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弁護士になるには?司法試験を受けるまでの道のりやキャリアプラン

2023.01.12

カテゴリー:
依頼人の話を聞く弁護士

弁護士とは?

裁判で被告人の弁護をする弁護士の女性

弁護士は、具体的にどんな仕事をしているのでしょうか?その仕事内容について、まずは改めて確認してみましょう。

弁護士の仕事の内容

弁護士の仕事内容は、法律の専門家として、私たち市民の権利や利益を守ることです。具体的には、依頼者から法律に関する相談を受けたり、依頼者の代わりに法廷(=裁判を行う場所)で論争を行ったりして、争いごとを解決へ導くために働きます。弁護士は、社会で発生するあらゆるトラブルに対して、法律の専門家としてアドバイスを行うほか、裁判や調停(=話し合いで解決を目指すこと)に参加します。たとえば、交通事故、暴力や窃盗などの事件、離婚や相続といった家庭で起こる問題まで、幅広く解決の手助けをしているのです。

弁護士の仕事のやりがい

弁護士の仕事では、重大な問題に直面してしまった人たちを、自分の持つ専門知識や経験を活かして助けることができます。素人だけでは対処するのが難しい問題も、専門家である弁護士が助けに入ることで、これまでにない解決の糸口が見えてくることも。個人の人生や会社の経営で起こる大きな危機をともに乗り越えることで、依頼者から強く感謝される機会が多くあります!

弁護士の想定年収

弁護士の年収は、全国平均で945.4万円です。弁護士のように名称に「士」がつく職業は、一般的に「士業」と呼ばれており、収入が高い傾向にあります。弁護士のほかには、「司法書士」「行政書士」「税理士」「弁理士」などが士業の例として挙げられます。数ある士業のなかでも、弁護士は特に平均年収が高く、仕事では多くの報酬が期待できるでしょう!

【参考】職業情報提供サイト(日本版O-NET)
URL:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/89


弁護士に求められる人物像

弁護の筋道を考える女性弁護士

弁護士にはどんな人が向いているのでしょうか?ここでは求められる人物像をご紹介します!

論理的思考力がある

論争で人を説得するには、入手した情報から正確に事実を把握して、筋道立てて考える力が欠かせません。感情を交えずに、客観的な事実に基づいて主張を組み立てる必要があります。論理的に思考する力は弁護士に必須です。

正義感がある

弁護士の使命は、弁護士法(=弁護士の制度を定める法律)において「基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること」だと定められています。世の中では、社会正義の実現に貢献できる弁護士が求められているのです。

コミュニケーション能力が高い

弁護士のもとには、あらゆる人が相談に来ます。依頼者は抱えている問題も、置かれた立場も、年齢や職業などの属性もさまざまです。争いごとの解決へ向けて、多様な人たちと真剣に向き合い、柔軟にコミュニケーションをとれる人が適しています。


弁護士になるための資格とおすすめの学部

先輩弁護士から指導を受ける司法修習生

弁護士になるために必要な資格や、おすすめの学部をご紹介します。弁護士を目指す人の進路についてチェックしてみましょう!

弁護士に必要な資格

弁護士になるには、まず国家試験である司法試験に合格した上で、1年間にわたり司法修習を受けて、「法曹資格」を取得する必要があります。法曹資格とは、法律の専門家である裁判官・検察官・弁護士に必須の資格のこと。司法試験には受験資格が設けられていて、法科大学院を修了するか、または予備試験に合格することで試験を受けられるようになりますよ。

法科大学院とは、法曹(裁判官・検察官・弁護士のこと)を養成する専門職大学院です。「ロースクール」とも呼ばれます。法科大学院には、法律を初めて学ぶ人を対象にした3年間のコース(法学未修者コース)と、すでに法律の基礎知識を学んでいる人を対象にした2年間のコース(法学既習者コース)があります。

予備試験とは、法科大学院の修了と同じレベルの知識や能力を問う試験です。年齢や学歴を問わずに受験できますが、非常に難易度が高い試験で、合格率は低い傾向にあります。

弁護士になるためのおすすめの学部

大学選びでは、法律について基礎から学べる法学部への進学を検討しましょう。2023年以降は、大学の法学部と法科大学院が連携して、法律の専門知識を一貫して学べる「法曹コース」が開設されます。大学の法曹コースの特徴は、これまでよりも短期間で法曹資格を取得できることです。

法曹コースへ進学すると、大学の学部を3年間で卒業し、法科大学院の在学中に司法試験を受験することにより、最短約6年で法曹資格を取得できます。従来は取得までに最短約8年かかっていたので、早くに仕事に就いて活躍できる可能性があります。これから弁護士を目指すなら、法学部のある大学を探した上で、法科大学院との連携に関する情報も調べてみてくださいね。


弁護士が活躍する場所

法律事務所で働く2人の弁護士

弁護士になったら、どんな職場で働くことになるのでしょう?活躍する場所や、将来のキャリアプランを解説します!

弁護士が活躍する場所

多くの弁護士は、法律事務所に所属して働きます。法律事務所では、一人または複数人の弁護士が在籍して弁護士業務に携わります。どのようなお客様から仕事を引き受けることが多いか、主にどんな領域の訴訟を担当するのかなど、事務所ごとに違いがあることも。また、法律事務所のほかに企業の社員または役員として働く弁護士もいます。このように企業で働く弁護士は「インハウスローヤー」と呼ばれます。近年では、企業が法律を守って経営する重要性が高まりつつあることから、インハウスローヤーを採用する企業も増えているんですよ!

弁護士のキャリアプラン

法律事務所で働いて経験を積んだ弁護士には、独立して自分の法律事務所を立ち上げる道があります。開業することで、自分の得意な分野の訴訟を引き受けたり、弁護士業務に加えて経営の経験を積んだりできるのが魅力です。また、企業で働くインハウスローヤーの場合には、昇進により管理職として責任ある立場を任されることも。組織の一員として活躍の幅を広げていく道もあるでしょう。ほかにも、弁護士の仕事を経て、裁判官や政治家といった別の仕事に挑戦する人もいます。


弁護士になりたいあなたは「JOB-BIKI」で進路検索!

ここまで、弁護士の仕事について解説しました。身近に弁護士がいなくても、日本テレビ系列で放送されている「行列のできる相談所」を見たことがある人は多いのでは?現役の弁護士がコメンテーターとして活躍している有名な番組です。出演者の北村晴男弁護士の出身大学は早稲田大学法学部。また、菊地幸夫弁護士の出身大学は中央大学法学部、本村健太郎弁護士の出身大学は東京大学法学部です。弁護士になるには国家資格が必須。大学選びでは、法律の基礎知識を学べる法学部のある大学を目指しましょう。

上記でご紹介したほかにも、有名な弁護士の出身大学は「JOB-BIKI」を使って調べることができます。検索画面の人物検索で「弁護士」と入力して検索、または有名な弁護士の氏名を検索すると、弁護士として活躍している先輩たちの出身大学がわかります。弁護士が勤める法律事務所についても、出身大学の人数を知ることができますよ。将来の仕事について考え始めたら、まずは気軽に検索してみてくださいね。

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