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簿記2級・3級通信講座おすすめ11選!選び方や勉強方法を合格者が徹底解説

2025.11.04

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最終更新日: 2025.11.07

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「日商簿記」は、数ある資格のなかでも知名度が高く、就職・転職活動や経理実務で使える実用性の高いものとして、社会人・大学生から人気を博しています。「簿記に確実に合格したいから、通信講座を使うべきか迷っている」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

簿記2級および3級は、独学で学習されている方も多いです。しかし、簿記試験は経理未経験の方や数値計算から離れていた方にとってはハードルが高く、独学では理解が追いつかず学習を諦めるケースも珍しくありません。とくに簿記2級は1級の内容がいくつか含まれるようになったため、難化が進んでいる傾向もあります。

そこで、厳選された学習カリキュラムや講師への質問機会が準備されている簿記の通信講座なら、独学よりも効率よく学習を進められます。実際に経理未経験の筆者も、通信講座を通じた講義や問題演習のおかげで、簿記2級に合格できました。

当記事では、簿記2級・3級を取得した筆者の経験を基に、簿記の通信講座のおすすめ11選を紹介していきます。また、通信講座を利用した学習の進め方や選び方のコツ、筆者の合格までの経験談も解説するので、簿記の通信講座を検討している場合はぜひ当記事を参考にしてください。

通信講座主な講座の費用キャンペーン合格率
スタディング簿記3級・2級セットコース:21,000円
簿記2級合格コース:19,800円
簿記3級合格コース:3,350円
定期的に10~20%OFFのキャンペーン

合格お祝い制度あり
2024年合格実績No.1(当社比)

2024年度合格報告1,285人
クレアール3・2級マスターWeb通信:58,000円
2級パック Web通信:58,000円
3級パック Web通信:10,400円
定期的な割引キャンペーンあり簿記の通信講座においては不明
フォーサイトバリューセット1:37,800円
簿記2級スピード合格講座:31,800円
簿記3級スピード合格講座:16,800円

専任スタッフによる個別カウンセリング
簿記2級:75.7%

簿記3級:82.3%
資格の大原<Webライブ>2級合格コース:88,800円過去に大原に申し込んだことがある方は3%OFF簿記の通信講座においては不明
ユーキャン簿記2級講座:49,000円
簿記3級講座:39,000円
合格で3,000円のお祝い金制度過去10年間で簿記2級1,243人、簿記3級11,047人
LEC東京リーガルマインド3・2級パーフェクトパック:69,300円(テキストなし63,250円)
2級パーフェクトパック:60,500円(テキストなし56,100円)
2級初学者向け合格コース:63,800円(テキストなし57,750円)
合格で2級8,000円、3級5,000円のお祝い金制度

おためしWeb受講早得+5,000円クーポンあり
簿記の通信講座においては不明
資格のキャリカレ簿記3級2級合格指導講座Aコース(1年2か月サポート):71,800円
簿記3級2級合格指導講座Bコース(1年1か月サポート):66,800円
簿記3級2級合格指導講座Cコース(1年サポート):61,800円
定期的にコース割引制度あり不合格でも条件を満たせば全額返金保証あり簿記の通信講座においては不明
資格の学校TAC3・2級ステップ合格本科生:70,000円(DVD101,000円)
3・2級Web通信講座(再受講):39,200円(DVD60,900円)
2級合格本科生:59,000円(DVD89,000円)
2級Web通信講座:59,000円(DVD89,000円)
講師室直通電話による質問(一部コースはなし)カードやメールによる質問(一部コースなし)Zoomを利用したオンライン質疑応答

約10%OFFの日商簿記ステップアップ割引制度約30%OFF再受講割引制度
簿記の通信講座においては不明
オンスク.jp日商簿記3級 オンライン通信講座(月額):1,628円/月(ライト1,078円/月)
日商簿記3級 オンライン通信講座(一括プラン):6か月8,140円、9か月11,880円、12か月15,400円
月額プランは不定期に割引サービスを実施簿記の通信講座においては不明
資格スクール大栄【online】簿記3級SkiP(v3):93,519円
【online】簿記3・2級SkiPパック(v3):228,991円
問い合わせの必要あり延べ6,273人、2017年~2022年の2級・3級合格者は1,711人
ネットスクール日商簿記2級 統一試験/ネット試験対応標準コース:41,000円(再受講18,000円)
日商簿記2級ネット試験(CBT方式)対応速修コース:33,000円
日商簿記3級 統一試験/ネット試験対応標準コース:11,000円(再受講3,000円)
日商簿記3級ネット試験(CBT方式)対応速修コース:9,000円
新春キャンペーンなど定期的に実施簿記の通信講座においては不明

目次

簿記2級・3級の通信講座おすすめ11選

簿記2級・3級の通信講座は需要が高く、大手・中小問わずさまざまな法人・個人がリリースしています。「一体どの通信講座を選んだらよいかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで、簿記2級・3級を取得している筆者が、簿記の通信講座を比較し、おすすめのものを11つ厳選しました

まず、簿記の通信講座の利用をおすすめする方は次の通りです。

通信講座の利用がおすすめの人

  • 無駄な勉強をせず要点だけがっつり学習したい人
  • 講師の解説や質問を求めている人
  • 仕事や家事でまとまった時間を取るのが難しい人
  • スケジュール管理が苦手な人
  • 1度で合格できる確率を上げたい人

上記の方に向いている通信講座として、「合格を目指せるものはどれか」「コストパフォーマンスがよいものはどれか」などを考慮し、以下の選定基準で選んでいます。

おすすめの簿記通信講座の選定基準

  • 簿記2級または3級に対応している
  • 「わからない点などを講師に相談できる」などのサポート体制が整っている
  • 「スマートフォンでも学習しやすい」などデジタル教材が充実している
  • 合格者数や合格率、または評価機関から評価を得ている
  • CBT試験に対応している

※2025年10月時点、各選定基準を満たしている通信講座を掲載しています。
※掲載企業については当サイト独自の基準で評価をしています。

スタディング|オンライン簿記講座合格実績No.1で受講料も安い

スタディング簿記講座

引用元:スタディング

価格簿記3級・2級セットコース:21,000円簿記2級合格コース:19,800円
簿記3級合格コース:3,350円
簿記3級・2級・1級セットコース:72,600円
簿記2級・1級セットコース:69,300円
対応している級2級・3級
合格数・合格率2024年合格実績No.1(スタディングの独自比較)
2024年度合格報告1,285人
サポート体制教材がスマートフォンに対応学習の進捗管理をAIがサポート
キャンペーンや合格返金制度定期的に10~20%OFFのキャンペーン合格お祝い制度あり
公式サイトhttps://studying.jp/boki/

「スタディング」は、簿記講座を始めとする金融・不動産・士業・IT系資格を取り扱う通信講座です。「オンライン簿記講座合格実績No.1」を掲げる通り、毎年1,000人以上の合格者を輩出しています。

