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高校生が集中して勉強できる場所8選!集中できる条件や利用時の注意点も紹介

2023.05.09

カテゴリー:
自宅の外で勉強する高校生

大学受験に向けて勉強中の高校生の皆さんの中で、自宅では勉強がなかなかはかどらず、「もっと集中して勉強できる場所はないか」と考えている人はいませんか?どの場所が最も集中して勉強できるか、詳しく知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、高校生が集中して勉強できる場所の条件や自宅以外の場所で勉強するメリット、自宅以外で勉強できる場所のほか、利用時の注意点などについてご紹介します。参考にしてみてくださいね!

高校生が集中して勉強できる場所の条件7つ

図書館で勉強する高校生

 
高校生が集中して勉強できる場所は、以下のとおりです。

  • 誘惑するものがない
  • 十分なスペースがある
  • 適度な静けさと雑音がある
  • 無料あるいは安価 である
  • フリーWi-Fiがつながっている
  • 明るく整理整頓されている
  • 空調で程良い室温が保たれている

それぞれ詳しく解説します。

誘惑するものがない

忙しい高校生が限られた時間の中で効率良く勉強するには、「いかに集中できるか」が重要です。集中を妨げるもののひとつに挙げられるのが、ゲームや漫画、SNSなどの誘惑です。ゲームや漫画、SNSは、短い休憩時の使用であればリフレッシュになり、あらためて勉強に集中できます。しかし、休憩のつもりがゲームや漫画に没頭し、そのまま時間を無駄遣いしてしまうおそれもあります。
そのような誘惑に負けないためには、勉強できる場所の周辺には誘惑するものがないほうがいいでしょう。

十分なスペースがある

高校生の皆さんが勉強するときには、参考書や問題集、ノートのほか、辞書や筆記用具を使いますよね。勉強に集中するには、それらを置くための十分なスペースが必要です。しかし、机の上のスペースが狭いと、参考書や問題集をノートと積み重ねることになるので、いちいち動かしたり、その際に筆記用具を落としたりして、勉強への集中力が維持できなくなります。
不要なストレスを避けるために、十分なスペースがある環境で勉強するのがオススメです。

適度な静けさと雑音がある

複数の人の話し声や大音量のBGM、工事の騒音などの雑音にあふれている場所では、なかなか勉強に集中しにくいもの。周りの音が気になると、注意がそちらに向いてしまい、集中が阻害されてしまうのです。集中して勉強できる場所は、やはり静かな環境が確保されている必要があります。
とはいえ、あまりに静かすぎるとかえって落ち着かず、集中できないことも。適度な雑音があったほうが集中できるという研究結果もあります。勉強するには静けさが保たれた上で、適度な雑音がある場所が最適です。

無料あるいは安価 である

高校生が自宅以外で定期的に勉強するときには、無料もしくは安価であるに越したことはありません。無料で利用できる公共施設か、比較的安く利用できるお店などを選びましょう。
注意したいのが、勉強できる場所へ移動する際の交通費です。日々通ううちに、結果として大きな出費になってしまうケースもあります。勉強するときは、できるだけ自宅や高校近くの場所を探してくださいね。

フリーWi-Fiがつながっている

高校生の勉強で、必須なのがスマートフォンやタブレットで視聴する動画授業や学習アプリです。このようなインターネットツール利用の際は、フリーWi-Fiがつながっている場所だと通信量がかからず、安心です。
ただし、勉強でスマートフォンやタブレットを使うときには、SNSの通知に注意してください。SNSの通知が気になって集中が途切れてしまうこともあるので、通知はOFFにするのがオススメです。

明るく整理整頓されている

高校生が集中して勉強するには、明るくて清潔な場所が最適です。最も勉強に適しているのは、机の上が明るくできるデスクライトが併設されている場所。というのも、デスクライトで手元が明るくできると、視線が自然と手元に向くので、結果的に集中できることになります。

暗い場所では眠くなってしまったり、目が疲れてしまったりというデメリットがあるので注意が必要です。また、物が散らかっていたり清潔さに欠けていたりする環境だと、集中力が削がれてしまうことが科学的にも証明されています。

空調で程良い室温が保たれている

勉強で頭脳を使う際に、勉強場所の室温は重要です。冬に室内の温度が高すぎて頭がボーッとしてしまった経験がある人もいるのでは?一方で、夏に室内の冷房が効きすぎていて、体が震えるほど冷えてしまうことも。暑かったり寒かったりする室内は、勉強に集中しにくい環境なのは言うまでもありません。
ただし、人によって心地良いと感じる温度は異なるものです。集中して勉強する場所を選ぶときには、空調や室温をしっかり確認してくださいね。

