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朝早く起きる方法は?高校生が朝早く起きて勉強するメリットと注意点

2023.06.01

カテゴリー:
朝寝坊した高校生

朝早く起きれば、身支度するにも余裕ができますし、得られた時間を勉強にあてれば周囲に差をつけられるかもしれません。しかし、寝る前に「早く起きるぞ!」と決めても、結局いつもどおりギリギリに目覚めて、がっかりした経験がある人も多いのでは?いったい、どうしたら朝早く起きられるのでしょうか。
本記事では、高校生が朝早く起きる方法や早起きして勉強するメリット、注意点などについてご紹介します。

朝早く起きるための5つのコツ

早朝の気持ち良い通学路

朝早く起きると、勉強に集中できたり体調が整ったりと、メリットがたくさんあります。しかし、手の届かない場所に目覚まし時計を置くなど、さまざまな方法を試しても結局効果がなかったという人は多いかもしれません。まずは、朝早く起きるための、5つのコツをご紹介します。

睡眠の質を高める

朝早く起きるためには、睡眠の質を高めることが重要です。睡眠の質が高まるとぐっすり眠れるため、体の疲れが取れ、自然と目が覚めやすくなります。また、早く起きられるだけでなく、記憶力や判断力、集中力も向上し、日中の学習でも十分にパフォーマンスを発揮できるでしょう。

寝る直前までスマートフォンを見ている人は多いかもしれませんが、テレビやスマートフォンといった電子機器のブルーライトには、脳を覚醒させる作用があるとされます。寝る1~2時間前には見るのをやめると、自然に眠気に誘われるかもしれません。また、ぬるめの湯船にしっかり浸かるのも、睡眠の質を高めるのに有効です。

休日も含めて早く寝る習慣をつける

当たり前のことですが、夜遅く寝て朝早く起きる生活では、単純に睡眠時間を削るだけです。これでは、せっかく朝早く起きても、睡眠不足になって勉強に集中できません。スッキリした頭で勉強するためには、夜早く寝ることが必須です。

平日に早く寝るのはあまり難しくないかもしれませんが、休日の前の日や休日は、気がゆるんで遅くまで起きていてしまいがち。平日と休日で生活リズムが異なると、早寝・早起きの習慣はつきにくくなります。朝早く起きるためには、平日・休日ともに「23時までに寝る」といったように、ルールを作ることをオススメします。早く寝る習慣が身につけば、自然と朝早く起きやすくなるでしょう。

寝室に朝日が入るようにする

人間は朝日を浴びると、睡眠ホルモンが抑制され、脳が活性化されます。そのため、目覚ましが鳴ったらすぐにカーテンを開け、朝日を浴びましょう。強制的に朝日を浴びることで、目が覚めるだけでなく、二度寝も防げます。
防犯上の問題がなければ、夜にあらかじめカーテンを少し開けておき、部屋に朝日が入るようにするのもひとつの手です。

早起きする目的を決める

人は漠然と「早く起きる」と決めただけでは、なかなか起きられないもの。起きられたとしても、することがなければ二度寝してしまうかもしれません。

寝る前に、「英語の練習問題を5問解く」「数学の問題を5問解く」といったように、朝にやる課題を具体的に決めておきましょう。自分で課題を決めておくことで、朝早く起きる理由が明確になり、早起きしやすくなります。朝早く起きて目標をクリアできれば、達成感を感じて気持ち良く一日を始められるはずです。

高校生が朝早く起きて勉強するメリット

朝早起きして勉強する高校生

 
高校生の皆さんは、学校の授業や部活、塾と毎日忙しくしているでしょう。朝早く起きて勉強するのは「ハードルが高い」と思うかもしれません。しかし、朝早く起きて勉強する習慣を身につけられれば、さまざまなメリットがあります。朝の勉強の具体的なメリットは、下記のとおりです。

