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クリエイティブな仕事にはどのような種類がある?主な職業名

2023.04.13

カテゴリー:
デザインのアイデアを出し合うクリエイターたち

クリエイティブな仕事とは、文字通り何かを「クリエイトする(創造する)」仕事のこと。Webや広告、ゲーム、テレビなど、さまざまな業界でクリエイティブな職業の人たちが活躍しています。感性を生かして、さまざまな作品を作り上げるクリエイティブな仕事に興味があるという人も多いでしょう。今回は、クリエイティブ関連の主な職業や、向いている人の特徴、進学先を選ぶときのポイントなどをご紹介します!


クリエイティブの仕事の特徴

企画の内容をクライアントに説明する男性

クリエイティブとは、どんな仕事なのでしょうか?有名な企業の例もご紹介します。

クリエイティブの仕事とは?

クリエイティブの仕事を一言でいうと、創造する仕事といえるでしょう。わかりやすいのは、皆さんの身近にある動画やゲームなど!テレビCMで放送される動画の撮影や編集をしたり、ゲームのキャラクター・シナリオ・音楽などを作ったりする仕事です。それだけでなく、ホテルやデパートの空間演出を考えたり、アクセサリーをデザインしたりと、さまざまな業界にクリエイティブに関わる仕事があります。

クリエイティブに関わる企業の例

クリエイティブ業界を代表する会社には以下のようなものがあります。

株式会社電通
株式会社博報堂博報堂DYメディアパートナーズ
株式会社ADKホールディングス

上記3社は国内3大広告代理店とも呼ばれ、クリエイティブ業界をけん引する会社とも言えます。また近年大きなブームを巻き起こしているアニメ『鬼滅の刃』を手掛けたアニメ制作会社「ユーフォーテーブル有限会社」や、日本を代表する劇場「宝塚大劇場」の企画・運営を行う「株式会社宝塚舞台」もクリエイティブ業界に分類される会社です。このように、クリエイティブ業界と一口に言っても、広告や動画、舞台など実に幅広いジャンルの会社があり、そこで働く方の仕事も様々です。

憧れのクリエイティブの仕事に就くには、どんな大学を進学先に選べば良いのでしょうか?迷ったら、ぜひ「JOB-BIKI」で検索してみてくださいね。検索画面の就職先検索に「株式会社電通」や「株式会社博報堂」のように知っている会社の名前を入力してみましょう。その会社で働いている先輩たちが、どんな大学で学んだのかを調べることができますよ。


クリエイティブに関連する職業の主な種類

CMで使う映像を撮影する動画クリエイター

クリエイティブに関する仕事には、数多くの職業が存在します。こちらでは、主な職業をピックアップして、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。

デザイナー・クリエイターに分類される職業

【建築・鉱物・金属】
・インテリアデザイナー
建物の内装をプロデュースし、設計・デザイン・配置を考える仕事です。一般の住宅をはじめ、会社のオフィスやショッピング施設、ホテル、航空機など、さまざまな場所のインテリアをデザインします。

・空間デザイナー
店舗やイベントスペース、美術館、ホテルなど、屋外内を問わずさまざまな空間をデザインする職業です。コンセプトに合わせたインテリアや照明などを配置することもあれば、設計の段階からデザインに携わることもあります。

【ファッション・洋服】
・ジュエリーデザイナー
ネックレスや指輪など、アクセサリーのデザインを行う仕事です。デザインのみを担当することもありますが、製作まで一貫して行う人もいます。

【放送・出版・マスコミ】
・絵本作家
イラストや文章を作成し、絵本を作り上げる仕事です。子どもたちが夢中になれるような、魅力あふれる物語や絵を創作します。

・グラフィックデザイナー
本の表紙や商品のパッケージ、映画のポスター、アーティストのCDジャケットなど、さまざまなグラフィックをデザインする職業です。商品やサービスなどをアピールするため、魅力的なグラフィックを制作します。

・動画クリエイター
CMやWebの動画コンテンツなど、さまざまな動画制作に携わる仕事です。フリーランスの場合は企画や撮影、編集などの全工程を1人で担当することが一般的です。

・ゲームクリエイター
家庭用ゲーム機やスマートフォン、パソコンなどで遊ぶゲームソフトを制作する仕事です。一般的に、音楽を作るサウンドクリエイターやCGを制作するCGデザイナーなど、専門分野によって職種が分かれています。

【情報通信・インターネット】
・Webデザイナー
Webサイトのデザインを行う仕事です。ロゴ・イラストの配置決めや画像の制作などを行い、使いやすく美しいWebサイトを目指します。

ライターに分類される職業

・シナリオライター
映画やドラマ、舞台、ゲームなど、さまざまな作品の脚本を書く仕事です。見た人を作品の世界観に引き込めるようなシナリオを創作します。

・コピーライター
広告や宣伝などで使われる文章(コピー)を考える仕事です。商品やサービスなどを多くの人に購入してもらえるような、素敵なコピーを生み出していきます。

ディレクターに分類される職業

・Webディレクター
Webサイトの企画や制作、運用などの責任者となる仕事です。WebデザイナーやWebライターなどへの指示出しやクオリティのチェックなどを行い、魅力あるWebサイト作りを目指します。

