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どんな分野?

 独自の通信回線網(有線・無線)により、音声通話やデータ通信サービスを提供する会社。従来の電話会社や携帯電話会社のほか、電力会社やケーブルテレビ業者なども参入している。最近では、音楽・映像を楽しむ携帯型プレーヤー、液晶方式やプラズマ方式の薄型テレビ、光学機器であるデジタルカメラなどネットワーク機能をもつ情報家電が増えており、高速で安定的な通信網を提供する通信キャリアの役割が重要になっている。
 2010年ごろからのスマートフォンの爆発的な普及により、第三世代(3G)と呼ばれる現在の携帯電話インフラ回線は容量の面で飽和状態に近づきつつあり、これに代わる「LTE」や「4G」といった新規格の通信ネットワークの整備が待たれる。

活躍の舞台

 通信キャリア関連の企業で技術的な仕事をめざすには、「通信工学」を専攻する必要がある。通信や情報処理に関するソフトウェア理論を押さえたうえで、ハードウェア部分である通信ネットワークの構築を実践的に学ぶ。たとえば、ネットを介してデータ送受信するための「通信プロトコル」、光ファイバーや移動体通信による伝送技術、データ送受信を管理するネットワーク制御といった学習項目がある。
 一方、社会科学系統には、現代人の生活や産業を支える通信キャリアの社会的役割を踏まえ、理想的な通信ネットワークのあり方について考える「情報学」や「情報社会学」、通信ネットサービスを開発する「経営学」や「商学」からのアプローチもある。

学問へのアプローチ

 大学でこの分野を専攻した人の進路は、電話会社をはじめとする通信キャリアのほか、他社の通信網を利用してネットワーク事業を展開する情報サービス業者(ケーブルテレビ会社、ニュース送信業)など、電気通信業界の幅広い領域にわたっている。
 技術の進歩が著しい分野であり、新しい企業の参入や合併吸収など、業界再編もひんぱんに行われているため、フロンティア精神のある学生にとっては魅力的な業界といえる。ただし、就職後も常にブラッシュアップしていく心構えが大切だ。また、自らの専門技術と知識を高めるための向上心、移り変わりの早い消費者ニーズを的確に捉えて魅力的なサービスを企画開発していく創造力なども求められる。

このキーワードについて学べる学問分野

工学系学際

新しい工学の視点から、人類が抱える重要課題や将来に大きな発展が期待される先端技術に挑むフロンティア領域。「資源工学」「地球環境工学」「先端工学」はその代表的な学際ジャンル

電気通信工学

電気や磁気の性質を応用し、生活や社会を快適にする、電気のエネルギー利用技術や情報通信などのエレクトロニクス技術を生み出す学問分野。機械としての表現されることも重要課題

数学

論理的思考によって、数・形・集合などの抽象的な概念の構造と原理(性質)を解明する理系の「哲学」。近代科学の土台となる基本的概念や定義、論理、推論の方法を研究する

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