スタディングの簿記講座を利用するメリットは、コストパフォーマンスの高さです。2級・3級がセットになった講座は2万円程度、キャンペーンを利用すればさらに安くなります。他の同種の通信講座が3万~5万円前後と考えると、非常に安価だと言えるでしょう

もちろん、安いからといって内容が薄いわけではありません。むしろスマートフォンやタブレット、パソコンでの学習に特化した機能によって徹底して無駄を省き、料金の安さとサービスの質を両立しています。

たとえばスタディングの「AI問題復習」は、受講者の理解度や学習進捗、忘却曲線に応じて適切なタイミングで問題を自動出題してくれます。

他にも動画の倍速機能やクリップ機能、学習フローの可視化、スマートフォンでも手軽に読めるWebテキストなど、2~3分程度のスキマ時間でも有効活用できるオンライン学習特化のサービスを利用可能です。空いた時間でも学習しやすいよう、1講義30分前後で5~10分の動画で区切られているのも嬉しいポイントです。

実際に筆者は、スタディングの簿記講座を利用して簿記2級に合格できました。仕訳問題の解き方、専門用語、学習の注意点について講師が非常にていねいに解説してくれるうえに、スキマ時間に手軽に復習が進められる優れたUIのおかげで、経理未経験ながらも基礎からしっかり頭に入れられました。

なお、スタディングの会員となれば、頻繁に簿記やそのほかの通信講座の10~20%割引キャンペーンを利用できます。申し込みから利用までも簡単に進められるので、どの簿記講座にするか迷ったときはスタディングの利用がおすすめです。

クレアール|CBTトレーニングシステムでネット試験も対応

クレアール簿記講座

引用元:クレアール

価格3・2級マスターWeb通信:58,000円
3・2級講義パックWeb通信:50,000円
2級パック Web通信:58,000円
3級パック Web通信:10,400円
1・2級マスターWeb通信:168,000円
対応している級2級・3級
合格数・合格率簿記の通信講座においては不明
サポート体制専任スタッフへ毎日電話で質問できる
応募フォームからの質問を24時間受け付けている
キャンペーンや合格返金制度定期的な割引キャンペーンあり
公式サイトhttps://www.crear-ac.co.jp/boki/

「クレアール」は、資格取得や公務員の受験指導サービスを提供するWeb通信スクールです。簿記検定、FP、ITパスポートなどに加え、公認会計士、税理士、司法書士、社会保険労務士、宅地建物取引士など士業の通信講座に対応しています。

クレアールの特徴は、講師による手厚いサポート体制です。回数制限なく専任スタッフへ電話相談できるため、わからないところがあればすぐに質問できます。「通信講座だと質問できない」「回数制限があるからちょっとした疑問で使えない」といった不安も、クレアールの簿記講座なら心配する必要がありません。

また、クレアールは教材の質も充実しています。資格指導歴55年の経験を基に、無駄を徹底的に省いた合格必要得点範囲にアプローチする「非常識合格法」を採用しています。1講義30~40分で完結するので、新規学習と復習のプロセスを短期間に繰り返しやすいのも特徴です。

さらにCBT試験を完全に再現した模擬試験によって、ネット受験をお考えの方のアウトプットにも対応しています。

筆者もCBT形式でのネット試験で簿記2級に合格しましたが、回答形式が紙の試験と異なるので、慣れていないと戸惑うところも出てきます。本番独特の緊張感もあって変な操作ミス、選択間違い、解答ズレなどをしないかヒヤヒヤしました。しかし、事前にCBT形式を体験する機会があったので、スムーズに進められたという経緯があります。

充実のサポート体制を利用したい方は、クレアールの簿記講座をぜひ検討してみてください。

クレアールでは、定期的に割引キャンペーンを実施しています。たとえば2025年10月には、最大36%OFFとなる割引キャンペーンが実施され、3・2級マスターWeb通信が39,440円になっています。

フォーサイト|フルカラーのデジタル・紙テキストの両方に対応

フォーサイト簿記講座

引用元:フォーサイト

価格バリューセット1:37,800円
バリューセット2:41,800円~
簿記2級スピード合格講座:31,800円
簿記2級過去問解き方講座:7,800円
簿記3級スピード合格講座:16,800円
対応している級2級・3級
合格数・合格率簿記2級:75.7%簿記3級:82.3%
サポート体制合格者スタッフによる質問受付
キャンペーンや合格返金制度合格者にAmazonギフトカード2,000円
最大10,000円OFFのダブルライセンス割引制度あり
公式サイトhttps://www.foresight.jp/boki/

「フォーサイト」は、累計受講者数42万人を突破した大手通信講座です。全国平均合格率が行政書士3.83倍、宅地建物取引士4.26倍、社会保険労務士4.01倍と、簿記以外の講座でも非常に高い実績を誇ります。

eラーニング「ManaBun(マナブン)」による、ライフスタイルに合わせた自動学習スケジュール調整機能が非常に便利です

フォーサイトは記憶に残りやすいフルカラーのWebテキスト完備で、動画だけではなく文字でも学びたい方のニーズにも応えています。過去問一問一答など、スマートフォンでの学習も進めやすいのもメリットです。

資格合格者スタッフへの簿記に関する質問・その他個別カウンセリングにも対応しており、「初めて通信講座を使うので不安」「忙しくて勉強時間を捻出できない」など、さまざまな疑問を解消してくれます。CBT形式の模擬試験演習もできるので、ネット試験受験をお考えの方も安心です。

資格の大原|通信講座・Webライブのうち自分に合うコースを選べる

資格の大原簿記講座

引用元:資格の大原

価格パススル 簿記(2級):34,100円パススル 
簿記(3級+2級):44,000円パススル 
簿記(3級):17,600円
<Webライブ>2級合格コース:88,800円
<Webライブ>3級・2級W合格コース:108,700円
対応している級2級・3級
合格数・合格率2級1,354人(うちネット試験1,243人)
3級1,151人(うちネット試験893人)
サポート体制(パススル)講師の質問対応あり
キャンペーンや合格返金制度過去に大原に申し込んだことがある方は3%OFF
公式サイトhttps://www.o-hara.jp/

「資格の大原」は、テレビCMなどでもおなじみの人気資格予備校です。通学型のイメージが強いと思われがちですが、通信講座も充実しています。

資格の大原の簿記の通信講座は、スマートフォン学習に特化した「パススル」のシステムを利用しています。「1動画5分のコンパクトな講義」「マーカーや書き込みに対応するカラーテキスト」「間違えた問題や類似問題をピックアップできるWeb問題集」などを利用可能です

適宜の質問対応、スケジュール自動作成、自分の得意・不得意が分かる個人カルテなど、1人での学習も的確にサポートする独自機能も充実しています。料金も2級単体なら3万4,100円と比較的リーズナブルです。

「大原の講師の授業をリアルタイムで受けたい」という方は、教室講義をリアルタイムで配信するWebライブを利用しましょう。ただし後から何度も視聴できるとはいえ、受講料が10万円前後と高額なので注意しましょう。

