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興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

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どんな分野?

 地元で生産した農産物や水産物を、同じ地元で消費すること。地元産の生鮮食品などの食材は、新鮮さに加えて、生産者を身近に感じるという安心感もあり、新しい付加価値として注目されている。スーパーマーケットなどの小売店では、産地や生産者の氏名を明記して「顔の見える」食材として販売しているほか、レストランや食堂、菓子店などでも、地元産の食材を生かした新商品の開発を進めて、積極的に消費者にアピールしている。
 さらに生産者の側でも、いったんは生産が途切れていた伝統野菜や、各地の自然条件に合った新しい地元野菜を栽培するといった取り組みが始まっており、地元への愛着や伝統的な食文化の再発見につながることも期待されている。

活躍の舞台

 代表的な進路としては、農業、畜産業、水産業など食物の生産を担う第一次産業に従事する生産者、または生産者を支える農業(漁業)協同組合などの団体が挙げられる。
 日本の農業や畜産業は、これまで家族や親類を中心とした小規模な経営が中心だったが、近年は大規模な農地に人、お金、資材を集約して効率的に栽培する農業経営会社や、気候に左右されず計画的な生産が可能な農業工場も登場。こうした企業では、会社員と同様の給与制による勤務が中心で、大学で農業を専攻した人の活躍の舞台は、大きく広がりつつある。
 そのほか、農産物や食品を扱う商社、食品流通業や運輸・倉庫関連の仕事、さらにスーパーマーケットなどの小売業も一つの選択肢となる。

学問へのアプローチ

 農業の分野で米や野菜、果物などの生産者を目指すには「農学」、食肉や乳製品を生産する畜産・酪農業を目指すには「畜産学」、漁師や養殖業を目指すには「水産学」に進学するなど、農学系統の分野が代表的な進路となる。
 「農学」をより細分化した学問として「農芸化学」「農業経済学」といったジャンルもある。「農芸化学」では、農産物の品質管理や加工、化学的な分析など、主に農業の技術面を科学的な視点で研究する。「農業経済学」では農産物の流通過程や食糧に関する市場経済を分析し、産業としての農業の役割を考える。さらに世界の食糧問題、農業による国際開発支援といったテーマもあり、スケールの大きな視点で農業を研究できる。

このキーワードについて学べる学問分野

獣医学・畜産学

家畜などの動物の飼育と健康管理、資源としての利用を研究。動物の病気治療と予防法を研究する「獣医学」と動物を資源として飼育・繁殖・利用を研究する「畜産学」は不即不離の学問

農学

穀物や野菜、果物などの農作物をつくる「農業」の技術を総合的に研究する分野。農業生産に品種改良などの新しい技術を導入し、収穫量の増加と作業の効率性の向上をめざす実践学問

農芸化学

化学や生物学の知見を農業のいろいろな技術に応用する学問ジャンル。主として、農作物の生産量や品質の向上、貯蔵法、食品加工法などに関してバイオと化学の視点からアプローチする

農業経済学

農作物の生産、流通、消費の過程を主に学習し、食糧の安定供給と安全性の確保のための方策を研究する分野。世界の食糧流通を検証し、食糧危機の解決や途上国の開発援助にも取り組む

水産学

海洋や河川、湖沼に暮らすあらゆる動植物を対象に、水産物の漁獲や増殖、加工、流通の方法、さらには海洋環境の保護、水産物の資源としての利用方法について実践的に研究する分野

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