自宅外で勉強するメリット

高校生が自宅外で勉強するメリットは、以下のとおりです。

  • 勉強に集中できる
  • 周りの視線がある
  • 勉強が習慣化できる

勉強に集中できる

自宅は誘惑するものにあふれていますが、自宅外ではその誘惑を排除できるので、自ずと勉強に集中できます。利用できる時間に制限があったりすると、さらに集中力は高まるでしょう。

周りの視線がある

自宅に自分の部屋 がある人は、あなたが勉強する姿を誰も見ていないので、つい緊張感がなくなって、ダラダラ勉強してしまったり、眠くなったりしてしまうことも。かといってリビングでは家族が他のことをしている場所でもあるので、集中が妨げられることもあるはずです。
自宅外なら周りに人がいるので、緊張感が生まれます。その緊張感によってモチベーションを保てるでしょう。特に、同じように受験勉強をしている高校生がいれば、「自分も負けずにがんばろう!」と気合いも入るはず。

勉強が習慣化できる

自宅外に「勉強する場所」があれば、その場所に行くだけで気持ちが切り替わり、「勉強するモード」へのスイッチが入るようになります。定期的にその場所に行くことで、勉強が習慣化しやすくなるでしょう。
塾の自習室のような場所ならば、周囲には同じ大学受験をするライバルしかいないため、強制的に勉強せざるをえなくなるのもメリットです。

高校生が集中して勉強できるおすすめの場所8選

塾の自習室で勉強する高校生

 
高校生が自宅外で勉強する場合、集中して勉強できるおすすめの場所として、以下の8つを紹介します。

  • 公共の図書館
  • 高校の空き教室
  • 塾や有料の自習室
  • 電車・バス
  • 公園
  • 公民館
  • ファミリーレストランやカフェ
  • カラオケ店

公共の図書館

公共の図書館に設けられている学習スペースは無料で利用できる上、静かで集中できる場所です。また、必要であれば調べものをする際に、その資料も利用できます。図書館の学習スペースは、高校生だけでなく社会人なども利用しており、緊張感がある環境といえます。多くの人が集中して勉強しているため、勉強のモチベーションを高められるでしょう。
ただし、図書館は基本的に私語厳禁です。友人と勉強の話をして、ほかの利用者に注意されることのないようにしてください。また、その利用のしやすさから、休日などは座席の確保に苦労することもあります。

高校の空き教室

放課後、高校の空き教室で勉強するのもひとつの手です。普段勉強している教室であれば、誘惑するものもなく、場合によっては友人といっしょに勉強できるでしょう。また、職員室にいる先生に質問しに行くことができるというメリットもあります。
友人と勉強するときに注意したいのは、メリハリをつけて勉強すること。勉強する時間は、「勉強以外の私語をしない」と決めておけば、集中して勉強できるはず。また、放課後に教室を利用できない高校もあるので、先生に確認が必要です。

塾や有料の自習室

大学合格を目指す高校生が集中して勉強している塾の自習室では、周囲に刺激されて高いモチベーションが保てるのがメリットです。個別のブースが用意されている自習室も多く、より集中しやすい環境といえます。わからないことがあれば、すぐに塾の講師などに質問できるのもメリットといえます。ただし、塾によっては自習室が手狭だったり、利用時間が限られたりするので注意が必要です。

有料の自習室が近くにある場合は、勉強場所として利用してみるのもいいでしょう。有料自習室はWi-Fi環境やコンセントが完備されていたり、フリードリンク制であったりと、設備が整っているのが特徴です。学割のある自習室もあるので、勉強場所の候補として考えてみてはどうでしょう。

電車・バス

電車やバスで通学している人は、その時間を勉強にあてるのも有効です。単語帳やアプリを使えば、荷物がかさばることもありません。最近では数分のスキマ時間で学習できるアプリも多いので「通学中は英単語を覚える時間!」などと決めて取り組むのもいいですね。

移動時間は時間が限られているからこそ、集中して学習に取り組めるでしょう。

公園

あえて屋外で勉強してみるのもリフレッシュになっていいですよ。公園は適度な雑音があり、テレビや漫画などの誘惑もないので、屋内よりも集中しやすいかもしれません。また、声を出して勉強できるので、英単語の発音や音読の練習なども、周囲に気を遣わず行えます。