ユーキャン|開講実績40年以上を誇る信頼性ある通信講座

ユーキャン簿記講座

引用元:ユーキャン

価格簿記2級講座:49,000円
簿記3級講座:39,000円
対応している級2級・3級
合格数・合格率過去10年間で簿記2級1,243人、簿記3級11,047人
サポート体制講師による添削課題とアドバイス
キャンペーンや合格返金制度合格で3,000円のお祝い金制度
公式サイトhttps://www.u-can.co.jp/

「ユーキャン」は、法律・ビジネス系、医療・保育、介護・福祉、美容・ライフスタイル、IT・パソコンなどあらゆる分野の資格・実務の教育を提供する大手スクールです。

ユーキャンの簿記2級講座は、開講実績40年以上を誇る信頼性があります。近年の大手通信講座では珍しくテキスト学習が中心で、フルカラーかつ漫画やイラストをふんだんに利用した、公認会計士執筆の質が高いものとなっています

簿記を学習する場合、仕訳や総勘定元帳の問題を解く際には必ず手書きで考えるところも出てくるでしょう。「実は動画で学習するのが苦手だった」「手書きできるほうがよい」という方でも、ユーキャンの簿記講座なら安心して受講できます。

一方で3級講座のほうは、質の高いテキストに加えてWeb学習ツール「合格デジタルサポート」付きです。動画講義、Webテスト、バッジコレクション機能など、スマートフォンでも効率よくかつ楽しく学習できる環境が揃っています。

LEC東京リーガルマインド|受講生満足度96.7%で安心して利用できる

LEC東京リーガルマインド

引用元:LEC東京リーガルマインド

価格3・2級パーフェクトパック:69,300円(テキストなし63,250円)
2級パーフェクトパック:60,500円(テキストなし56,100円)
2級初学者向け合格コース:63,800円(テキストなし57,750円)
3級パーフェクトパック:17,600円
3級直前対策パック:8,800円(DVD11,000円)
2級直前対策パック:18,700円(DVD24,200円)
対応している級2級・3級
合格数・合格率簿記の通信講座においては不明
サポート体制24時間メール感覚で質問できる「教えてチューター」
キャンペーンや合格返金制度合格で2級8,000円、3級5,000円のお祝い金制度
おためしWeb受講で早得+5,000円クーポンあり
公式サイトhttps://www.lec-jp.com/

「LEC東京リーガルマインド」は、法律系、簿記・会計系、金融・保険系、労務・キャリア系、不動産系、IT・情報・パソコン系などさまざまな通信・通学学習サービスを提供する資格予備校です。

LEC東京リーガルマインドなら、通信だけではなく通学学習も選べます。加えて基礎固めしたい方や初学者向けの「しっかり講義」と、一通り学習したことがある方向けの「さっくり講義」から選べるため、自分のレベルに合わせたカリキュラムで勉強できます

また、「ネット試験対策」と「ペーパー試験対策」の2種類の模試をどちらも受けられます。24時間メール感覚で質問できる「教えてチューター」などサポートも充実しているので、安心して受講が可能です。

資格のキャリカレ|資格取得から合格後のキャリアアップまでサポート

資格のキャリカレ簿記講座

引用元:資格のキャリカレ

価格簿記3級2級合格指導講座Aコース(1年2か月サポート):71,800円
簿記3級2級合格指導講座Bコース(1年1か月サポート):66,800円
簿記3級2級合格指導講座Cコース(1年サポート):61,800円
対応している級2級・3級
合格数・合格率2級44.4%
3級72.9%
サポート体制サポート期限内なら無料で何度でも質問が可能
合格すれば2講座目が無料講師陣による手厚い添削指導あり
合格後の就職・転職・開業サポート
キャンペーンや合格返金制度定期的にコース割引制度あり
不合格でも条件を満たせば全額返金保証あり
公式サイトhttps://www.c-c-j.com/

「資格のキャリカレ」は、累計受講者数100万人を突破した人気スクールです。資格取得に加えて、取得後の就職・転職・独立開業までと、受講者のキャリアをワンストップでサポートしてくれます。

資格のキャリカレの講座は、簿記2級と3級がセットになっています。1年間サポートしてくれるCコースや、1年2か月まで伸びたAコースなどから選ぶことが可能です。

キャリカレの通信講座なら、フルカラーの紙テキスト・問題集と、スマートフォンやパソコン用のWeb教材の両方を活用して学習できます。「確実に70点を取る」という、短期合格のために無駄を省いた合理的な教材が魅力です。また、無制限の質問指導、スマートフォンで完結する全8回の添削指導など、受講生のフォロー体制も十分です。

合格後は宅地建物取引士、行政書士、FP(ファイナンシャルプランナー)、食育アドバイザーなどさまざまな講座を無料で受講できます。すぐに社会で活躍したい方には、キャリアコーディネートサポートによるコンサルティング、求人紹介、履歴書・職務経歴書のアドバイスも提供しています。

「子育てが一段落したから、簿記を取って仕事に復帰したい」「就活で使える簿記を取得したい」という方は、資格のキャリカレを利用してみてはいかがでしょうか。

資格のキャリカレは、定期的に割引キャンペーンを実施しています。2025年10月には「ハロウィンキャンペーン」として、Aコースが65%OFFの2万4,800円と大幅割引されていました。期間限定のものがほとんどであるため、キャンペーン中なら早めに申し込むのがよいでしょう。

資格の学校TAC|歴史ある資格学校の確かなノウハウで効率よく学べる

資格の学校TAC簿記講座

引用元:資格の学校TAC

価格3・2級ステップ合格本科生:70,000円(DVD101,000円)
3・2級Web通信講座(再受講):39,200円(DVD60,900円)
2級合格本科生:59,000円(DVD89,000円)
2級Web通信講座:59,000円(DVD89,000円)
2級Web通信講座(再受講):35,000円(DVD56,000円)
2級講義パック(商簿+工簿講義のみ):45,000円(DVD80,000円)
2級スッキリパック:19,000円(テキストあり24,000円)
2級みん欲し!パック:29,000円(テキストあり38,000円)
3級合格本科生:18,000円(DVD40,000円)
3級商簿講義のみ16,000円(DVD35,000円)
3級スッキリパック:3,600円(テキストあり5,500円)
対応している級2級・3級
合格数・合格率簿記の通信講座においては不明
サポート体制講師室直通電話による質問(一部コースはなし)
カードやメールによる質問(一部コースなし)
Zoomを利用したオンライン質疑応答
キャンペーンや合格返金制度約10%OFFの日商簿記ステップアップ割引制度
約30%OFF再受講割引制度
公式サイトhttps://www.tac-school.co.jp/kouza_boki.html

「資格の学校TAC」は、40年以上の実績・有料受講者数延べ51万人以上などの成果を持つ大手資格予備校です。21年連続で売上No.1の書籍「みんなが欲しかった! 簿記の教科書」を出版するなど、簿記学習について高いノウハウを持っています。

