Menu

興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

学問ディスカバリー イメージ

どんな分野?

カウンセリングとは、心の問題を抱えた人々を支援する「心理カウンセリング」を主に指します。その役割を担うカウンセラーは、精神的な悩みをもっている人の話を聞く一方で、その人に語りかけ、言葉のやり取りを通して問題の改善に努めます。また、カウンセリングでは臨床心理学の分析手法で複雑な心の仕組みに迫り、内面に潜んでいる原因を究明します。それは目に見える傷病と異なり、非常に慎重で困難な作業といえるでしょう。
犯罪、災害、ハラスメント、虐待、格差、いじめ、差別など、現代の日本社会は多くの問題を抱えています。これに伴って心のケアを必要とする人は増加傾向にあり、カウンセリングの社会的役割は重要なものになっています。

活躍の舞台

カウンセリングを学び、その専門知識や技術を修得した人は、教育(学校ほか)、保健医療(病院、保健所ほか)、福祉(児童相談所、高齢者総合センターほか)、司法(少年鑑別所、刑務所ほか)、産業(一般企業ほか)など幅広い分野での活躍が期待されます。それぞれの現場で「スクールカウンセラー」「企業内カウンセラー」「キャリアカウンセラー」など職業名や、その資格取得も異なりますが、いずれも相談相手の悩みを真摯に聞き、適切なアドバイスを行うことを目的とします。
心の専門家であるカウンセラーには、悩める人の心を解きほぐしていく技術に加え、弱い立場に置かれた人をいたわる気持ちと、高い倫理観や道徳に基づく豊かな人間性が欠かせません。

学問へのアプローチ

人文科学系統「心理学」が代表的な学問です。大学では人間の心を理解することを目的に、人の感じ方や考え方の仕組み、日常生活や仕事から生じる心の問題などを学び、悩みの原因の特定や解決法、予防法などを身につけていきます。
このほか、「社会学」には複雑に入り組んだ現代社会における心のあり方を考える研究領域「社会心理学」があります。児童へのカウンセリングには、子どもの健全な成長を導く教育方法を追究する「教育学」も学びの対象となるでしょう。
なお、カウンセラーをめざすなら大学院に進学し、「臨床心理士」(民間資格)、あるいは「公認心理師」(国家資格)の資格取得が望ましいといわれています。

このキーワードについて学べる学問分野

哲学・心理学

人類の根源的な疑問=「人間とは何物か」「何が生きる意味や価値か」という“こころの問題”に思索や論理を通じて迫るのが哲学、科学的なしくみとして解決しようとするのが心理学

教育学

教育の本質を捉え、学校や職場、地域社会において人間の可能性を伸ばすシステムと技法を研究する学問分野。老若男女すべての「学ぶ人」に理想的な教育の環境を提供することが大目標

人間科学

人間の心と身体のメカニズムをトータルに捉え、多面的な側面や要素をを備えた人間そのものに深く切り込む学問。人間だけが獲得した、動物とは一線を画した能力や要素の秘密を探る

社会学

家庭・地域・学校・企業など人間が作っている「組織」のしくみやはたらきを検証し、そこに生起する種々の現象を解析。社会病魔、福祉、環境、メディアといった現代的課題に迫る

児童学

家庭における「育児」に着目し、子どもの成長過程、親子・きょうだいの関係などを総合的に研究する。子どもの個性や感性をどう育むか、安心できる子育て環境の整備などがテーマ

大学パンフレットを請求してプレゼントをもらおう!

年間合計1,020名に当たる!
プレゼントの詳細はこちら
大学のパンフレットを請求

逆引き大学辞典について

逆引き大学辞典

全国の高等学校約1,200校で利用されている学科から大学が探せる「逆引き大辞典」インターネット版。  所在地、国公私立、学科系統、学科名やキーワードで設置大学を検索。

進学イベントのご案内

全国各地で実施される進学イベントの開催情報はこちらから。