親子で納得のいく志望校を選択するために、しっかりとした情報収集は欠かせません。高校3年次のスケジュールに沿って、進路情報のベストな入手方法をご紹介します。先輩保護者の進学情報の集め方や活用例も参考にしてください。
できるだけ多くの情報源を活用し、比較・検討しましょう
少子化により大学間の競争も激しくなる今日。広く大学の魅力をアピールしようと、どの大学もパンフレットやホームページ、オープンキャンパスなどを充実させ、さかんに情報発信しています。それを積極的に活用し、いくつもの情報源に当たって得られた情報を比較・検討しましょう。新たな発見があるかもしれません。受験情報の発信は5月くらいから本格化します。大学で学ぶ内容や将来の進路などから志望学部・学科が決まったら、興味ある大学の情報をどんどん収集し、遅くとも夏頃までに志望校を絞り込み、第一志望を決定しましょう。志望校が決まれば、実施している入試制度を確認し、お子さんに合った受験方式を決めていきます。10月以降は出願が始まりますので、受験料の納付や試験日程の確認を忘れず行いましょう。参考までに、大学1、2年生を持つ先輩保護者が役立ったと挙げる情報源は右のようになっています。
●進路希望調査 ●保護者進路説明会
進学相談会は受験生と保護者のために大学や入試情報を提供するイベント。5月ごろから全国の主要都市や各大学で開催され、複数の大学が合同で行うこともあります。大学スタッフに入試や大学について質問や相談ができるほか、保護者向けの講演会があることも。大学案内などの資料や入試の過去問題集を得られることもありますので、ぜひ活用しましょう。
大学のホームページや受験情報サイト、大学案内などで告知しています。事前の申し込みが必要な場合もありますので、確認してください。
●三者面談 ●推薦入試募集要項発表
進学相談会は受験生と保護者のために大学や入試情報を提供するイベント。5月ごろから全国の主要都市や各大学で開催され、複数の大学が合同で行うこともあります。大学スタッフに入試や大学について質問や相談ができるほか、保護者向けの講演会があることも。大学案内などの資料や入試の過去問題集を得られることもありますので、ぜひ活用しましょう。
大学のホームページや受験情報サイト、大学案内などで告知しています。事前の申し込みが必要な場合もありますので、確認してください。
大学研究のうえで欠かせないのが、大学案内(パンフレット)。大学の歴史や精神、学び内容をはじめとして大学生活、就職情報など1冊で大学情報がぎっしり詰まっています。大学のホームページや進学情報サイトから請求できます。例年各大学で遅くとも7月ころには新年度のパンフレットが出ますので、気になる大学は取り寄せてみましょう。また、シラバスや履修要項をネットなどで公開している大学も多数ありますので、具体的な授業内容などを研究しておきましょう。
受験生個人や高校の要望に応じて実施される大学見学会。大学によって呼び方は異なりますが、オープンキャンパスのキャンパスツアーより少人数で、在学生や大学のスタッフが構内を案内してくれます。高校単位で参加する場合は、普段開放されていない場所を見学できたり模擬授業が受けられたりすることも。パンフレットやネットだけではわからない情報を得られたり、キャンパスの雰囲気を味わったりすることができますので、積極的に参加しましょう。
●指定校推薦校内選考
高校の夏休み期間を中心に、各地の大学で開催されるオープンキャンパス。進学相談やキャンパスツアーなどのほか、学食や模擬授業などの体験ができ、大学の理解を深める絶好の機会です。受験生はもちろん保護者も参加できますので、ぜひ親子で気になる大学のオープンキャンパスに参加しましょう。詳しい活用ポイントは「オープンキャンパス参加は志望校進学への近道」に紹介していますので、参考にしてください。
●推薦入試出願 ●センター試験出願 ●私立大学一般入試出願 ●国公立大学個別試験出願
例年10月にセンター試験の出願があり、12月から2月にかけて一般入試の出願がピークに達します。書類提出が増える時期ですから、早めに書類を準備し、漏れがないかよく確認しましょう。
※スケジュールは一例です。詳しくは在籍校や志望校ごとに確認してください。