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ジャーナリストの仕事とは?種類・年収・なり方を徹底ガイド

2023.10.18

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最終更新日: 2025.10.21

インタビューをするジャーナリスト

「ジャーナリストって、実際どんな仕事をするの?」
そんな疑問を持っている高校生は多いはずです。ニュースを伝える仕事というイメージはあっても、実際にどんな働き方があるのか、どうすればなれるのかまではわかりづらいですよね。

この記事では、「ジャーナリストとは何か」を簡単に解説しながら、新聞記者や放送記者、雑誌記者、フリーライター、キャスターといったさまざまな職種の違いや、仕事内容、必要な資質や年収の目安まで詳しく紹介します。

さらに、ジャーナリストになるために目指すべき大学・学部、必要な資格や就職先についても解説。知的好奇心を満たしながら、社会に影響を与える仕事に興味があるなら、きっと参考になるはずです。

ジャーナリストのほかにも、テレビ・ラジオや新聞などで、さまざまな情報を伝える仕事全般を「マスコミ」と言います。人に何かを伝える仕事がしたい人は、マスコミの仕事も検討してみてはいかがでしょうか?
マスコミの仕事のやりがいとは?就職先や仕事の種類、年収などを解説 – 逆引き大学辞典 (gyakubiki.net)

ジャーナリストとは?

テレビに出るジャーナリストのイメージ

ジャーナリストとは取材やインタビューを行い、分析した結果や問題点を自分の意見を交えて発信する職業です。ただ情報を伝えるのではなく、調査結果や専門知識をもとに自分の意見も交えて伝えるため、非常に影響力のある仕事と言えるでしょう。

発信の場としては、テレビや雑誌、インターネットなどがあります。ジャーナリストの代表的な職業は、以下のとおりです。

  • 新聞記者
  • 放送記者
  • 雑誌記者
  • フリーライター
  • キャスター

新聞記者

新聞記者は、新聞に載せる記事を書く仕事です。政治や経済、スポーツなど、それぞれ担当する分野が決まっています。たとえば政治担当なら国会や政党を、社会担当なら事件や事故の現場を取材します。

記者会見に参加したり、政治家や関係者にインタビューしたりして情報を集め、パソコンで記事を書きます。朝日新聞のような全国紙から地域のニュースを伝える地方紙、スポーツ新聞までさまざまな種類があります。最近は新聞社もインターネット版を充実させており、スマホ向けの記事も作成します。

毎日締切があるため忙しい仕事ですが、多くの人に大切な情報を伝えられるやりがいのある職業です。

放送記者

ジャーナリストの主な職業の一つである放送記者は、原稿を書くことと現場からニュースを伝えることの両方を行います。

放送記者には、主に現場で取材活動を行う「取材記者(外勤記者)」と、放送局内でニュース番組の作成や編集を行う「内勤記者(編集記者)」の2種類がいます。取材記者は、事件現場などから生中継でニュースを伝えたり、スタジオからレポートしたりする役割を担います。同時に、取材で得た情報を整理し、アナウンサーが読むためのニュース原稿にまとめます。

一方、内勤記者は、取材記者から送られてきた原稿や映像データを編集し、視聴者が理解しやすいように簡潔にまとめ、限られた放送時間に収まるように番組を作り上げます。突発的な事件が発生した際には、緊急ニュースを作成することもあります。

雑誌記者

雑誌記者は、週刊誌や月刊誌などで特集に合わせたテーマを取材し、記事を書く仕事です。編集会議で決まった内容にそって、関係者に話を聞いたり、資料を集めたりして情報を収集します。

新聞記者とちがって取材にかけられる時間が長く、1週間や1カ月かけて深く調べることができます。

どの雑誌の記者でも「ジャーナリスト」と呼ばれるわけではなく、社会問題や政治、経済などを取り上げ、事実をもとにした報道をする記者がジャーナリストです。

ファッション誌やエンタメ系の雑誌など、読み物としての楽しさを重視した内容を書く記者は、一般的にジャーナリストとは言いません。

フリーライター

フリーライターは、出版社や編集プロダクションなど特定の企業に所属せず、フリーランスとして雑誌やWebサイトなどに記事や原稿を執筆する人です。

ジャーナリスト系フリーライターは「社会の問題を見つけて伝える」のが仕事です。ふだんは見えにくい問題(社会的弱者や少数派の声、企業や行政の隠れた問題・不祥事など)を自分で調べ、世の中に知らせる役割があります。ときには数ヶ月かけて、一つのテーマをじっくり取材することもあります。

