逆引き大学辞典逆引き大学辞典

大学から一人暮らしを始める高校生が知っておきたい準備のポイント

2023.08.10

カテゴリー:
大学生になり一人暮らしを始めた女性

大学への入学は、高校までとはまた違った暮らしが始まるタイミングにもなります。無事に志望校へ合格できたら、一人暮らしを始める予定の人もいるでしょう。大学生が一人暮らしをするときは、どんな準備をしておけば良いのでしょうか?今回は、大学生が一人暮らしを始める前に知っておきたい情報収集の内容や、準備しておきたいことなどをお伝えします!


大学生の一人暮らしでよくある疑問

自炊にチャレンジする大学生の男性

「大学生になったら初めて一人暮らしをすることになる」という場合、いろいろなことが不安な人も多いのではないでしょうか。まずは、大学生の一人暮らしでよくある疑問についてご紹介します。

大学生が一人暮らしをするメリット・デメリットって?

大学生が一人暮らしをする大きなメリットの一つが、一人で生活する力が早めに身に付くこと。一人暮らしだと、生きていくために必要な家事などはすべて自分で行わなければいけません。学生のときから一人での生活を経験しておくことで、自活する能力を自然と鍛えることができますよ。

また、大学の近くに部屋を借りることで通学時間を減らし、自由な時間を増やすこともできます。勉強やバイト、サークル活動などに使える時間が多くなり、より有意義な大学生活を送りやすくなるでしょう。

一方で、大学生の一人暮らしはお金がかかります。実家からの仕送りをしてもらうことになり、親の負担が増えてしまうことも。自分でもアルバイトをしてお金を稼ぎながら、なるべく節約することを心がけて生活する必要もあるでしょう。ほかにも、風邪をひいたときなど、体調不良のときに家族に頼ることができず、不安な気持ちを抱えてしまうこともあります。一人暮らしをするときは、こういったことがあるという点も踏まえた上で、心の準備をしておくことが大切です。

忙しい中で家事をすることはできる?

大学生になると、講義や研究、サークル、バイトなど、さまざまなことに時間をとられるようになります。一人暮らしの場合は、忙しい中で炊事や掃除、洗濯などの家事をこなさなければいけません。大変ですが、自分で時間の使い方を考えて有効活用する練習にもなります。

また、工夫次第で家事の時間を軽減することはできます。例えば、洗濯の手間を減らすためにコインランドリーで洗濯・乾燥を済ませる方法があります。一人暮らしであれば洗濯物もそれほど多くないので、コインランドリーに運ぶ労力も少ないはず。ほかには、まかないの出る飲食店のバイトをして、炊事の手間を減らすといった方法も。さまざまな工夫で家事の負担を減らしていくことで、学業などと両立させやすくなりますよ。

女子大生の一人暮らしは防犯対策が必須?

女子大生は特に防犯面が心配という人も多いでしょう。一人暮らしを始めるときは、できる限りの防犯対策をしておくことが重要です。例えば、物件を選ぶときは治安の良いエリアに絞り、オートロックのある2階以上の部屋を選ぶことがおすすめ。階数の高い部屋のほうが、窓からの侵入を防ぎやすくなるためです。また、怪しい来客には応答しないで済むよう、モニター付きインターホンのある家を選ぶのも一つの手です。


大学生が一人暮らしをする際に行う情報収集や準備

アパートの近くのスーパーマーケットで買い物をする大学生の女性

大学生が一人暮らしを始めるときには、どんな情報を集めて、どんな準備をしておくと良いのでしょうか。一人暮らしをするときに調べておきたいポイントをご紹介します。

通学できる距離にある街や地域の見当を付ける

大学生が一人暮らしをする街や地域を選ぶときは、通学の利便性を考えることが重要です。毎日の通学時間が長すぎると疲れてしまうほか、勉強やサークル活動などに使える時間が減ってしまうことも。大学までの距離を考慮して、通学しやすいエリアを選びましょう。

また、住む場所によってバスや電車、自転車、徒歩など、どの交通手段で通うことになるかが変わってきます。ラッシュ時や天候が悪いときのことなども想定して、どんな方法で通学したいかも検討しましょう。例えば、電車などの混雑を避けたい場合は大学から近い場所に家を借りて、徒歩や自転車で通学することがおすすめです。