他社と比較して、講座数が多いのがTACの大きな特徴です。2級・3級を一貫で学べるコース、1発合格を目指す洗練されたカリキュラムが魅力の本科コース、TACの書籍「スッキリわかる日商簿記」を基に必要最低限で最高の成果を目指すスッキリパックなどがあります。

満足度92.5%を超える、公認会計士・税務科目合格者などのプロ講師陣が講義してくれるのもTACの強みです。自身の経験やノウハウを惜しみなく伝えてくれるので、独学では得られないさまざまな知識やコツを身に付けられるでしょう。

通学で学習したいという方は、ビデオブース講座を利用できます。

オンスク.jp|サブスクで簿記以外もいつでも学べる新感覚のサービス

オンスク.jp簿記講座

引用元:オンスク.jp

価格日商簿記3級 オンライン通信講座(月額):1,628円/月(ライト1,078円/月)
日商簿記3級 オンライン通信講座(一括プラン):6か月8,140円、9か月11,880円、12か月15,400円
簿記3級仕訳マスター講座:日商簿記3級 オンライン通信講座と同じ
簿記3級TEPPAN通信講座:3,300円
対応している級3級
合格数・合格率簿記の通信講座においては不明
サポート体制詳細は問い合わせの必要あり
キャンペーンや合格返金制度月額プランは不定期に割引サービスを実施
公式サイトhttps://onsuku.jp/

「オンスク.jp」は、スマートフォンやパソコンなどのオンライン学習に特化した学習支援サービスです。

書籍+Web学習を活用した短期合格コースの「TEPPAN」と、サブスクでいつでも自由に学習できる独学向けの「ウケホーダイ」を利用できます。簿記3級なら、どちらの講座でも受講できます。

サブスクで資格学習できるというのは、他社にはないオンスク.jpの大きな強みです。仕訳問題に特化した講座もあるので、基礎の基礎から固めたい方も利用しやすくなっています。ただし、簿記講座は3級レベルしかなく、簿記2級の講座がないので注意しましょう。

オンスク.jpは、簿記3級のほかにもFP2級・3級や宅地建物取引士などを受ける予定がある方におすすめです。

資格スクール大栄|挫折せず最後まで学習できるフローを提供

資格スクール大栄簿記講座

引用元:資格スクール大栄

価格【online】簿記3級SkiP(v3):93,519円
【online】簿記3・2級SkiPパック(v3):228,991円
対応している級2級・3級
合格数・合格率延べ6,273人、2017年~2022年の2級・3級合格者は1,711人
サポート体制専門講師や他の受講生との質疑応答専任のキャリアナビゲーターへの相談
キャンペーンや合格返金制度問い合わせの必要あり
公式サイトhttps://www.daiei-ed.co.jp/course/boki/

「資格スクール大栄」は、「ヒューマンタッチ×テクノロジー」「挫折させない授業」「キャリアナビゲーター」の3軸で受講生をサポートする資格学校です。資格の大原や資格の学校TACなどと同じく、資格予備校としてのサービスも提供しています。

新学習法「SkiP」によって、やみくもな暗記ではなく「全体把握のHOP」「要点深堀りのSTEP」「難問理解のJUMP」の3ステップで効率よく学習できます。講師による詳細なスケジューリングのおかげで、最適な学習ペースで進めやすいでしょう。

ただし、他社の講座と比較して少し料金が高くなっているため、受講する際は慎重に検討してください。

ネットスクール|オンライン学習に特化したサービス

ネットスクール簿記講座

引用元:ネットスクール

価格日商簿記2級 統一試験/ネット試験対応標準コース:41,000円(再受講18,000円)
日商簿記2級ネット試験(CBT方式)対応速修コース:33,000円
日商簿記2級ネット試験(CBT方式)対応直前対策コース:10,000円
日商簿記3級 統一試験/ネット試験対応標準コース:11,000円(再受講3,000円)
日商簿記3級ネット試験(CBT方式)対応速修コース:9,000円
日商簿記3級ネット試験(CBT方式)対応直前対策コース:4,000円
対応している級2級・3級
合格数・合格率簿記の通信講座においては不明
サポート体制ライブ講義の質疑応答専用SNS学び舎による講師・受講生との質問のやり取り可
キャンペーンや合格返金制度新春キャンペーンなど定期的に実施
公式サイトhttps://www.net-school.co.jp/web-school/

「ネットスクール」は、オンライン講座による資格学習に特化した教育サービスです。ネットスクール出版の「とおる簿記シリーズ」を用い、初学者から学習経験者まで幅広いニーズに合わせたカリキュラムを実施しています。

ネットスクールの簿記講座が採用しているのは、インプット講義とアウトプット講義による反転学習法です。約30分の講義4本を1セットとしてインプットをおこない、週1回のライブ講義では講義や質問、問題演習でアウトプットをおこないます。

ライブ講義がもともと講座に含まれているのは珍しく、能動的にアウトプットができるという意味で非常に特徴的です。一方でインプット講義は24時間オンデマンド形式でいつでも受講できるので、自分のタイミングで学習できる柔軟さもあります。

また、受講生専用SNS「学び舎」によって、受講生それぞれのパーソナルスペース、講義日程の確認、講師や受験生同士がやり取りできる質問Q&Aなどが可能です。料金も2級コースで33,000円と、非常にリーズナブルとなっています。

安めの料金での受講を希望するなら、ネットスクールの通信講座もおすすめです。

簿記学習に通信講座をおすすめする理由

インターネットやSNSを見ていると、「簿記2級レベルだと独学で十分」「資格学習に通信講座はもったいない」との声を耳にすることもあると思います。実際、独学でも多くの方が合格しているのも事実です。

しかし、数々の資格講座の比較検討をしてきた当サイトや、簿記2級を取得している筆者の見解だと、通信講座で簿記を学ぶメリットは非常に大きいです。簿記学習に通信講座をおすすめする理由は、次の通りです。

  • 最新の法令や出題範囲を網羅したカリキュラムを受けられる
  • 紙やノートがなくても仕訳問題の学習や解答ができる
  • 独学だと理解が難しい「連結会計」もしっかり説明してくれる
  • 講師独自の解答テクニックを教えてもらえる
  • 合格に必要な情報が厳選されており勉強時間を短縮しやすい

最新の法令や出題範囲を網羅したカリキュラムを受けられる

通信講座は毎年新バージョンがリリースされるため、常に最新の法令や出題範囲を網羅したカリキュラムを受けられるメリットがあります。講義は改正された法令や最新の出題範囲を基に作られており、古い情報を学習してしまうトラブルも心配はありません

また書籍のように、「間違えて去年の出題範囲のものを購入してしまった」という間違いは、基本的にないでしょう。

近年、簿記2級の範囲では「連結会計アップストリーム」「税効果会計」といった1級の範囲など、大幅に変わった経緯があります。通信講座なら、そういった大きな変更も講座に反映させ、適切に教材や解説に落とし込んでくれます。