集中しやすい朝時間を勉強に活用できる

朝早く起きて勉強する最大のメリットは、集中しやすいことです。起きたばかりの脳がクリアな状態で新しい情報をインプットすることで、記憶に定着しやすくなるでしょう。
また、人は「締め切り」があると、集中力が高まるといわれています。朝の勉強は学校に行くまでの時間に限られるため、「課題を時間内に終わらせよう」という意識が働き、より集中できます。

入試や定期テストの開始時刻に適応できる

大学入試は朝9時頃から、定期テストも1時間目から実施されることがほとんどでしょう。朝ギリギリまで寝ている生活を続けていては、試験の日だけ早起きをしてもなかなか脳が活性化されず、本来のパフォーマンスを発揮できない可能性があります。
日頃から朝早く起きる生活をしていれば、試験当日もスムーズに起きられ、試験開始時にはいつものように脳が活性化されます。日頃から朝早く起きる習慣を身につけておくことが重要です。

規則正しい暮らしを送ることができて体調が整う

夜遅くまで起きていると、朝起きる時間になってもなかなか布団から出られず、すっきり起きられないもの。それは、睡眠時間が少ない、または生活リズムが崩れていることが原因です。夜遅くまで起きている生活を続けると、睡眠中に心身の疲労が回復しにくく、免疫力も低下してしまいます。場合によっては体調不良につながることもあり、改善が必要です。

一方、早寝早起きが習慣化できると自然と体内時計が整い、朝の目覚めが良くなります。また、規則正しい生活にすることで、体の免疫力が上がり体調が整うでしょう。

前向きな気持ちで一日を迎えられる

朝ギリギリまで寝ていて、慌ただしく家を出る毎日では、気持ちにも余裕がなくなります。眠気が覚めないまま一日が始まっても、「今日もがんばるぞ!」と前向きな気分にはなりにくいものです。

朝早く起きて朝日を浴びると、「幸せホルモン」といわれる脳内物質「セロトニン」が分泌され、気持ちが前向きになりやすくなります。さらに、早く起きて勉強すると、頭がクリアな状態で集中力が高まり、より達成感を感じられるはず。早起きして勉強すると、いつもより前向きに一日を迎えられるでしょう。


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朝早く起きられない理由

寝る直前までスマホを見る高校生

朝早く起きると、さまざまなメリットがあります。それなのに、「早く起きたい」と思っていても起きられないのは、どうしてなのでしょうか。
具体的な対策を立てるために、早く起きられない理由について確認しておきましょう。

睡眠時間が短い

睡眠時間が短いと疲れが取れず、早く起きにくくなります。さらに、せっかく早く起きても、睡眠時間が短ければ心身の疲れが取れず、勉強に集中できません。
睡眠中に成長ホルモンが分泌され、体の成長を促すため、高校生にとって良質な睡眠時間を十分に確保することは重要です。高校生の皆さんは最低でも6時間、できれば7時間は睡眠時間を確保しましょう。

寝る前にスマートフォンなどを見ている

寝る直前までスマートフォンやタブレット、テレビといった電子機器を見ていると、朝早く起きにくくなります。特に、TwitterやInstagram、YouTubeをついつい見てしまうという人は要注意。電子機器は強い刺激のブルーライトを発して眠りを阻害し、それによって体内時計がずれて、生活リズムも崩れてしまいます。
寝る1~2時間前には電子機器から離れることがベストですが、習慣になってしまっている人は、まずは布団に入ったらスマートフォンを見ないことから始めてみましょう。

睡眠の質が低い

6〜7時間しっかり寝ていても、睡眠の質が低ければ朝の目覚めはスッキリしません。「睡眠の質が低い」とは、ぐっすり眠れていないということ。睡眠の質は、さまざまな原因で低下してしまいます。代表的なものとしては、布団に入ってから考え事をする、寝室が寒すぎたり暑すぎたり、あるいは明るすぎたりするなどです。寝る前の考え事はできるだけ控えて、寝室を快適な環境にすることで、睡眠の質を高めるようにしましょう。

