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どんな分野?

 今後のキーテクノロジーになるといわれているのが「画像工学」。この分野は、画像を受ける(認識する)技術と画像をつくる(表現する)技術に大きく分けられる。
 認識の技術は、デジタルのカメラ・ビデオで用いられる撮像器(CCDなど)画像の読み取り装置(スキャナ)などのハードウェアと、これを利用するためのソフトウェア技術で構成される。たとえば、デジカメで話題になった人間の顔認識や、ATMなどで使われている指紋・掌紋による個人認証がある。
 画像をつくる技術は、データの加工技術、平面画像から立体画像をつくるといった画像デジタル加工するための技術、さらにそれを利用したリアルタイム画像通信、バーチャルリアリティの技術などがある。

活躍の舞台

 画像工学は、もともと「情報工学」から分かれた研究領域で、大きな分類では「電気通信工学」に属する。大学では、コンピュータグラフィックをはじめとする、デジタル技術による画像や映像の表現方法、デジタル処理による色の再現技術、画像や映像をデジタルに変換したり高速で伝送したりするための技術などを学ぶ。隣接分野として、色を構成している光の性質を科学的に分析する「光工学」がある。
 最近では、まるで自分が絵の中に入り込んだように操作できるバーチャルリアリティをはじめ、映像後術の進化が目覚ましい。これを支えるのが、人間の知覚や感情について研究する「認知工学」「心理学」だ。そのほか、人間の動作を研究する「人間工学」の手法も大切になる。

学問へのアプローチ

 ワンセグ携帯、カーナビゲーション、デジタル薄型テレビなど、新しい画像・映像メディアが次々に登場している。社会の中の情報に占める視覚データの割合は、これからいっそう高まるだろう。
 たとえば、インタラクティブ(双方向)で操作できる3D映像技術を学んだ学生は、医療分野における手術や治療の訓練用シミュレーション、土木建築業での建築物の設計プランを画像化したプレゼンテーション、さらにソフトウェア業界での体感型のデジタルゲームなど、さまざまな業種で先端技術の開発者として活躍することが期待される。さらに、実力と才能次第ではデジタル技術を駆使した新しい表現を創造するアーチストへの道も開かれる。

このキーワードについて学べる学問分野

電気通信工学

電気や磁気の性質を応用し、生活や社会を快適にする、電気のエネルギー利用技術や情報通信などのエレクトロニクス技術を生み出す学問分野。機械としての表現されることも重要課題

工芸・デザイン

製品の形や映像・絵・文字などを使った、人間の視覚に訴える表現芸術。美術の応用領域として、社会ニーズにそった「美」を創りだす分野。「機能性」「快適性」を希求するのが特質

工芸学・工業デザイン

製品や印刷物、家や店舗、公園や道路などを対象に、人間の感性や感覚に訴える「美しさ」を創造するデザイン表現を追究する分野。機能性やコストと「美」の調和が求められるのが特質

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