公民館

地域の公民館には、無料で利用できる自習室や図書室が設置されていることも多いでしょう。公民館のスペースは、公共の図書館ほど私語や飲食に関する厳密なルールがないことも多く、利用のしやすさは大きなメリットです。さまざまな目的で訪れる人がいるので、ほかの利用者の邪魔にならないように配慮してくださいね。

ファミリーレストランやカフェ

安価なファミリーレストラン(ファミレス)やカフェも、高校生の勉強場所としてはオススメです。また、フリーWi-Fiや電源が利用できたり、適度な雑音もあったりするのも集中して勉強しやすいポイントといえるでしょう。
ただし、お店によっては勉強の利用に「2時間以内」といった制限を設けていることも。勉強目的で利用する際には、お店の迷惑にならないよう、ルールを守る必要があります。

カラオケ店

カラオケ店の個室は遮音性が高く、なおかつ広いテーブルとソファがあって、高校生が友人と集中して勉強するのに向いています。ドリンクバーが備わっていることも嬉しいポイント。目標の単元まで終えたらご褒美に歌を歌ってリフレッシュすることもできますよね。
また、カラオケ店は、入店時に利用時間を先に決めることが多いため、「時間が限られているから」と勉強に集中できるでしょう。とはいっても、カラオケに夢中にならないようにしてくださいね。

高校生が集中して勉強するのにおすすめできない場所3選

ついついスマホを見てしまう高校生たち

 

高校生が集中して勉強するのに、おすすめできない場所は以下のとおりです。

  • 友人の家
  • ファストフード店
  • コンビニエンスストア

友人の家

大学受験に向けて勉強する友人の家での勉強会は、目的が同じなので集中して勉強できそうに思われるでしょう。しかし、あなたの自宅と同様、友人の自宅も誘惑にあふれているケースがほとんど。勉強を目的として行っても、いつの間にかゲームをしていたり、話し込んでしまったりすることも。友人と勉強するなら、集中できる場所への移動をしたいところです。

ファストフード店

ファストフード店は、高校生にとってなじみ深く、安くて手軽に利用しやすいこともあって、勉強する場所として選びたくなるかもしれません。
しかし、多くの人が頻繁に出入りするファストフード店は話し声や雑音も多く、テーブルも決して広くはありません。来店客の長居を前提としていないファストフード店は、集中して勉強するには適さない場所といえるでしょう。

コンビニエンスストア

コンビニエンスストアに設けられたイートインコーナーは、本来、購入した商品を食べたり飲んだりするスペースです。ほとんどのお店で、このイートインコーナーでの勉強を明確に禁止してはいません。ただし、本来の目的を考えると、勉強のために長時間利用することや、混雑時の長居はマナー違反といえます。

高校生が勉強できる場所を利用する際の注意点

高校生が勉強できる場所はいくつもありますが、自宅ではないので、使うときには気をつけたいことも。

勉強できる場所を利用するときの注意点は以下のとおりです。

  • ほかの人に迷惑をかけない
  • 滞在時間に注意する
  • 費用に注意する

ほかの人に迷惑をかけない

公共施設やお店では、ほかの人に迷惑をかけないよう、ルールを守って利用するのが鉄則です。特に、図書館や塾の自習室は、集中するために利用している人が多い場所。電話をしたり、友人に相談したりする際は、そのスペースを離れて話すことを徹底してください。周りの人に迷惑をかける行為で注意されたり警告を受けたりすることが続くと、その場所が利用できなくなるケースもあるため注意が必要です。

滞在時間に注意する

ファミレスやカフェを利用するときには、滞在時間に気をつけてください。一定の飲食代を支払っているとはいえ、混雑時に長居をするのはお店に対する迷惑行為になりかねません。お店のルールを守って利用しなければ、トラブルに発展することも…。
気持ち良く利用するためにも、自分に都合のいい解釈をせず、ルールを守りましょう。

費用に注意する

有料の自習室を利用する場合は、料金体系をよく確認しましょう。多くの有料自習室は月額制になっており、東京の相場は月に15,000~20,000円程度です。

自習室によっては日割りプランや回数券、平日夕方から利用できる学割プランなどを実施しているところも。費用対効果があうか確認してから利用しましょう。

自分が最も集中して勉強できる場所を探してみよう

高校生が集中して勉強できる場所は、効率的な勉強をするためにも必要です。公共の図書館や学校の空き教室、塾の自習室は同じように勉強している人が多いので、モチベーションを維持しやすいといえるでしょう。
この記事で紹介した場所探しのヒントを参考に、自分の理想的な勉強場所を探してみてくださいね。

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「勉強時間をどう確保すればいいのかわからない」という人は、下記のコラムをぜひ読んでみてください。
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