実際に筆者が受けたスタディングの簿記2級講座も、連結会計や税効果会計を含む最新の出題範囲に基づいた講義と問題演習が揃っていました。

紙やノートがなくても仕訳問題の学習や解答ができる

簿記2級・3級問わず、合格するには仕訳問題による基礎固めが欠かせません。

通信講座に付いているWeb問題集の多くは、紙やノートを使わなくても数値の打ち込みや勘定科目の選択が指1つでできるようになっています。そのため、わざわざ書くものを準備しなくてもすぐに簿記の勉強に取りかかれます。
記述式である簿記は、紙の問題集などを解く場合だと書く時間や手の疲れを考慮しなければなりません。その点、通信講座なら手書きのリスクを考えずに済みます。余計な手間が取られない分、より多くの仕訳問題に繰り返し挑戦して知識を定着させられます

独学だと理解が難しい「連結会計」もしっかり説明してくれる

簿記2級の学習の大きな壁となるのが、1級の範囲から下りてきた連結会計です。連結会計は「親会社と子会社それぞれの仕訳をおこなう」「グループ内での取引についての修正が必要になる」など、簿記2級のなかでも難問となっています。

通信講座なら、連結会計をプロの講師がみっちり解説してくれます。わからないところは質問できるので、独学だと難しいところも理解しやすくなるはずです

簿記2級合格のためには、「連結会計は捨てる」と目にすることもあるでしょう。しかし連結会計は部分点が出ることを考えると、少しでも解けたほうが合格率はグンと上がります。とくに簿記1級への挑戦をお考えの場合は、2級の時点で連結会計をしっかり理解しておくことで、学習にスムーズに入りやすくなります。

講師独自の解答テクニックを教えてもらえる

通信講座の動画講義やライブ講義で聞けるのは、プロの講師による解説や問題演習だけではありません。独学にはない通信講座のメリットとして、これまでの講師の経験や受験生データなどに基づいた、講師独自の解答テクニックを教えてもらえる点が挙げられます。

たとえば簿記の場合なら、「一応解説するけどここの論点はほとんど出ない」「この勘定科目は会社の経理実務でも使うから現場に当てはめて解説する」といった事例が挙げられます。

筆者も簿記の学習を進めるうえで税効果会計などいまいちピンとこなかった論点も、講師独自の解答テクニックを聞いたおかげで腑に落ちることが多々ありました

実体験や会社事務などの具体的なエピソードや笑い話に紐づけた解説は、ただテキストやイラストを眺めるだけでは得られない刺激となり、記憶の定着にも役に立つでしょう。

合格に必要な情報が厳選されており勉強時間を短縮しやすい

通信講座は、通信講座を提供する会社のスタッフや有資格者・優秀な講師陣が、「受講者が合格するには何が必要か」「無駄な情報はどこか」などを厳選して作成されています。また、講座によっては「この順番で学べば効率よく覚えられる」という学習フローが組まれています。

そのため、通信講座は独学よりも勉強時間を短縮しやすいのがメリットです。「余計なところを勉強したせいで、時間を取られた割に得点が伸びない」という事態を避けられるでしょう。

とくに「どこから手を付けてよいのかわからない」と悩む簿記初学者の方にとって、学習の道筋が示されている通信講座を利用するメリットは大きいと言えます。

自分に合う簿記の通信講座の選び方

ここまで11つの通信講座と多数の簿記学習コースを紹介してきましたが、「まだどれを選べばよいのかわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

ここからは、簿記講座の選び方について解説します。簿記の通信講座を探す際には、以下を参考にしてみてください。

  • 通信講座を受講する費用を比較しておく
  • 受講料の割引キャンペーンや合格したときのお祝い金制度がないかをチェックしておく
  • 通信講座の合格率を比較しておく

通信講座を受講する費用を比較しておく

通信講座を選ぶ際に多くの方が気になるのが、費用面だと思われます。一般的な目安として、簿記3級なら5,000~2万円、簿記2級なら3万~7万円程度が相場です。ライブ講義やDVD講義が付いているものは10万円を超えることもあり、通信講座によって費用に幅があることがわかります。

費用が高いからといって、自分に合う講座かどうかはわかりません。簿記講座を選ぶときは、「カリキュラムの内容は費用に見合っているか」「余計なサポートが入って高くなっていないか」などを確認しましょう。

たとえばスタディングなら、紙のテキストなしのオンライン特化なので、オンライン教材の質を落とさず2万円前後で2級の講座を受けられます。

以下では、当記事で紹介している通信講座の費用をまとめました。

通信講座費用
スタディング簿記3級・2級セットコース:21,000円
簿記2級合格コース:19,800円
簿記3級合格コース:3,350円
簿記3級・2級・1級セットコース:72,600円
簿記2級・1級セットコース:69,300円
クレアール3・2級マスターWeb通信:58,000円
3・2級講義パックWeb通信:50,000円
2級パック Web通信:58,000円
3級パック Web通信:10,400円
1・2級マスターWeb通信:168,000円
フォーサイトバリューセット1:37,800円
バリューセット2:41,800円~
簿記2級スピード合格講座:31,800円簿記
2級過去問解き方講座:7,800円
簿記3級スピード合格講座:16,800円
資格の大原<Webライブ>2級合格コース:88,800円
ユーキャン簿記2級講座:49,000円
簿記3級講座:39,000円
LEC東京リーガルマインド3・2級パーフェクトパック:69,300円(テキストなし63,250円)
2級パーフェクトパック:60,500円(テキストなし56,100円)
2級初学者向け合格コース:63,800円(テキストなし57,750円)
3級パーフェクトパック:17,600円
3級直前対策パック:8,800円(DVD11,000円)
2級直前対策パック:18,700円(DVD24,200円)
資格のキャリカレ簿記3級2級合格指導講座Aコース(1年2か月サポート):71,800円
簿記3級2級合格指導講座Bコース(1年1か月サポート):66,800円
簿記3級2級合格指導講座Cコース(1年サポート):61,800円
資格の学校TAC3・2級ステップ合格本科生:70,000円(DVD101,000円)
3・2級Web通信講座(再受講):39,200円(DVD60,900円)
2級合格本科生:59,000円(DVD89,000円)
2級Web通信講座:59,000円(DVD89,000円)
2級Web通信講座(再受講):35,000円(DVD56,000円)
2級講義パック(商簿+工簿講義のみ):45,000円(DVD80,000円)
2級スッキリパック:19,000円(テキストあり24,000円)
2級みん欲し!パック:29,000円(テキストあり38,000円)
3級合格本科生:18,000円(DVD40,000円)
3級商簿講義のみ16,000円(DVD35,000円)
3級スッキリパック:3,600円(テキストあり5,500円)
オンスク.jp日商簿記3級 オンライン通信講座(月額):1,628円/月(ライト1,078円/月)
日商簿記3級 オンライン通信講座(一括プラン):6か月8,140円、9か月11,880円、12か月15,400円
簿記3級仕訳マスター講座:日商簿記3級 オンライン通信講座と同じ簿記3級TEPPAN通信講座:3,300円
資格スクール大栄【online】簿記3級SkiP(v3):93,519円
【online】簿記3・2級SkiPパック(v3):228,991円
ネットスクール日商簿記2級 統一試験/ネット試験対応標準コース:41,000円(再受講18,000円)
日商簿記2級ネット試験(CBT方式)対応速修コース:33,000円
日商簿記2級ネット試験(CBT方式)対応直前対策コース:10,000円
日商簿記3級 統一試験/ネット試験対応標準コース:11,000円(再受講3,000円)
日商簿記3級ネット試験(CBT方式)対応速修コース:9,000円
日商簿記3級ネット試験(CBT方式)対応直前対策コース:4,000円

