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興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

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どんな分野?

 家庭内で調理して食べる「内食」、外出先の店舗で食べる「外食」に対し、家庭外でつくったものを家で食べる「中食(なかしょく)」業界が成長している。日本人の生活習慣を反映して、手間をかけなくても家族みんなで食べられることが人気の理由だろう。弁当や惣菜、冷凍食品に加え、業者が食事を宅配する「配食・デリバリー」も中食の一種だ。
 デリバリーには、ピザなどの軽食のほか、高級店で出されるメニューや素材を吟味した料理もあり、パーティーや記念日に利用する家族も増えている。最近は健康志向の高まりから、バランスのよい食事(弁当や食材)を定期的に宅配する配食サービスが、病気などで食事制限のある人、カロリーや栄養にこだわる人からの支持を集めている。

活躍の舞台

 「栄養学」で、食品に含まれる栄養成分、人間健康に与える食事の影響といった栄養面を学ぶ、あるいは「食物学」で調理技術と衛生管理、食品加工と保存の方法などを学ぶのが一般的なアプローチ。
 配食とデリバリーでは、料理で重視されるポイントが異なる。配食は、主に高齢者や病気の人が対象で、味や栄養のほか食べやすさや食べ応え、満足感といった側面が大事になる。一方、一般家庭や若者の利用者が多いデリバリーでは、ボリュームや手軽さに加え見栄えや盛りつけによる雰囲気の演出も商品価値につながる。
 献立の計画や調理などの実習授業では、こうした違いを念頭において学ぶことで、将来就職した後に、実際の現場で役立つ知識、技能が身につくだろう。

学問へのアプローチ

 調理や栄養についての専門知識を備えた人材は、配食・デリバリー業界のほか、食品工業や外食産業など「食」に関わる幅広い職種で活躍することができる。
 ひと家族の人数が減少しているなか、毎食自炊調理をするのでなく、必要に応じて「中食」を利用する人々が増えている。高齢の人たちの食事習慣も変わり、夫婦でコンビニ弁当という人もいる。手軽に利用できる配食・デリバリーの利用は、今後も拡大していくことが予測される。
 すでに大きな市場に発展しているデリバリーでは、今後は新しいアイデアと企画力、販売を拡大する営業力が勝負となる。一方、配食産業は単身の高齢者、熟年夫婦向けなど、いろいろな需要が期待できる分野といえるだろう。

このキーワードについて学べる学問分野

栄養学

人間の健康と食物の関係を科学的に研究。とくに食物の栄養成分の研究をテーマとし、食事の「量」と「質」をコントロール。健康管理の実践手法を工夫する管理栄養士も養成する

食物学

日常生活の中での食べ物の調理や食生活の問題を総合的に研究する学問。家庭の視点から食べ物の調理と加工の技術を学び、《おいしさ》と《栄養》を追究。豊かな《食文化》を提案する

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