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どんな分野?

 現代のIT技術をハードウェアの側面から支えているのが、CPUやメモリなどを開発・製造する半導体メーカーだ。モバイル機器、ネットワークサーバー、工業機械など、多種多様な市場ニーズに適合する仕様の製品を市場に提供している。
 日本の半導体業界は、いずれも多品種展開をする十数メーカーがひしめく状況だったが、近年ようやく再編の気運が高まっている。2009年に入って動きが活発になっており、技術開発力やコストの効率性の追求により企業の国際競争力を高めることが期待される。
 安定した製造工程で商品を供給するとともに、市場動向や技術革新の流れを捉えて、速やかに次世代チップの開発工程を立ち上げることが求められる。

活躍の舞台

 半導体の開発技術者をめざすには、理工学系の学部に設置される「電子工学」「情報通信工学」といった学科を選ぶのが一般的なコースとなる。
 大学では、CPU・メモリなどさまざまなデバイスの基本構造としくみ、デバイスの設計方法のほか、デバイスに用いる半導体材料の知識、半導体の製造工程についても学習する。主にハードウェアに関連する科目を中心に学び、デバイスを設計するための基本的な考え方(理論や原理)に加え、実際の現場で使える実践的な設計技法を身につけることも重要となる。
 また、半導体を構成する論理回路の原理、半導体デバイスを用いたシステムの設計、そのほかプログラムなどソフトウェアの分野を学ぶことも可能だ。

学問へのアプローチ

 半導体開発について専門的に学んだ人は、電子デバイス製造企業に勤務して、開発部門に配属されるのが理想的なコース。それぞれの企業の特性とニーズに応じた製品の開発に取り組む。もちろん、営業・企画関連でも専門知識を生かすことができる。電機メーカーや情報機器メーカーなど、半導体デバイスを利用する側の企業に就職する道もあるだろう。
 この仕事は、チップの上に集積回路を書き込む「回路設計」、工場における生産工程を設計する「プロセス設計」、そしてこれらの部門をまとめて製品化する「デバイス設計」といった仕事に分かれる。どの部門で働くにも、半導体デバイスについての全般的な知識と技術を身につけておくことが重要だ。

このキーワードについて学べる学問分野

工学系学際

新しい工学の視点から、人類が抱える重要課題や将来に大きな発展が期待される先端技術に挑むフロンティア領域。「資源工学」「地球環境工学」「先端工学」はその代表的な学際ジャンル

電気通信工学

電気や磁気の性質を応用し、生活や社会を快適にする、電気のエネルギー利用技術や情報通信などのエレクトロニクス技術を生み出す学問分野。機械としての表現されることも重要課題

数学

論理的思考によって、数・形・集合などの抽象的な概念の構造と原理(性質)を解明する理系の「哲学」。近代科学の土台となる基本的概念や定義、論理、推論の方法を研究する

応用物理学

“物理学の研究成果を工学に応用する”研究・学問というのが主旨。科学の基本=物理学によって発見された原理や法則性から新技術を導き出し、未来につながる先端科学を開拓する分野

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