受講料の割引キャンペーンや合格したときのお祝い金制度がないかをチェックしておく

簿記講座によっては、受講料の割引キャンペーンや合格時のお祝い金制度がないかをチェックしておきましょう。キャンペーンを利用すれば、数千円~数万円お得に通信講座を利用できます

もし気になる通信講座がキャンペーン中なら、思い切って申し込んでしまうのも1つの手です。通信講座の多くは1年程度は利用できるので、「学習を始めるのが数か月後だけど、安いうちに購入しておく」のも有効です。

また、通信講座によっては合格時に5,000円程度のお祝い金やギフトカードを贈呈してくれるところがあります。

以下では、当記事で紹介している通信講座のキャンペーンやお祝い金制度をまとめました。

通信講座キャンペーン
スタディング定期的に10~20%OFFのキャンペーン合格お祝い制度あり
クレアール定期的な割引キャンペーンあり
フォーサイト合格者スタッフによる質問受付
専任スタッフによる個別カウンセリング
資格の大原過去に大原に申し込んだことがある方は3%OFF
ユーキャン合格で3,000円のお祝い金制度
LEC東京リーガルマインド合格で2級8,000円、3級5,000円のお祝い金制度
おためしWeb受講で早得+5,000円クーポンあり
資格のキャリカレ定期的にコース割引制度あり
不合格でも条件を満たせば全額返金保証あり
資格の学校TAC約10%OFFの日商簿記ステップアップ割引制度
約30%OFF再受講割引制度
オンスク.jp月額プランは不定期に割引サービスを実施
資格スクール大栄問い合わせの必要あり
ネットスクール新春キャンペーンなど定期的に実施

通信講座の合格率を比較しておく

通信講座のなかには、合格者数や合格率を公表しているところがあります。あくまで目安ではあるものの、合格実績の有無で選ぶのも1つの手です

以下では、当記事で紹介している通信講座の合格者数・合格率をまとめました。

通信講座合格率
スタディング2024年合格実績No.1(当社比)
2024年度合格報告1,285人
クレアール簿記の通信講座においては不明
フォーサイト簿記2級:75.7%簿記3級:82.3%
資格の大原2級1,354人(うちネット試験1,243人)
3級1,151人(うちネット試験893人)
ユーキャン過去10年間で簿記2級1,243人、簿記3級11,047人
LEC東京リーガルマインド簿記の通信講座においては不明
資格のキャリカレ2級44.4%3級72.9%
資格の学校TAC簿記の通信講座においては不明
オンスク.jp簿記の通信講座においては不明
資格スクール大栄延べ6,273人、2017年~2022年の2級・3級合格者は1,711人
ネットスクール簿記の通信講座においては不明

簿記2級・3級の受験体験談!通信講座を利用して合格した筆者の体験談

筆者は簿記3級を独学、簿記2級を通信講座を利用して取得しました。合格までに要したおおまかな勉強時間は次の通りです。

  • 簿記3級:50時間
  • 簿記2級:100時間

インターネット上の情報には、「2級なんて50時間あれば十分」「100時間で合格できた」と、短時間で合格できる人もたくさん存在します。筆者は学力や器用さがなかったものの、通信講座を利用したことで、250時間かかると言われた簿記2級を合計150時間で取得できました

以下では、通信講座を利用して簿記資格を取得した筆者が、合格までに考えたことや体験談を解説します。これから簿記の取得を目指す方の、少しでも参考となれば幸いです。

2級合格を目指す場合でも簿記3級の学習から始める

簿記2級には受験資格がないため、いきなり簿記2級から受けられます。なかには、「簿記3級なんて取得しても意味ない」との声もあります。

しかし筆者の考えとしては、簿記3級の学習から始めるのがおすすめです。簿記2級には簿記3級の知識があることを前提にした問題も多く、3級で基本から勉強して全体の流れを把握しておくほうが、結果的に2級の学習内容も頭に入りやすいからです

また簿記3級には工業簿記の問題はないのですが、工業簿記を解くにも簿記3級レベルの知識があったほうが進めやすくなります。

簿記3級から通信講座を利用するかは別として、簿記2級の合格を目指す場合は、簿記3級の学習から進めるのがおすすめです。経理未経験の筆者も、簿記3級から学習したおかげで簿記2級の通信講座の内容も理解が早くなったと感じています。

解答は勘定科目や数値の短縮して書くのが大事

簿記試験においては、紙およびCBT形式のいずれにおいても、配布されるメモ用紙などに手書きで問題を解いてから解答用紙に書き込みます。

しかし、簿記2級ともなると数多くの仕訳や勘定科目を書いて整理しなければなりません。このとき、いちいち「売掛金」「減価償却費」など勘定科目をフルで書いていると、試験時間が足りなくなる恐れがあります。

「大げさに言っているのでは?」と思われるかもしれませんが、簿記2級および3級はネット試験に合わせて試験時間が短縮されたこと、2級は1級の範囲が含まれるようになったことなどが原因で、回答時間がギリギリになることも珍しくありません。

また、メモ用紙への書き込み量が増えるほど、メモ用紙がごちゃごちゃになってミスが出たり書き込みスペースが足りなくなったりするなどのトラブルも想定されます。

解答時には、いかに書き込み量を減らして回答時間を増やすかがポイントになります。そこで、書き込み量を減らすコツとして勘定科目を短縮する方法があります。たとえば筆者の場合は、以下のような短縮語を使いました。

  • 売掛金→「うりか」
  • 減価償却費→「げんひ」
  • 減価償却累計額→「げん累」

解答に慣れてきたら、今度は数値を「100,000」を「10万」「100」と短縮するのもよいでしょう。ただし、数値の短縮は計算間違いが発生しやすいので、十分に注意してください。

連結会計もしっかり勉強しておくことをおすすめする

簿記2級の合格のコツを解説する動画やWebページで、「連結会計問題は捨てたほうがよい」と解説されるケースもあります。

短期合格を目指すなら、連結会計を捨てるのも1つの正解です。とはいえ、筆者の個人的な考えとしては、連結会計も一通り解けるようになっておくことをおすすめします。

理由は連結会計の正答率を上げること以上に、「連結会計問題は1つ解くだけで複数の仕訳問題を同時に学習・復習できる」というメリットがあるからです。連結会計問題が時間内に解けるようになるころには、問1の仕訳問題や本支店会計などにも対応できる知識と、解答スピードを得られるはずです。