キャスター

キャスターは、テレビやラジオのニュース番組で視聴者に情報を伝える仕事です。原稿を読むだけでなく、難しいニュースをわかりやすく解説し、記者や専門家との対話も行います。緊急ニュースが入ったときは、状況を整理して視聴者に正確に伝える大切な役割があります。

アナウンサーが決められた原稿を正確に読み上げることが主な仕事である一方、キャスターは番組進行や解説も担当し、自分の意見や考えを伝えることもできる点が大きな違いです。

アナウンサーについては、以下の記事で詳しく解説しています。

アナウンサーになるには?仕事内容ややりがい、必要な資質などを紹介

ジャーナリストとルポライターとの違い

ジャーナリストと似た仕事にルポライターがあります。どちらも現地に赴き、取材や記録をもとにレポートや記事を作成するのが仕事ですが、大きな違いは自分の見解が入るかどうかです。

ジャーナリストは、主観的な意見や主張を含めながら伝えるのに対し、ルポライターは起こったことをありのままに伝えるのが使命です。事実をそのまま伝えるルポライターは、「ノンフィクション作家」とも呼ばれています。

ルポライターをはじめとするライターの仕事に興味がある人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!

ライターになるには?仕事内容ややりがい、種類やなり方を解説 – 逆引き大学辞典 (gyakubiki.net)

ジャーナリストの仕事内容

ジャーナリストは分野によって仕事内容はさまざまですが、共通する仕事内容は主に以下の3つです。

1:企画
ジャーナリストの仕事は、何をどうやって、どの順番で伝えるかを考える企画から始まります。価値ある情報を届けるためには「人々が知りたい真実は何か」を常に考え情報収集しておくことが大事です。

2:取材やインタビュー
企画を終えたら、次に取材やインタビューを行います。どれだけ大きなニュースを報道しても、その内容に事実と異なるものがあってはジャーナリスト生命に関わります。真実を伝えるジャーナリストにとって、取材やインタビューは一番大事な仕事と言えるでしょう。

取材でもっとも大事なことは、まずは自分の目で現場を見ることです。現場のにおいや音、雰囲気などを感じることで、臨場感のある伝え方ができ、人々に響く報道ができるからです。

報道内容の信憑性を高めるために、関係者へのインタビューも行います。慎重に裏取りすることで信頼性の高い報道を目指します。

3:執筆活動や映像作成
裏取りした情報やインタビューは、記事や映像にして配信します。事実をいかに分かりやすく伝えるかに加え、自分が現場やインタビューから感じたことも織り交ぜます。ニュースや新聞に載せる場合はスピードが求められるので、タイトなスケジュールでこなすことが多く、とても忙しいです。

ほかにも、テレビ出演をして報道内容に補足説明を加えたり、報道から分かることを解説したりする人もいます。

テレビ関係の仕事に興味があると言う人は、テレビ業界についてまとめた以下の記事も参考になるはずです!
テレビ業界で働く魅力はどのようなところ?主な職種とおすすめの学部 – 逆引き大学辞典 (gyakubiki.net)

専門分野別|ジャーナリストの種類と特長

政治ジャーナリストの取材を受ける政治家

ジャーナリストと一口に言っても、実は専門分野によってさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴や求められるスキルがあります。報道の最前線で活躍する専門ジャーナリストたちの世界を見てみましょう。

政治ジャーナリスト

政治家の動向や政策分析、選挙報道を中心に行います。国会や地方議会での取材、政治的なスキャンダルの調査なども重要な業務です。政治の裏側を探り、国民に正確な情報を伝える役割を担っています。

【向いている人】

  • 政治に強い関心がある人
  • 権力者に対しても臆することなく質問できる勇気のある人
  • 長時間の取材にも耐えられる忍耐力のある人
  • 情報の真偽を見極める判断力のある人

経済ジャーナリスト

企業の動向や市場分析、経済政策の解説を行います。株式市場や金融業界、各産業界の取材を通じて、経済の流れを読み解き、一般の人にもわかりやすく説明することが求められます。景気動向や企業業績なども重要な取材対象です。