・テレビディレクター
テレビ番組制作の現場で責任者となる仕事です。企画や撮影、編集など、さまざまな場面で現場を指揮して、多くの人に見てもらえるような番組作りを行います。

・アートディレクター
広告やポスター、Webサイト、雑誌など、さまざまな制作物のビジュアル作成において、責任者となる仕事です。ビジュアルのコンセプト決めやデザイナーへの指示、クオリティ管理などを担当します。


クリエイティブな仕事に向いている人の特徴

ホワイトボードにアイデアを並べ議論をする女性

クリエイティブな仕事に就くためには、どんな資質が求められるのでしょうか。こちらでは、クリエイティブな仕事に向いている人の主な特徴をご紹介します。

作品作りが好きな人

クリエイティブな仕事では、イラストや文章、映像など、さまざまなものを制作します。完成するまでには多くの作業が必要で、ときには何度も修正を依頼されることも。また、自分が作りたいものを作れるわけではなく、仕事ではお客様からの要望に応えなければなりません。さまざまな苦労がありますが、その分、完成したときの喜びは大きくなります。作品作りが好きな人ならやりがいを持って仕事できるでしょう!

流行や新しいものにアンテナを張れる人

より多くの人に興味を持ってもらえる作品を制作するためには、最新の流行を取り入れることも重要です。流行に敏感な人なら、日々新しい情報をキャッチして、作品作りに生かすことができますね。

集中力がある人

クリエイティブな仕事では、日々多くの時間を制作に費やします。飽きっぽい人や一つの場所にとどまることが苦手な人は、作業が遅れてしまうことも。一つのことに集中して取り組めることも、クリエイティブな仕事をする上での重要な資質です。

独自の感性や考えを持っている人

クリエイティブの仕事では、自分にしかない個性を活かして作品に反映させることができる、創造力が大切です。ほかにない作品を作るには、独自の感性や考えを持っていなければなりません。

映画や小説など創作物が好きなこと

クリエイティブの仕事で良い作品を作るには、自分自身がたくさんの良い作品に触れていることも重要となってきます。映画や小説などの創作物が好きで、今世の中で流行っている作品、歴史の中で大きなインパクトを残した作品などにたくさん触れておきたいですね。


クリエイティブな仕事に就くために押さえたい進学先の選び方

デザインをラフに起こすアートディレクター

クリエイティブな仕事に就くためには、どんな勉強をすることが大事なのでしょうか。こちらでは、仕事の種類別に進学先を選ぶときのポイントをご紹介します。

デザイナーやグラフィッカーなど美術系になりたい場合

デザイナー・クリエイターになるための勉強をしたい場合は、美術学部や芸術学部、造形学部などのある大学を検討することがおすすめです。たとえば、デザインを学びたい場合はデザイン学科やビジュアルデザイン学科、絵画を学びたい場合は美術学科や絵画学科などに進むことで専門的な内容を学べますよ。立体の作品を作るクリエイターなら造形学科や彫刻学科なども選択肢に入ります。映像制作のスキルを身に付けたい場合は映像学科やメディア映像学科などで勉強できます。

ライターになりたい場合

ライターは文章を書くスキルが必要な仕事です。文章での表現力や構成力などは、文学部や表現学部などで学ぶことができます。また、なりたいライターの種類によっては、専門的な内容を学べる学部へ進むこともおすすめです。たとえば、シナリオライターなら映画やテレビなどの制作について勉強できる映像学部や映画学部などに進学する道もあります。多様な作品に触れて自分の表現に磨きをかけるなら、クリエイティブを学べる大学を目指しましょう。

ディレクターになりたい場合

ディレクターの仕事には、制作物に対する深い理解が欠かせません。どんな分野の制作に携わりたいかを考えた上で、専門的な勉強ができる学部・学科へ進学することがおすすめです。たとえば、テレビディレクターになるための勉強がしたい場合は、テレビ制作について学べる映像学科やマス・コミュニケーション学科などが候補になります。

また、ディレクターは責任者としてチームメンバーに指示を出す立場となります。そのため、クリエイター・デザイナーとして経験を積んだ後にディレクターを任されるパターンも。たとえば、グラフィックデザイナーとして就職した後、経験を生かしてアートディレクターになるケースがありますよ。その場合は、グラフィックデザイナーになるために美術学部などで勉強した知識・スキルを生かせます。


クリエイティブな仕事に興味があるなら「JOB-BIKI」で進路検索!

クリエイティブな仕事のなかでも、デザイナーやライター、ディレクターと、職業によって勉強しておきたい内容は変わります。自分がどんな方向へ進みたいかをイメージした上で、目標のために勉強できる学校を選ぶことが大切です!クリエイティブ関連の仕事を目指せる大学を調べたいときは、ぜひ「JOB-BIKI」を活用してみてください。たとえば、「人物検索」の「検索ワードを職業ジャンルから選ぶ」から「美術」を選び、さらに「CG・デザイナー」を選ぶと、さまざまなデザイナーの方々が、どんな大学を出たのかを調べることができますよ。

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