部分点を拾うという意味では、比較的簡単な「のれんの問題」「売掛・買掛の相殺消去」「土地の売却損」などは確実に押さえておいてください。

逆にアップストリーム・ダウンストリームなどがかかわる非支配株主持分や利益剰余金は、得点効率がどうしても悪くなります。試験までに時間がなく、どうしても捨てる必要があるとすればこの部分でしょう。

とはいえ、時間をかけて学習すれば理解できるレベルであり、通信講座ならイラストや講師の解説などで覚えやすくなります。

工業簿記は得点源だが慣れるまでとにかく「図を書く」

工業簿記は、仕訳に加えて「予定配賦」「総合原価計算」など商業簿記とは毛色が異なる部分が出題されます。「工業簿記は得点源」とよく解説されているものの、人によってはとことん苦手意識が出る分野だと思います。

実際に筆者も、工業簿記は最後まで苦手分野でした。もし「工業簿記は簡単と聞いていたけど、解けなくて自信をなくした」とお悩みであれば、必要以上に落ち込む必要はありません。

工業簿記攻略の鍵は、「どれだけグラフやイラストなどの図に慣れて素早く書き、問題を解けるか」にあると思います。商業簿記以上に手を動かし、手でグラフやイラストの形を覚えることが合格の近道です

出題パターンや論点は商業簿記ほど変わらないので、苦手意識があっても繰り返し問題を解ければ、ある程度は得点できるようになります。

通信講座ならグラフやイラストの書き方の意味、使い所を解説してくれるので、独学よりも理解しやすいと思います。

可能であれば市販の問題集も1冊は解いておくとよい

通信講座にも過去問や模擬試験が付いているケースは多いものの、アウトプット学習が中心の人は、問題演習数が足りないと感じる可能性もあります。

簿記の問題集は1冊1,000~2,000円で購入できるので、足りない演習分を補うのに十分に使えます。通信講座でしっかり学習しておけば、市販の問題集もスムーズに解けるはずです。

ネット試験でも手書きで仕訳問題に対応できるようにする

現在、簿記試験はCBT方式のネット試験に移行していますが、ネット試験であっても手元にメモ帳を用意し、仕訳や計算を手書きで整理する力が必要です。パソコンの画面上だけで考えるのではなく、実際に手を動かして情報を整理する練習をしておくことが、合格への近道となります。

そのため、ネット試験を受ける場合でも、手書きで問題を解く練習をしっかり行っておくことが非常に重要です。特に簿記2級では、仕訳や計算を頭の中だけで処理するのは難しく、手を動かして情報を整理することが合格のカギとなります。

学習や試験で使う電卓にはこだわるのがおすすめ

簿記の学習や試験では、自分で準備した電卓を使います。高価なものである必要はないものの、学習や試験で使いにくい電卓だと、計算ミスが頻発して解答効率が下がります。そのため、簿記の学習や試験で使う電卓にはこだわるのがおすすめです。

簿記においては何百回、何千回と使うため、ちょっとした打ち間違いも積み重なって無視できない時間ロスになるでしょう。とくに試験は90分のタイムリミットがあるので、解答とは別のところで時間を取られるのは避けたいところです。

また、簿記試験で持ち込めるのは四則計算機能のみの電卓です。印刷、メロディー、プログラム、辞書機能が付いているものは使えないので注意してください。

以下では、電卓を選ぶときのポイントをまとめました。

  • 打つのが早い人は早打ち(キーロールオーバー)機能が付いているものを選ぶ
  • 自分の手のサイズに合う大きさを選ぶ
  • 12桁(1,000億)以上表示できるものを選ぶ
  • 自分が打ちやすいキー配置になっているものを選ぶ

独学した場合の簿記の一般的な勉強時間は?

簿記を通信教育ではなく独学した場合、合格までにかかる勉強時間のおおまかな目安は以下の通りです。

  • 簿記3級は50~100時間
  • 簿記2級は200~300時間

あくまで目安なので、勉強開始時の知識量、資格勉強の経験などの違いで差が出てきます。なお通信教育を利用したときは、上記の勉強時間よりも短縮できます。

簿記3級の勉強時間は50~100時間

簿記3級の勉強時間は50~100時間、経理未経験の方や数値計算に久しく触れていない方は、150時間ほどを見込んでおくとよいでしょう

簿記3級の試験範囲は商業簿記のみで難易度はそこまで高くない一方、仕訳問題の演習や補助簿・勘定記入・決算整理後試算表・精算表などの問題解答には、思っているよりも時間がかかります。

そのため、3級から学習するときも十分に勉強時間を確保しておくのがおすすめです。

簿記2級の勉強時間は200~300時間

簿記2級の勉強時間は、3級レベルの知識を持っている人でも独学だと200~300時間かかります。1日1時間なら半年以上、2時間なら3~4か月以上かかる計算です。

なぜ一気に勉強時間が増えるかというと、商業簿記のさらに深いところを問われる、1級の範囲が加わる、工業簿記が入るなど、学習する量が3級よりも大幅に広がるからです。

しかし、簿記2級レベルを習得できれば、一般的な企業の経理部で求められる知識に到達できます。簿記は更新などもなく一度取得すれば半永久的に有効なので、ぜひチャレンジしてみてください。

合格率から見る簿記の難易度!ネットと統一試験で内容は変わる?

簿記試験には、CBTを利用して1年中受けられる「ネット試験」と、従来通り決められた試験日に受けるペーパー形式の「統一試験」の2種類があります。

「ネット試験は簡単だから価値がない」という言説も根強いですが、現在はネットと統一試験で試験問題の難易度は変わりません。ネット試験で合格した場合も、統一試験合格と同じ知識量を証明できます。

しかし、合格率自体はネット試験のほうが高いのも事実です。難易度が変わらないのに、なぜ合格率に差があるのでしょうか。

以下では、簿記検定の合格率や難易度について解説します。

簿記2級の合格率

過去5回の簿記2級の合格率は、次の通りです。

統一試験受験回実受験者数合格者数合格率
170(2025.6.8)5,383人1,193人22.20%
169(2025.2.23)7,118人1,486人20.90%
168(2024.11.17)7,589人2,187人28.80%
167(2024.6.9)6,310人1,442人22.90%
166(2024.2.25)8,728人1,356人15.5%
ネット試験期間受験者数合格者数合格率
2025年4月~2025年6月28,201人10,567人37.50%
2024年4月~2025年3月124,429人44,359人35.70%
2023年4月~2024年3月119,036人41,912人35.2%
2022年4月~2023年3月105,289人39,076人37.10%
2021年4月~2022年3月106,833人40,713人38.10%

参考:商工会議所の検定試験「2級受験者データ(統一試験)
参考:商工会議所の検定試験「2級・3級受験者データ(ネット試験)