【向いている人】

  • 数字に強く、経済の仕組みに興味がある人
  • 市場の変化に敏感に反応できる人
  • 企業経営者や専門家とのネットワークを築ける社交性のある人

国際ジャーナリスト

海外情勢や国際関係、外交問題の報道を担当します。戦争特派員や海外駐在記者として現地に赴き、直接取材を行うこともあります。言語の壁を越えて情報を収集し、日本の読者に世界の動きを伝える仕事です。

【向いている人】

  • 語学力がある人
  • 異文化への理解と適応力のある人
  • 危険な地域での取材もあるため、強い使命感と勇気がある人

スポーツジャーナリスト

スポーツ選手へのインタビューや試合の詳細な分析を行います。競技の魅力を伝えるだけでなく、スポーツ業界の問題や新たな話題を掘り起こすことも重要な仕事です。選手の人間性や競技への取り組みを深く取材し、読者に感動を届けます。

【向いている人】

  • スポーツが好きで、競技に対する深い知識と理解のある人
  • 選手や関係者との信頼関係を築けるコミュニケーション能力が高い人

ジャーナリストの年収

ジャーナリストの平均年収は300万円~600万円程度です。フリージャーナリストになれば年収1,000万円を目指すことも可能です。

ジャーナリストの種類別に年収をまとめたので、参考にしてみてください。

新聞記者680.5万円
放送記者680.5万円
雑誌記者680.5万円
フリーライター300~600万円
キャスター551万円

ジャーナリストの中でもイメージしやすい新聞記者の年収についてまとめました。厚生労働省の「職業情報提供サイト」によると、新聞記者の平均年齢は41.5歳で、平均年収は680.5万円です。日本の平均年収は460万円程度なので、新聞記者の年収は平均よりも高いことがわかります。

新聞記者の年齢別の平均年収をまとめました。

年齢平均年収
20代400~500万円
30~40代500~800万円
40~50代800~1,000万円

新聞記者の年収は会社の規模によって異なります。大手新聞社の場合、若手記者でも年収が500万円を超えることがあるようです。ただ、支給されたカメラ以外に使いたいカメラを購入したり、取材の延長である会食費が必要だったりと、いい記事を作るには相応の出費が伴うことも覚えておきましょう。

ジャーナリストになるには?

ネットニュースのイメージ

ジャーナリストになるには、具体的にどのようなルートがあるのでしょうか?ジャーナリストになるための方法について解説します。

ジャーナリストの世界の現状

インターネットの普及に伴い、情報収集のツールが新聞やテレビからスマートフォンに置き換わっています。これにより、新聞業界で働いていたジャーナリストは、競合他社以外の動向も気にかける必要が出てきました。YouTubeやSNSなど、スマートフォンの中でビジネスを展開する企業すべてがライバルになっているのです。

また、情報があふれる現代では、情報の正確性が重要視されるようになりました。中立的な視点と鋭い分析力を持つジャーナリストは、今後さらに需要が高まるでしょう。

ジャーナリストになるための勉強ができる大学・学部

「特定の学部や学科を卒業しなければジャーナリストになれない!」ということはありませんが、マスコミ学やジャーナリズム論を学んでおけば、現場に出た時に役立つでしょう。また、社会学部でもメディアについて学べることが多いようなので、調べてみてください。

ジャーナリストになるための勉強ができる大学や学部・学科をまとめたので、参考にしてください。

【国公立】

【私立】

専修大学文学部のジャーナリズム学科では、ジャーナリストの現場で役立つ実践的な力が養えます。具体的な学びの内容は以下の通りです。

  • 取材・報道の方法(情報収集や発信のあり方)
  • 情報の整理・編集
  • メディア制作
  • データの収集・分析・活用法

ジャーナリストの基礎から、製作者や編集者、スポーツ記者などに必要なスキルまで幅広く学べますよ!

ジャーナリストに必要な資格や受験すべき試験

ジャーナリストになるために必要な資格や試験はありません。ただ「ニュース時事能力検定 」や「日経テスト」を取得しておけば、報道機関で働くための基礎知識を持っている証明になるため、就職の際に有利になるかもしれません。

「ニュース時事能力検定」は、メディアのニュース報道を理解し、最新の出来事に対する知識と判断力をテストする試験です。「日経テスト」は、日本経済新聞社と日本経済研究センターが運営している、経済知識を測るためのテストです。

どちらも受験資格に制限はないので、高校生でも受験できますよ!

