の取得を目指しても良いでしょう。

・ブライダルコーディネート技能検定(公益社団法人日本ブライダル事業振興会)
・ブライダルプランナー検定(全米ブライダルコンサルタント協会)
・ウエディングプランナー検定(一般財団法人職業技能振興会・一般社団法人IWPA国際ウエディングプランナー協会)

ウエディングプランナーになるためには

結婚式場ではたらくウェディングプランナー

将来、ウエディングプランナーになるためには、どのような進路を選べばいいのでしょうか。大学や就職先についてお伝えします。

●ウエディングプランナーを目指せる大学
ウエディングプランナーのように、お客様の理想を形にする仕事では、ホスピタリティを学ぶことが大切です。ブライダル業界への就職を目指す学科で業界の専門知識を学んだり、経営学科や観光学科のホスピタリティコースでレベルの高いおもてなしを学んだりすることもできます。ぜひ進学の選択肢に入れてみてください。

●ウエディングプランナーの就職先
ウエディングプランナーの就職先としては、結婚式場やホテルのほか、ブライダルプロデュース会社などが代表的です。ブライダルプロデュース会社では、より自由度の高い結婚式ができるのが特徴となっています。プロデュース経験を積んだウエディングプランナーが独立して、フリーランスになる例もあります。

ウエディングプランナーへの道を「JOB-BIKI」で調べてみよう!

ウエディングプランナーは、結婚式を挙げるカップルをサポートして、全体の責任者としての重要な役割を担います。挙式前から当日までやるべきことが多く、大変なイメージもあるかもしれません。しかし、二人が夢みる幸せな結婚式を叶えることで、大きなやりがいを感じられる仕事でもあるのです。

そんな憧れのウエディングプランナーになるために、ぜひ「JOB-BIKI」を使って検索してみてください。検索画面の「特徴から探す」から「ブライダルサービス」の項目を選んでもらえると、ブライダル業界の企業や、就職した方の出身大学がわかります!

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