夕食の時間が寝る3時間以内

早寝早起きのためには、寝る直前に夕食をとったり、お菓子を食べたりするのは厳禁です。寝る直前に食べると、体内の消化活動が活発になって、ぐっすり眠りにくくなります。食事は、寝る3時間前までに済ませておくのがオススメです。塾や部活などで家に帰るのが遅くなるときでも、最低でも寝る2時間前までには夕食を済ませましょう。寝る前にどうしても食べたいときは、雑炊やうどん、スープ、豆腐など、消化のいいものを少し食べる程度にしておいてくださいね。

夜型生活に慣れている

夜になっても眠くならず、遅くまで起きている夜型の人も多いのでは?しかし、「元々、夜型だから」と早起きをあきらめる必要はありません。15分、30分と徐々に寝る時間を早めることで、少しずつ朝型の生活になり、朝早く起きやすくなるはずです。
日中に頭と体を使って程良い疲労感を得る、朝起きたらすぐに朝日を浴びて体内時計を整えるといったことを実行して、規則正しい生活を送ってください。

高校生が朝早起きするときの注意点

朝寝坊して慌てて出かける高校生

 
高校生の皆さんが朝早起きするときには、気をつけてほしいことがあります。最後に、早起きするときの注意点を確認しましょう。

生活リズムを少しずつ変えて早起きする

先程お伝えしたとおり、早起きするときには少しずつ生活リズムを変えていくことが大切です。元々、24時に寝ていた人の場合、急に22時に変えても生活リズムが定着していないため、なかなか眠りにつけないもの。15分、30分と少しずつ寝る時間を早めて、その分、朝早く起きるようにしていきます。

このとき、睡眠時間は今までどおり確保することがポイント。例えば、今まで24時に寝て7時間睡眠だった人は、23時に寝たら朝6時に起きる、22時に寝たら朝5時に起きるといったように、7時間睡眠を確保しながら、寝る時間と起きる時間をシフトしていきます。こうすることで、睡眠時間を削らずに、早起きできるでしょう。

朝起きるときの室温が低すぎないようにする

冬は室内が寒くて、ずっと暖かい布団にいたくなりますよね。せっかく早い時間にアラームをかけても、いつの間にか時間が過ぎてしまうことも。夏は暑さで寝苦しくて睡眠の質が下がってしまい、心身の疲れが取れずに早く起きられないこともあるでしょう。

寝室の理想的な室温は、冬は15℃前後、夏は25℃前後といわれています。季節を問わずにスッキリ起きられるよう、起きる時間に合わせてエアコンのタイマーを設定しておくなどして、室温を調整することをオススメします。

二度寝しないような対策もとる

早起きの大敵は、「二度寝」です。アラームが鳴って起きたとしても、二度寝をしてしまえば元も子もありません。二度寝をすることで体内時計がずれ、さらに朝起きられなくなることも。

オススメは、一度は絶対に布団から出ること。強制的であっても一度布団から出られれば、二度寝のリスクは大幅に下がります。目覚めてすぐに水を飲む、朝日を浴びるなど、強制的に布団を出てからまずすることを決めておきましょう。
また、二度寝は睡眠不足や睡眠の質が良くないことで起こりやすくなるため、睡眠の質を上げることも二度寝対策には重要です。

高校生は朝早く起きて勉強しよう!

勉強に集中して取り組みたいなら、寝る時間を早めて、朝勉強するのがオススメです。朝は勉強に集中しやすいだけでなく、知識が定着しやすいといったメリットがあります。また、朝に課題をこなすことで達成感を感じて、前向きに一日を迎えられるはず!

勉強に集中できないと困っている場合には、下記の記事も読んでみてください。勉強に集中しやすい環境を作って、周りのライバルと差をつけましょう。

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