ジャーナリストになるために目指すべき就職先

ジャーナリストの種類別に目指すべき就職先をまとめたので、参考にしてみてください。

ジャーナリストの種類主な就職先
新聞記者・全国紙(朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞など)
・地方紙
・通信社(共同通信、時事通信)
放送記者・テレビ局(NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日など)
・ラジオ局
フリーライター・雑誌社
・出版社
・Webメディア
・オンラインニュースサイト
キャスター・テレビ局(報道番組、情報番組)
・ラジオ局
・インターネット放送局

ジャーナリストになるためには、新聞社や出版社、放送局などのマスコミ関係の企業に就職するのが一般的です。

ジャーナリストとして活躍された立花隆さんは、文藝春秋で週刊文春の記者として活躍していた経歴があります。

小説や漫画、雑誌などの読み物作りに携わりたい人は、出版社がおすすめです!ぜひ、以下の記事も参考にしてみてください。

出版業界の仕事内容は?関連する職種やおすすめの学部 – 逆引き大学辞典 (gyakubiki.net)

ジャーナリストの仕事のやりがい

テレビ業界のイメージ

ジャーナリストの仕事のやりがいは、以下のとおりです。

  • 自分の制作した記事や映像が発信される
  • 自分の発信した内容に関して反響がある
  • 知的好奇心が満たされる

・自分の制作した記事や映像が発信される
ジャーナリストは、取材やインタビューを記事や映像にして人に届ける仕事です。自分の表現したものが世間に発信されることは大きな責任も伴いますが、やりがいを感じられる要素のひとつです。

・自分の発信した内容に関して反響がある
ジャーナリストが発信した記事や映像に対して、取材やインタビューをした人からは反応をもらうことが多いようです。しかし、読者や視聴者からの反応が届くことはそう多くなく、「自分が発信した記事や映像は、届けたい人に届いているのだろうか?」と不安に思うこともあるようです。そのぶん反応をもらったときの喜びは大きいでしょう。

たとえば、あるジャーナリストは、病気に効果のある物質が発表された論文を見つけて、いち早く記事にしたところ、病気のご主人を持つ読者から「希望をいただきました」と感謝の手紙が届いたそうです。自分の発信した内容が、人の人生に良い影響を与えられたとき、大きなやりがいを感じられるでしょう。

・知的好奇心が満たされる
仕事を通して知的好奇心が満たされることも、ジャーナリストのやりがいと言えます。ジャーナリストの多くは、スポーツジャーナリストや政治ジャーナリストのように、特定の分野に特化していることが多いです。自分の得意分野について発信する過程で、常に業界の最新情報に触れ、日々知識を蓄えられます。ジャーナリストの仕事は知的好奇心旺盛な人にとって、とても魅力的な仕事でしょう。

ジャーナリストの仕事の流れ

ここではジャーナリスト中でもイメージしやすい、新聞記者の仕事の流れについて紹介します。

時間業務詳しい業務内容
7:00新聞チェック・起床後、出社までに自社の新聞やライバル社の新聞をチェックする
9:00出社・取材・一度新聞社へ出社してスケジュール確認をしてから取材現場へ向かう
・そのまま現場へ直行して取材を行うこともある
12:30執筆・昼食休憩・一般的な会社員と違い、とくにお昼休憩の時間は決まっていない
・夕刊の執筆締め切りに追われているときは、昼食時間が遅くなることもある
13:30取材・執筆・取材や執筆
・次の日の朝刊に載せる記事の執筆を行う(締め切りはだいたい18時~20時)
18:00退社・デスクと呼ばれる上司に原稿を確認してもらい、問題がなければ退社する
18:00~会食・週2~3のペースで、取材先の人と会食に行くことが多い
・オフレコの話を聞けたり、人脈を作れたりする大事な時間

実際の仕事時間は取材や締め切りによって、不規則なことが多いです。また「夜討ち朝駆け」といって、取材対象者が自宅にいるであろう、早朝7時ごろや夜の21時ごろを狙って取材に赴くこともあります。自宅に行けば必ず会えますし、気を抜いていることも多く、普段聞けない話を聞ける可能性があるからです。