統一試験の合格率は平均20%前後、ネット試験は35~38%と、ネット試験のほうが高くなっていました。これは、統一試験は試験日が決まっていて勉強スケジュールが合わない人が出る一方、ネット試験は自分のタイミングで受験できるからだと推測されます。

とはいえ、受験者の半数以上が落ちていることに変わりはありません。難化傾向が見られることも踏まえると、簿記2級の難易度はそれなりに高いと言えます。

簿記3級の合格率

過去5回の簿記2級の合格率は、次の通りです。

統一試験受験回実受験者数合格者数合格率
170(2025.6.8)18,935人8,024人42.40%
169(2025.2.23)21,026人6,041人28.70%
168(2024.11.17)19,588人5,785人29.50%
167(2024.6.9)20,927人8,520人40.70%
166(2024.2.25)23,977人8,706人36.3%
ネット試験期間受験者数合格者数合格率
2025年4月~2025年6月62,574人26,114人41.70%
2024年4月~2025年3月254,433人98,235人38.60%
2023年4月~2024年3月238,155人88,264人37.1%
2022年4月~2023年3月207,423人85,378人41.20%
2021年4月~2022年3月206,149人84,504人41.00%

参考:商工会議所の検定試験「受験者データ」 
参考:商工会議所の検定試験「2級・3級受験者データ(ネット試験)

統一試験の合格率は30~40%、ネット試験は約40%と、ネット試験のほうがやや高くなっていました。3級の場合は、統一試験とネット試験でそこまでの差は見られません。

3級の合格率は半数を切っているとは言え、数か月しっかり学習すれば問題なく合格できると筆者は考えています。実際に当記事にて紹介した通信講座で合格者数・合格率を公開しているところは、1万人以上合格、合格率70~80%超えなど高い数値を残しています。

簿記の試験内容・日程・受験料・受験資格まとめ

簿記3級の試験範囲・試験時間・合格基準・受験料は次の通りです。

簿記3級概要
試験範囲商業簿記・工業簿記
試験時間60分
合格基準70%以上
受験料統一試験:3,300円
ネット試験:3,300円

簿記3級では、資産・負債・資本・収益・費用の基本的な仕訳、現金預金や掛金関係の帳簿、簡単な減価償却、決算整理後残高試算表、帳簿の締め切りなど、業簿記の基本的な部分が問われます

合格基準は、正解率70%以上です。足切り点などはないため、どこかの設問が0点でも総合点が70%を超えていれば合格できます。

続いて、簿記2級の試験範囲・試験時間・合格基準・受験料は次の通りです。

簿記2級概要
試験範囲商業簿記・工業簿記
試験時間90分
合格基準70%以上
受験料統一試験:3,300円
ネット試験:3,300円

2級になると、商業簿記には連結会計、本支店会計、銀行勘定調整表、有価証券の処理、固定資産の割賦購入なども範囲になります。加えて、新しく工業簿記の原価計算、材料費計算、損益分岐分析なども学習範囲になります。

合格基準は3級と同じく70%です。こちらも足切り点などはなく、総合点で70%を超えれば合格になります。

CBT試験は毎年随時受け付けている

CBT試験は、各対応施設で毎年随時受け付けています。予約が埋まっていない限りは受験時間も自由に選択できるので、自分の都合のよい場所とタイミングを選びましょう

たとえば東京都なら、都内で60箇所以上が会場として開かれています。地方だと東京よりは少なくなるものの、平均で都道府県内に10~20箇所は設けられています。

ネット試験の会場は、日本商工会議所の公式サイト「商工会議所ネット試験施行機関」にて確認が可能です。

統一試験は毎年6月・11月・2月

簿記2級・3級の統一試験は、毎年6月・11月・2月頃の3回実施されます。簿記1級だけは6月・11月の春・秋のみです。

たとえば2025年度は、6月8日、11月16日、2月22日におこなわれました。今後も、近しい日程で開催が続けられると思われます。

【実体験付き】簿記2級・3級に合格するメリット

最後に、当サイトの知見や筆者自身の実体験を踏まえて「簿記2級・3級を取っておいてよかったな」というメリットの部分を紹介します。「合格したらこんなによいことがあるんだ」という、モチベーション向上にお役立てください

簿記に合格するメリット概要
転職活動や就職活動で評価される簿記2級以上なら、転職活動や就職活動で「この人は経理についてわかっている」と一定の評価を得やすいです。実際に正社員や業務委託の求人でも「簿記2級以上」を条件として挙げているところが多数見られます。
ビジネスで使える実務的なスキルが身につけられる簿記で学習した内容は経理実務で実際に使うため、実践的なスキルとして役に立ちます。近年ではオンライン秘書サービスなど、在宅の業務委託や正社員の仕事で使うスキルとしても活用できます。
自分で事業や投資を始める場合の基礎知識になる簿記を学習すれば企業の財務情報や経済ニュースなどが読めるようになるので、自分で事業や投資を始めるときの基礎知識として役に立ちます。

簿記の通信講座に関するよくある質問

FP2級と簿記2級で学ぶ内容はどう違う?

FP2級は、「ライフプランニング」「リスク管理(保険関係)」「金融資産運用」「タックスプランニング(税金など)」「不動産」「相続・事業承継」の6つの分野を学びます。

簿記2級ほど計算は求められず、暗記問題がほとんどを占めます。筆者の個人的な意見としては、FPのほうがお金の知識を幅広く覚えられて、簿記は経理に特化した実務的な内容を学習するイメージです。

FP2級と簿記2級だとどちらが難しい?

それぞれ学習する分野と学習方法が異なるため、一概にどちらが難しいかは判断できません。勉強時間も、一般的にはどちらも同じくらいだと言われています。

暗記が得意ならFP2級のほうが解きやすく、計算や数値に強いなら簿記2級のほうが取得しやすいと思います。文系である筆者は、FP2級のほうが学習を進めやすい印象がありました。

簿記1級の難易度や勉強時間は?

簿記1級は、簿記2級合格レベルの知識を持っていると仮定してもさらに600~1,000時間ほどの学習が必要だと言われています。よく言われるのが、「3級→2級、2級→1級」と級が上がる度に覚える量が3倍になるという話です。

実際のところ、1級の難易度は2級より非常に高いです。とはいえ、2級でしっかりと基本を固めておけば、決して手が届かない資格ではありません。筆者の高校時代の先輩も、高校卒業後に働きながら取得し、現在は税理士として活躍しています。

まとめ

簿記2級・3級は独学で学習する方も多いものの、通信教育を利用すればより確実かつスピーディーな合格を期待できます。

通信講座は「洗練されたカリキュラムで効率よく学習できる」「講師に質問できる」などのメリットがあるため、絶対に合格したいという方におすすめです

通信講座を選ぶときは、費用やサポート内容を比較検討し、自分に合うものがどこかをしっかりと確認しましょう。

当記事では、選定基準を設けたうえで、費用・サポート面で優れた信頼できる通信講座を選定しています。ぜひ当記事を、簿記の通信講座選びの参考にしてください。

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