住みたい街の家賃の相場はどのくらいか調べる

家賃の金額は、毎月の生活費の中でも大きな割合を占めます。自分の予算に合わせた物件選びをする必要があるので、住みたい街が見つかったら家賃相場を調べてみましょう。賃貸物件情報サイトなどを利用すると、一般的な相場や条件に合った物件を調べることができますよ。

また、家賃を抑えたい場合は学生寮やシェアハウスといった選択肢も。学生寮の場合、入寮のために必要な条件が設けられていることもあるので確認しておきましょう。

住みたい家の周辺にはどんな施設があるか確認する

快適で便利な生活を送るためには、住みたい家周辺の環境を確認しましょう。まずは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、食品や日用品を購入できるお店の有無をチェックすることがおすすめです。これらのお店が近くにあると、日常の買い物がスムーズに行えます。銀行や郵便局なども利用する機会があるので、近くにあると便利です。外食することが多くなりそうな場合は飲食店の種類や数も確かめておきましょう。

また、大学からの一人暮らしでは、地方から都会へ出てくるケースの人も少なくありません。都会のほうが施設の数が多く、家の周辺環境も充実していることが多くなります。ただ、都会は基本的に人が多く、時間帯によっては店がとても混雑してしまいます。最初のうちはびっくりしてしまうこともあるかもしれませんね。混雑を避けたい場合は講義の合間を利用し、人が少ない時間帯を狙うことがおすすめです。
加えて、都会は家賃や駐車場代などが高いことも特徴です。地方の場合は大学生も車やバイクなどを持っていることがありますが、都会の場合は基本的に公共交通機関を利用することになるでしょう。

必要な予算を計算して住みたい物件を決める

一人暮らしを始めるためには、まずは自分に合った物件を見つける必要があります。最初に予算を考慮して、どの程度の家賃なら住めるかを検討しましょう。仕送りの金額や奨学金の有無、アルバイトで稼ぐ予定の金額などを計算し、家賃や共益費、光熱費などが予算内に収まるかを確認することがポイントです。引っ越しには敷金や礼金、家具・家電購入費などの初期費用もかかるので、忘れずに計算しておきましょう。


大学生の一人暮らし情報はオープンキャンパスで集めてみよう

オープンキャンパスに参加する高校生

進学先を検討するときにぜひ行っておきたいのがオープンキャンパスです。各大学で開催されているオープンキャンパスでは、そこに通っている先輩から直接話を聞ける機会があることも。一人暮らしを予定している人は、先輩に気になることを質問してみましょう。

≪質問例≫

  • 一人暮らしで住むのにおすすめのエリアはどこですか?
  • 一人暮らしの人はどのくらいバイトをしてますか?
  • 大学最寄り駅の路線はどのくらい混みますか?
  • 研究と一人暮らしを両立するのは大変ですか? など

【チェックシートあり】オープンキャンパスのチェックポイント

オープンキャンパスとは?参加のメリットや参加先の選び方を解説


大学選びに迷ったら「JOB-BIKI」で進路検索!

大学生になって一人暮らしを始める前に知っておきたいポイントや、やっておきたい情報収集の内容などをご紹介しました。初めての一人暮らしで不安な人も多いかもしれませんが、事前にできる限りの準備をしておくことが大切です。今回お伝えしたことも参考にしながら、新生活への準備を少しずつ進めていきましょう!

また、一人暮らしを始めるにあたって悩みやすいのが資金の問題です。引っ越しの初期費用はもちろん、その後の家賃をはじめとする生活費がかかります。経済状況によっては、一人暮らしをするのが厳しいという方もいるかもしれません。そんなときは、学費関連の制度をチェックしてみることがおすすめです。奨学金を借りるほか、授業料の軽減・免除などの制度を利用できる場合があります。さまざまな制度があるので、事前に調べておきましょう。

国公立大学の学費はいくらかかる?必要な金額や私立大学との差を紹介

大学無償化制度の利用条件は?支援内容や申請方法、注意点を解説

奨学金&教育ローンの基礎知識

奨学金の正しい使い道は?奨学金の利用目的や大学生活でかかるお金

よく読まれている記事

タグで記事を絞り込む