ジャーナリストに必要な資質と能力

報道陣

ジャーナリストにはどのような資質や能力が求められるのでしょうか。ここでは、ジャーナリストにとくに重要な資質・能力を押さえておきましょう。

・知的好奇心が強い
ジャーナリストに欠かせない素質のひとつに知的好奇心の強さが挙げられます。知的好奇心とは「物事を深く知りたい」と思うことで、この気持ちがないとジャーナリストとしてやっていくのは難しいです。「誰が取材しても事実はひとつじゃないの?」と思うかもしれませんが、事実の裏にある事情や問題をどこまで掘り下げて調べられるかが、ジャーナリストの腕の見せどころなのです。

たとえば、スポーツジャーナリストがある試合について解説するとき、ただ勝ち負けだけを解説してはつまらないですよね。これまでのチームの歩みや、事実に基づいた自分なりの解釈を入れて解説するからこそ、視聴者に感動や気づきを与えられるのです。

知的好奇心が強い人は「なぜ?」を追求し、ひとつの出来事を深掘れるため、ジャーナリスト向きと言えるでしょう。

・正義感が強い
正義感が強いこともジャーナリストに必要な資質です。ジャーナリストは、権力者の行動を監視し、社会で起きている不正や隠された問題を明るみにすることもあります。そのため、権力者や大衆から、嫌われたり敵に回したりすることも覚悟のうえで行動する必要があるのです。「人に何を思われても真実を報道したい!」という正義感の強い人に向いていると言えるでしょう。

・体力・精神的にタフである
ジャーナリストの仕事は不規則になることも多いため、体力に自信があることも大事な資質です。「夜討ち朝駆け」というように、早朝7時ごろや夜の9時ごろに取材を行うことも珍しくありません。また、新聞記者やニュースディレクターは、記事執筆や映像編集をタイトなスケジュールでこなす必要があるため、プレッシャーに強い精神力も必要でしょう。

ジャーナリストに必要な資格や受験すべき試験

ジャーナリストになるために必要な資格や試験はありません。ただ「ニュース時事能力検定 」や「日経テスト」を取得しておけば、報道機関で働くための基礎知識を持っている証明になるため、就職の際に有利になるかもしれません。

「ニュース時事能力検定」は、メディアのニュース報道を理解し、最新の出来事に対する知識と判断力をテストする試験です。「日経テスト」は、日本経済新聞社と日本経済研究センターが運営している、経済知識を測るためのテストです。

どちらも受験資格に制限はないので、高校生でも受験できますよ!

ジャーナリストになるために目指すべき就職先

ジャーナリストになるためには、新聞社や出版社、放送局などのマスコミ関係の企業に就職するのが一般的です。

ジャーナリストとして活躍された立花隆さんは、文藝春秋で週刊文春の記者として活躍していた経歴があります。

小説や漫画、雑誌などの読み物作りに携わりたい人は、出版社がおすすめです!ぜひ、以下の記事も参考にしてみてください。
出版業界の仕事内容は?関連する職種やおすすめの学部 – 逆引き大学辞典 (gyakubiki.net)

ジャーナリストになった後のキャリアプラン

朝日新聞 東京本社

ジャーナリストの中には、マスコミ関係の企業でジャーナリズムの基礎を学び人脈を築いたあとに、フリージャーナリストとして独立する人もいます。

ここでは、ジャーナリストの中でもイメージしやすい新聞記者のキャリアプランについて解説します。
新聞記者のキャリアプランを表にまとめたので、参考にしてください。

肩書仕事内容
記者ネタを探して取材や撮影を行い、記事を執筆する
サブキャップ
キャップ(ベテラン記者)
記者のリーダー的な立場で、部下の教育や重要な取材を任されることが多い
デスク記者の上司にあたる存在で、記事は書かず記事のチェックを行う
編集局長新聞紙面の最終チェックを行う最高責任者

新聞社で記者として働いたあと、別のキャリアを築く人もいます。たとえば、田原総一朗さんは新聞社で政治記者として働いたのち、政治評論家として多くの番組に出演しました。

(まとめ)ジャーナリストを「JOB-BIKI」で検索しよう

ジャーナリストは、世の中で起こった出来事の真実を伝える非常に影響力のある仕事です。その分野は幅広いので、自分の好きなジャンルをとことん突き詰めてみたい人や、世の中の真実を暴きたいという人にはピッタリの仕事です。

ジャーナリストになるためにどのような大学を選べばいいのか迷っている方は「JOB-BIKI」を活用してみてください。「JOB-BIKI」の人物検索で「ジャーナリスト」と検索すると、ジャーナリストとして活躍している人たちの出身大学がわかります。ぜひ、進路選びの参考にしてくださいね。

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